見たら食べたくなるでしょ?

2005-05-31 | Weblog
が止んでになったので散歩兼買い物へ出たら
だんだんて暑くなってきました。

肌寒くて厚着してきたのに~~でも久しぶりの散歩は爽やかです。
帰省から戻ったあと、気忙しさや悪天候でついサボってました。
もう五月も終わりなんですね
でも、これも久しぶり ウグイスが鳴いてました
いつ頃まで聴けるものなんでしょうね?

季節が変わっていくのを示すように、前と違うお花が咲いています
もうすぐ梅雨なのかな?と思わせる花・・・
  アジサイも色づき始めました。ここのは早~い。
  

  ドクダミも、これからどんどん増えますね。
  

この時期、あちこちに赤い実が
サクランボではなさそう・・・グミ?他に知らない実もたくさん・・・
小鳥がやけに集まっている場所があるなと思ったら
美味しそうな実がありました!
ブルーベリーに似ているような気がします。。
  

これは分かります ビワですね。
  

美味しそう~ 思わず買ってしまいました
例によって季節モノ好き
  
小さい実で、しかも「おつとめ品」5個で126円です
でも6個で500円以上もしていたビワより見た目はツヤツヤ・・・
まだ食べていないので味は分かりません

故郷便り7:本は捨てたくない!

2005-05-31 | Weblog
<20,21日> 実家にて

一昨年の秋、父の十三回忌と母の七回忌を一緒に行いました。
母の死後、実家はずっと空き家です。
「貸して欲しい」という話もあったようですが
貸すとなると家財道具の整理もせねばならず
その他にも煩わしいことがありそうで、お断りしました。

それに実家には仏壇も置いてあります。
将来はどうなるか全く分かりませんが、とりあえず今は
このまま実家を維持していきたい・・・姉も同じ気持ちのようです。
いえ、恐らく姉の方が強い気持ちでそう考えているはず。。
"家"に縛られたくないと反発する私と違って、姉は素直なので
「長女だから家を継ぐんだよ」と言われてそのつもりでいたようです。
なのにお嫁に行ってしまった・・・そんな責任を感じているのかも?
だって、毎月21日(母の月命日)にお寺さんに来てもらうなんて
私だったら続けていられなかったと思うのです。

一応10時頃という約束にはなっていますが時には早く
いらっしゃる日もあるので9時くらいに行って待っています。
その日早めに行くか前日に行くかして玄関から仏間までだけでも
簡単に掃除をし仏壇と床の間に花を活けて。
かなり忙しい農家の主婦でありながら毎月ちゃんと。
どうしても時間が無くて休んだ月もあると言ってましたが。
私には出来ないという驚嘆と感謝で頭が下がります。。

今回は私も少し協力出来ました
ついて行って、ちょっと丁寧に掃除するのを手伝っただけですが。
田植えも終わって少し余裕があるらしく「ついでにガラクタでも
片付けようか」と姉は張り切っています。
母がとにかく物を捨てない人だったので、亡くなった後にも
二人で片付け、その後も姉が義兄にも手伝ってもらったり
しているのですが、まだまだ色んなものが処分を待っています
正月は寒く盆は暑くてヤル気が出ませんから
こういう気候の良いときがチャンスなのです!

実を言うと、母のことは非難できません
自分が捨てられないものを実家に置いたままにしたり預けたり・・・
姉のもあるけれど私の荷物がかなり残っていました
一番多いと思われるのは本ですね。。
結局この日は、本を多少整理しただけで終了しました

私達の教科書(小学校!)まで全部とってあったけれど
それは捨てるしかないので後回し。
古いコミックや文庫本も売れるんじゃない?と姉が言い出したため
大まかに分類しながら紙袋に詰めること何十冊?
実は相当のマンガ好きだった私、まだ多少未練はありましたが
母や伯母の荷物の多さを見て猛反省して、諦めました
  ちなみに、この古い本たち、600円で売れたそうです。
  この日姉と行った古本屋は潰れてました
  後日、優しい義兄と便乗してマンガ探しをしたい甥が
  姉にお付き合いしてくれたんですって。
  人気があったコミックの背が完全に色あせてなければ
  1,200円だったとか。。残念!
  他にも一杯本があるから早めに処分するべきかも?

