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オカリナ教室★蟹江町☆別所教室 四日市☆あさけプラザ(蟹江町はピアノ・歌レッスンあり)個人レッスン・カルチャー教室

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間違えずに演奏すること

2018-01-30 13:59:59 | レッスン・演奏日記

5歳の娘には遊び程度で積極的に本格的に音楽は教えていませんが、通園先で毎日歌やら楽器やらやっているため、
帰宅してからもそれをおさらいしたり楽しんでいたりする姿はよくみられます。
それでもほとんど声はかけませんが、「聴いて」「教えて」と言われたら応じます。

そんな日々の中で気になることがありました。
それは娘が譜面どおりに『間違えずに演奏すること』を最も重要視しているということ。

これは娘に限らず言えることですが、
少なくともここ日本では、間違えずに演奏できることこそ一番よい演奏だと思っている方が多くいます。
生徒さん同士でも、間違えの有無がお互いの評価の基準になっていることがある。
よい演奏だったと心から誉めても、音を間違えたことが受け入れられず落ち込まれる方もいらっしゃる。

よくあるのが、ピアニストの辻井さんについて「目が見えないのに間違えずに弾けて凄いですよね」という評価。
が、辻井さんにとって全く嬉しくない賛辞でしょうね。
聴いて欲しいのはそこではないはず。


確かに超絶技巧をノーミスで演奏できたらそれはひとつの素晴らしいパフォーマンスになるだろうし、
プロになり演奏でお金をとるようになればノーミスは当たり前にはなります。

ただしそれがすべてになりますと、音楽が失われたり、ただの音の羅列でしかなくなってしまう。下手したら雑音です。
朗読に例えるのなら、抑揚が無くお経みたいになったり、繋がりのない昔のロボットのような話し方になってしまったり…


日本人は真面目で完璧主義だとも言われています。間違いに寛容ではない。
日本人が西洋音楽の本場であるそこでなかなか評価されてこなかったのはこの気質が原因だとも言われてますね。

間違えないことに比重を置きすぎて他が磨かれていないため、演奏がつまらない。

今は日本人もその点だいぶ意識も変わってきたと思いますが、
草の根レベルだとまだまだなのかなと思います。娘の環境もそうなのでしょう。


ではよい演奏というのはどういうものでしょうか。




もったいぶって、次回に続く。