鯛釣草

2005-04-20 | Weblog
なので、ネットで花探しの散歩をしていたら
とても懐かしい花ケマンソウの写真を見つけました。
山野草なので、この辺りでは滅多に見られないと思います。
実家も平地なのですが庭には樹が多くて、木陰に育つ
山野草に丁度合うのかエビネなどが元気に咲いていました。

写真は四季の山野草さんから頂きました

  華鬘草(ケマンソウ)
  
物心付いた頃から毎年春に咲いていたのですが、
家の建て替えや庭木の植え替えなどで環境が変わったからか
姿を消してしまい、とても寂しいです
ケマンソウという名前は知らなくてタイツリソウと呼んでいました。
間違いではなく、そういう別名もあるようです。

花形が面白いだけでなく、とても不思議な花でした。
鋏で切って家に飾っても水揚げが出来ずしぼんでしまうのです。
だから人に分けてあげるわけにいきません。
(実家には花が多かったのでご近所さんや母の友人、あるいは
通りがかりの人が花をもらっていくことが度々ありました。)
理由を言ってお断りしているのに、それでも欲しいと言う人がいて
仕方なく切ってあげたことがあると母が話しておりました。
花にはとても可哀想なことですね

ところが、ある日、母がどこかから聞いてきたのか
ふと思いついたのか今はもう分かりませんが
この花を切って水揚げする方法を見つけたのです。
朝早く切るのだそうです。母曰く「花が寝ている間に」・・・
つまり花にとっては騙し討ちですね。。
そうやって切られたために花が嫌がって咲かなくなったとか?
まさか、そんなことはないと思いますけど