翌21日、9時頃に行って二人で庭の草むしりをしていたら
10時より少し早めに"お寺さん"が現れました。
小学校時代に習字を教えてもらった厳しい先生なので
大人になっても緊張・・・すっかり穏やかになられて
全然怒られないよと姉は言ってましたけどね。

雨が降ったわけでもないのに、やけに山が近く見えたので
家の近所から撮影しました。田舎でしょ?
遠くの山が見やすいように大きい写真で載せてみます。

平らなので近く見えますが相当の距離があります。
この場所からだと樹に遮られますが、右側には佐渡も薄く見えます!
反対側に見える山もいつもは青いのに、この二日間は
何故かくっきり緑色で、不思議な景色でした。


故郷便り6:甘いもの好き一家

2005-05-30 | Weblog
<19~21日> 姉のところに3泊

伯母の引越しも無事終了し、19日の夕方、姉の嫁ぎ先に到着。
ご両親・姉夫婦・子供3人の今どき少なくなった7人家族です。
(でも"おじいちゃん"は、脳梗塞のリハビリで長期入院中)

帰省中、たいてい1度は外食になります。歓迎会のつもりみたい
この日も私を加えて7名でよく利用するファミレスへ。
7人乗りもあるのですが甥が寄りたい店があるというので
2台に分乗し、一日中走り回った姉がまた運転させられ気の毒でした
和洋中と色々なメニューがあって割と美味しいファミレスは
姉一家のお気に入りです。
何故ならこの家族、ものすごく好き嫌いが激しいのです
 義兄は肉が嫌いで農家のくせに野菜も嫌いなもの多数!
 姪二人も肉が嫌い、甥は逆に肉大好きで嫌いな野菜がある。。
 このメンバーとラーメンを食べに行ったら、まず最初にどんぶりを
 真ん中に集めて、チャーシューは甥へ、食べられない野菜は姪へ、
 と、食べ物が飛び交っていました
嫌いなものが多いだけでなく好きなものにも相当のこだわりがあるので
このファミレスへ行くと毎回ほとんど同じものを食べてます。

姉と"おばあちゃん"だけは他所から嫁いできた人だから
ほとんど好き嫌いはありません(笑)
ご主人が好き嫌いを言うものだから子供達もそれで当然のように
育ってしまうのでしょうね
でも好みが全く違うところは不思議です

さて、この一家、皆共通して甘いものは大好きです
義兄はお酒は弱く甘い物好きで、農家で家にいて身体を使うから
おばあちゃん共々よく食べます。
子供達も好きなので甘いものは沢山あっても大丈夫。
でも当然ながらお菓子にも好き嫌いがあって粒餡が駄目とか
干しブドウは駄目とかウルサイのなんの
加えて、自分が好きなお菓子になると、他の人に取られないよう
確保して部屋へ持っていったり早い者勝ちで食べてしまったり
とんでもない食い意地を発揮するのですから驚き!
姉なんて時々「あなたのお土産、食べ損なったわ」なんて言ってます。

そんな話を思い出したのか、今回買い出しに行ってくれた主人は
姉の家用に、お菓子を2種類買ってきました。
「こっちは1.5倍くらいの値段だから、おばあちゃんと姉さんに
食べさせろよ。好き嫌いの激しい味の判らない奴らには
食べさせるべからず」なんて言うのです
一応ジョークとして皆に伝えましたが有り難いことに(?)
誰も全然気にしていない様子
美味しいものには目ざとい子供達、見るなり普段通り確保しました(笑)

お土産のお菓子は、特に甘い物好きの"おばあちゃん"のため。
"嫁の妹"である私を毎回暖かく迎えてくれ、時には
私にまで野菜を送ってくださるんですよ。
だから"おばあちゃん"にはしっかり食べてもらわないと・・・
姉の倍くらいお菓子を食べる人なので心配ありませんけどね

またまた長くなってきました
実家へ行った話は次回!

本屋さんに端末?

2005-05-29 | Weblog
本を探したいと主人が言うのででお出掛け
駅から僅か数分以内に本屋さんが4つもある街の
中でも一番大きな店へ行きました。

主人が雑誌やコミックに文庫等あちこち探す間、私は
バラについての記事に夢中になり園芸関係の雑誌を物色し
さんざん迷って一冊購入しました。
ラベンダーの植え替えも載っていて参考になりそう

さて、もう満足したかな?と思ったら「欲しい本があるけど
出版社が解らない」と主人。。すかさず入り口近くの
端末を指差しました
      
入ったときに「検索端末設置」という案内を見つけていたのです
早速、本のタイトルを打ち込んで検索したら、在庫も有り、
お店のどの辺りにあるかまで表示されました
昔、図書館でアルバイトをしたことがあるので、本の情報が
調べられるというのは珍しいと思いませんでしたが
まさか、店内の配置まで解るなんて
素晴らしいスグレ物 便利ですね~

今や書籍もネットで買える時代・・・でもネット・ショッピングは
個人情報の不安もあるので極力使いたくないんです
それに、手にとってパラパラと中を確認したい本も多いし
(特にガーデニング関係は写真が大切ですね~)
探しているのと違う本も眺めて歩くのが本屋の楽しみですよね
品揃え豊富で便利な端末もあって・・・次回もあの本屋だわっ

お花を大切に?

2005-05-28 | Weblog
故郷便り後半に入る前に、ちょっと一休み

ベランダでせっせとアブラムシ退治や花がら摘みをしながら
ついでに少し遊んでみました

  

伸びすぎて茎が弱ってきたロベリアを切り、
ものは試しとミニカップに活けてみました。意外に元気です

これから開く蕾のために咲きすぎのバラもチョキン!
まだ、もったいな~い
でも、花の後ろ側にアブラムシがビッシリだったので
こうして5つを活けるのも一苦労だったんですよ~!!

黄色の花は、先日初めて見つけた新潟産"とうな"の先端をとって
水に入れておいたもので、期待通り咲いてくれました

以上3つはテレビの上にあり、
ラベンダーは玄関でこのままドライフラワーになる予定です。

お花を救うというより、ケチケチなだけでした

故郷便り5:幸せ・・・

2005-05-28 | Weblog
<19日> 今どきの老人ホーム?

朝9時に伯母が入っている施設に集合。
姉は当初、私と叔母を迎えにくると言っていましたが
渋滞の恐れもあるので直行してもらうことに。
通常40分くらいのところへ2時間も前に出発するなんて
とんでもないですよね結局1時間くらいだったようです。
叔母も日頃から電車に乗っているので、私と二人、
同じ電車で待ち合わせ、新潟駅からタクシーを利用しました。

前々日にお会いした"伯母がお世話になった家の人"お二人も
来てくださり、5人で伯母に付き添うことになりました。
私達はとにかく付いていくだけで、諸々の手続きは
"介護の仕事をしている方"お一人が頼りです。

久しぶりに会う伯母は、思ったより元気そうでした。
先に到着していた"伯母を姉弟のように世話してくれた方の奥様"が
既に身の回り品をまとめてくださり、
伯母は自分が今日引っ越すことを理解していた様子。
看護婦さんや患者さん達にしっかりご挨拶をしています。

用意したアレンジも施設の方に喜んでもらえました。
オレンジは元気が出ます


お世話になる施設は、のどかな田園風景に囲まれた真新しい建物です。
 パンフレットの写真から拝借。
 
一人一部屋8畳くらいのスペースがあり、
家族が泊まってあげることも可能だそうです。
集まって食事やお茶をいただく場所も、廊下もロビーも、
色んな共同スペースも大変広く、とてもゼイタクな造り
でも入居費用はそんなに高くなくて伯母の年金で足りるくらいと
いうのですから、嬉しいですね!
相部屋でプライバシーが無いといった昔の老人ホームの
イメージと全然違っていて驚きました

12時くらいまで荷物を整理し衣類に名前を付けたりして、
昼食の輪の中に伯母が加わったところで別れを告げました。
慣れないところで、伯母は不安そうでしたが
介護スタッフも皆さん優しそうで、私達は一安心。
どうか、伯母が一日も早く慣れ平穏に暮らせますように


長く住めるように引越しのときは"長モノ"----
伯母はそういう"験かつぎ"の好きな人で
私達に「あそこで蕎麦を食べていけ」と勧めました。。
ホームに、お茶を入れるために設けられたポットやカウンターが
あったので、それを"食堂"とカン違いしたようです。
(しっかりしているようで少し変・・・そんな状態なんです)

帰り道、送っていった5人で食事をすることになり
偶然ですがラーメン屋に入りました。
"介護の仕事をしている方"が伯母の財布も預かってくださっており
ここの払いは伯母からだと仰います。
「"長モノ"食べたよ」と報告しなくちゃね(笑)と
有り難くいただいてきました。
あの5人での食事は多分二度とないのでしょうね。
思えば伯母のお陰で不思議なご縁だったものです。

丁度すぐ傍に、贈答品の大きな店があったので、そこで別れる
お二人に、私達"身内"3人から心ばかりのお礼として
コーヒーセットなどをもらっていただきました。
手続きや"息子"への連絡など一番面倒なお仕事をして下さった
"介護の仕事をしている方"へお渡しした分は「介護スタッフの
皆さんで」と言って受け取ってもらいました。
遠慮なさるご本人へは、後日、お花を届けてもらう予定です。

同じお店で"ご近所へのご挨拶"用にお茶の詰め合わせを
10個用意して、伯母が住んでいた家のご近所と分かる限りの
伯母のお友達を訪ね「今日ホームに入りました」とご報告。
一人暮らしを支えて下さった方々にお礼を言うことが出来ました。


この日、私は姉の家へ行くことに。
荷物を取るため主人の実家に立ち寄った私達を
お菓子とコーヒーを用意して義母が迎えてくれました
遠慮していた叔母も一緒で(荷物もあって姉の車で送るため
仕方ないのです)義母も加わり賑やかです。

「大変でしたね」というねぎらいの言葉に、叔母の返事が印象的。
「お手伝いが出来るのも幸せです」・・そんな言葉でした。
確かに自分や家族が病気だったりで大変なときには
お手伝いは出来ませんから、こうして誰かの手伝いが出来る、
それは幸せなことなのですね。。
自身も、お姑さんや我儘な夫(私達は叔父と呼んでますが実は
母の従兄弟)に苦労して尽くしてきた人の言葉だから
とても重みがあり、しみじみと心に響きました。


17日の話に続いて、かなり長くなってしまいました
伯母の引越しを通じて私が学んだ貴重な人生の教訓・・・
たくさんの優しい人達の中にいられて嬉しかったこと・・・
言葉で表しきれない感謝・・・
そんなことを少しでもお伝えできたらと思ったのですが


故郷便り4:花屋さんまで散歩♪

2005-05-28 | Weblog
<18日> 姪の職場

この日は特に予定も無く、朝食もノンビリ食べられました。
義母が私のために買っておいてくれたチーズパンです
 

大きさが解るように
お茶のペットボトルを置きました。
4分の1でも小さめのパン程度ですが
柔らかく美味しいので
半分くらいは食べられます♪



このパンは義母が時々行くデパ地下で売られています。
同じデパートで同じパン屋が千葉にもあるのに
何故かこのチーズパンを見かけたことがありません。
だから、このパンも故郷の懐かしい味になってしまいました。
それを知っていて私の帰省2回に1回くらいは
ちゃんと買って待っていてくれる義母に大感謝!


翌日は伯母の引越し。姉と電話で相談した結果
介護施設に一時入所していて何も用意できない伯母のため
今の施設への"お礼"や、ご近所への"ご挨拶"を
代わりにしてあげようということに決めました。
荷造りに来ていた親戚の叔母も同じ事を考えていたみたい。
近所廻りは翌日会ってから相談することにして
施設へのお礼は「花」に決めました。
病院もそうですが、いくらお礼でも品物は受け取ってもらえない
可能性が高く、経験からも花なら大丈夫のことが多いのです。

そこで私が向かった先は、姪が働いている花屋さん
幸いお店は主人の実家からも徒歩20分弱と近いので
私が姪に花を注文し、家へ持ち帰ってもらい
それを姉が翌日車で運んでくるという話になったのでした。

  姪(姉の長女)は就職が決まらなくて困っていたところ
  長くアルバイトしていた花屋で、正社員は無理だけど
  ちゃんと保険などには入れてあげるから、と引き留められて
  そのまま働き続けることになったのでした。
  もともと花が好きで出来たら自分でもお店をという夢を
  持っていた子ですから、一番良い場所なのだと思います。
  叔母の私が言うのも何ですが、姉の子供達の中でも一番
  頑張り屋で素直な良い子です

小雨が降り出したので(帰るまで傘は不要な程度でラッキー)
散歩がてら歩いて出かけました。
いつものクセで、カメラ持参
途中で見つけた花はライラックかな♪
 

優しい色のオダマキも発見♪
 

などと、お花を眺めながら姪がいる花屋に到着。
こっそり写真を一枚撮らせてもらいました。
 

運良くお店が混んでいなくて、姪と楽しくお喋りしながら
花を選ぶことが出来ました
伯母が暮らすことになる新しい施設へは、引っ越し祝いだから
根の付いたもので、花が咲いているスパティフィラム。
伯母の部屋に置けるようなら長く飾ってもらえるし、
もしも駄目なら皆さんの共同スペースに置いてもらえるかなと。
今お世話になっている施設へは、明るい色のアレンジを
2~3千円程度で作ってくれるよう頼みました。
お任せにしたので、どんなのが出来るか、翌日のお楽しみ

故郷便り3:友人に感謝!

2005-05-27 | Weblog
<17日> 礼儀正しいお友達

伯母の家で荷物整理を済ませ、私はまた主人の実家へ。
義母は姉も寄ってお茶でも飲んでいくものと考えていたのに
姉は親戚の叔母を送って行ってしまいました。
実は私がその後で友人に会う予定だと言ったからなんです。

帰省が決まって真っ先に連絡した友人は3時まで仕事のため
この日の3時過ぎにお茶でも、という約束になっていました。
徒歩15分くらいのファミレスで会う予定でしたが
すっかりバテた私が図々しく義母に頼んで
主人の実家まで来てもらうことに

快く場所変更をOKしてくれた友人が現れた時、
その手には手土産の箱が・・・ごめんなさ~い
そういう気を遣うヒトでした。
何年か前にも同じように主人の実家に来てくれた時、
後日お礼の手紙が届いて義母が感心しておりましたっけ
そんな礼儀正しい友人を持って鼻が高いやら、
毎度図々しい嫁としては恥ずかしくなるやら・・・

それから2時間弱くらいだったでしょうか・・・
 "お持たせ"のシュークリームと
義母が淹れてくれたコーヒーで楽しい一時を過ごしました
もう一度、月曜日に会えそうな様子・・・楽しみ~

故郷便り2:関係者6人?

2005-05-27 | Weblog
<17日> 伯母の住んでいた家

今回の帰省の第一目的は、このたび老人ホーム(特養施設)へ
移ることになった伯母の引越しを手伝うこと。
この日、10時からという約束で伯母が一人で暮らしていた家に
集まったのは、女性ばかり6人・・・
一番近い身内が姪の私達、親戚の叔母が一人、あとの3人は他人。
何故そのようなメンバーになったか、そして、そこで
垣間見えた伯母の人生、それが今回のお話です。
暗い話も多く長くなりそうですから予めお詫びしておきます


伯母は亡くなった母の姉なのですが、片親も違い年齢も離れていて
ほとんど一緒に暮らしたことは無かったと想像されます。
昔は色々あったのでしょう、私にはよく理解できていない事情から
幼くして子守などの女中奉公へ出されたとか。
それから苦労の連続だった伯母と、
(本人は怒るかもしれませんが)苦労らしい苦労もせずにきた母と
微妙な軋轢があったことは私達も感じてはいましたが
それでも姉と私、二人の姪をとても可愛がってくれました。

伯母は奉公先でも相当苦労したらしいのですが、運良く出会った
赤の他人のご夫婦のお世話になり、そこのお宅で家族同然に
暮らしていました。(昔は似たような話が多いそうです)
その夫婦が親代わりとなってくれて、ある家の後妻として嫁ぎました。
(これにも何か事情が?でも全く分かりません)
優しい家庭だったそうですが、たった5年でご主人が
舅・姑・先妻の息子を残して亡くなってしまいます。
親代わりの家では帰ってきても良いと言ってくれたらしいのですが
残された家族を見捨てられず結局そのまま・・・その後
舅さんが亡くなってからは女手一つで一家を支えてきたそうです。

そんなに苦労して育てた"なさぬ仲"の息子は、一度は伯母と
同居しようと呼び寄せたこともあったのですが嫁とうまくいかず
伯母が新潟で一人暮らしに戻ってからは徐々に疎遠になり
最近ではほとんど連絡もよこさない有様。。
ほとんど病気知らずで健康な伯母も足が弱り危なっかしいので
周囲が案じるようになっておりました。

そんな時、昔伯母の親代わりとなってくださった家の
一番下の娘さんが、運良く介護関係の仕事をしていたために
伯母のため生活介護のヘルパーさんを派遣し、さらには
今回移ることになった老人ホームを見つけて下さったのでした。
その方は歳が離れているので伯母のこともよくご存知ないのに
「親が『この人を身内と同じに面倒見なさい』と言い遺したから」と
親身になって世話をしてくださったのです。
疎遠の息子にも連絡をとり、ホームに入る許可や
入居費用が足りなければ払うという話までつけてくれました。
(電話のたびに不快な思いもなさったそうです。。)
私達は親戚でも息子の存在ゆえに手が出せずホームの当てもなく
心配するのみでしたから本当に助かりました。

老人ホームを嫌がっていた伯母も足のことや認知症の進行のため
流石に諦めているとのこと。
プロでもあり、他人なのに親身になってくれる人の勧めとあっては
諦めざるをえなかったのが本音かもしれません。

そんなわけで17日、一時入所の介護施設にいる伯母本人には
いつが引越しか内緒にしたまま、ホームへ持っていく荷物を
まとめるために有志(?)6名が伯母が借りていた家に集まりました。
最初にも話しました「他人」は、そのお世話をしてくださった方、
その兄嫁にあたる方(伯母と姉弟のように暮らしたというご主人は
残念ながら先年亡くなってしまいました。それでも奥様が続けて
気にかけて下さるとは・・・有り難いことです)、そして
介護の仕事で今まで伯母の世話をしてくださった方、の3名です。
「血」の縁には恵まれなかった伯母ですが、これだけ
心配し世話をしてもらう人に恵まれて・・・
ある意味では幸福な人と言えるのでしょうね。。

女性の一人暮らし、衣類などが山のようにあり、片付けは一苦労。
伯母には気の毒でも施設の部屋にそんなにたくさん持っていけません。
新しそうなものや伯母が気に入っていたようなものを選び
半分いえ3分の2以上は恐らく処分になるだろうと
大きなビニール袋に詰め込んでしまいました。
伯母と一緒にホームへ行く荷物としては、箪笥・サイドボード・
テレビ、そして衣類と小物。
さすが6人もいると運送屋が来る2時前に、持っていく荷物を
何とかまとめることができました。

さて、残った荷物、特に袋詰めした不要な衣類はどうしようと
話し合った結果、今回は来られなかったけれど"例の息子"が
後始末をすると言っていたらしいので、そのまま残しておくことに。
いくら要らなさそうな衣類でも私達が勝手に処分するのも
おかしな話ですから・・・まあ、いかに大変だったか
少しは想像して欲しい、という気持ちもありますが
今までの経緯からも期待薄かもしれませんね。。

まとめた荷物は無事出発!
伯母本人のお引越しは19日。
朝9時に一時入所している施設へ迎えに行くことになりました。

18日は一日お休みかな?ふぅ~

故郷便り1:ピンクの胡蝶蘭

2005-05-27 | Weblog
帰省後の後片付けも終わりノンビリした日常が戻ってきました。
遅くなってしまいましたが少しずつ故郷での出来事などを
語らせてもらおうと思います。

<5月16日> 故郷へ


関東の人々が想像しているほど新潟は寒くない、と私はいつも考え
友人にも話していますが、この季節、朝晩はやはり寒いみたい
特にこの日は冷え込んで主人の実家では暖房をつけていました。

  正月の帰省報告でも書いたかもしれませんが
  故郷での滞在先は、主人の実家と姉の嫁ぎ先です。
  もともと主人の実家には一人でも泊めてもらっていたし、
  図々しい嫁ですから有り得るでしょうが
  姉の嫁ぎ先に泊まるなんて普通はありませんよね。。
  母の死後数年は姉と二人で実家に泊まっていました。
  住む人のない家はとても寒く、風呂釜の調子が悪くなり
  姉の仕事(農家の嫁)の上でも都合が良いからと
  お姑さんもいる家にお邪魔するようになったわけです
  こんな私でも当然気を遣いますから正直シンドイ部分も
  あるのですが・・・いつも優しく迎えてくれる
  主人の実家にも姉の一家にも感謝の気持ちで一杯です。
  

お土産は義父の好きな和菓子
前日に主人がネットで調べ一人で買いに行ってくれたものです。
テレビチャンピオンで優勝した職人さんの店ですって。
実は、帰り道に落雷でJRが動かなくなり
私鉄の駅まで1時間も歩くはめになった、という曰く付き
そんな息子の苦労に感激して美味しさが増したのか?
義父はウマイ!を連発しておりました(笑)


何年も前の母の日に義母に贈った胡蝶蘭が今年も蕾を付けています。
   
毎年この時期になると、何かの電話のついでに義母が
「今年も咲いたわよ♪」と言ってくれる嬉しい花です
土を変えたとかで今年は元気がないと聞いていましたが
何とか咲いてくれそうで良かった・・・。
(今日27日、電話をしたら咲いたと喜んでいました

   
これも数年前に私達が贈ったアジサイ。
珍しいので、ご近所の人が欲しがって挿し木で分けてあげたそうです。
お花大好きの義母はとても大事に育ててくれるので
贈った方も嬉しくなっちゃいますね