まるぞう備忘録

無題のドキュメント

仮想通貨について考えてみた。その8。

2018-02-15 12:16:09 | まるぞう経営学

2日前のインターネット掲示板です。タイムリーなスレッドです。

==========
【悲報】ワイ、仮想通貨で130万を30万にしてしまいガチ泣きする

1.
どうしたらええんや・・・
お金全然増えない

今日も昼から売りで入ってこれ
これでロスカされたら多分10万くらいになる ガチで助けて・・・

3.
クレカの支払い47万

だれか・・・

18.
クレカ47万てなんでやねん
流石にガイジすぎやろ

33.
まったくわからんけどどんだけやばいん?

48.
>>33
銀行に残高94円なのにクレカの支払い47万あって
これがなくなったら人生おわるくらいにやばい

72.
>>48
今から47万まで増やせばええやんけ

50.
ロスカされる前に損切りすれば借金10万で済むやん

57.
>>50
もう無理

71.
これどこ使ってんの?

98.
>>71
zaifのairFX
追証ないからzaif使ってる

77.
クレカで47万ってなにすればそんなにつかえるんや

108.
>>77
大部分はクレカで買ったんや

84.
ワイもマイナス100万叩き出したけどまだいけるで

90.
とりあえずケンタッキー食べようや

224.
余裕そうに見えるけど数字でしかないから実感ないんや

わかるかこれ

243.
>>224
そんなもんやろ
命や人生が関わってることでも現実感湧かないことなんてザラや
だからこそ意識的に頭使わなくちゃならないんやけどな

246.
ギャンブルはあかんなほんま
自分の人生がどうでも良くなった時には楽しく思えるやろうけど

270.
>>246
余剰資金でやるならいつでも楽しいで
ガチャゲーが大流行りしてる国やからみんなハマると思うわ

249.
マジで心臓バクバクや
これで下がらなかったらほんと人生終わり

263.
>>249
ワイもショートしてるけどお前と同じ考えなのはやばかったわ

今すぐ利確してくる

268.
>>263
やめて

266.
実感ないのか心臓ばくばくしとるのかはっきりせーや

287.
>>266
口にできないんや

実感ないから損切りもせず今持っちゃってるんだけど
でも金減ってるわけで 心臓が痛い

334.
たった100万で終わる人生
悲しいなあ

356.
>>334
そんな悲しい人生だからこうやって1発逆転狙ってるんやで・・・

ワイって何してもうまくいかんな

375.
>>356
そんな能力無いんやから 地道に稼ぐしかないんやで

343.
ギャンブルという自覚はあった
でも自分なら行けると思った


354.
>>343
まだ終わっとらんぞ
残りの金で47万稼げばええんや

381.
>>354
130万からマイナスなったときから取り返そう取り返そう思ってこれや

414.
>>381
今終わったら負け組のままやぞ
早く金借りてもう一回チャレンジするんや


430.
マジで仮想通貨はするな

ワイみたいに死ぬ

434.
死んでるヤツがいるって事はソイツの分儲かってるやってるヤツがおるって事やろ?

568.
こんだけお金なくなってもなんJでみんなにかまってもらえてなんか少しだけ気持ちが楽になるンゴ

温かいなあ・・・

664.
ワイ仮想通貨エアプ、イッチが何をして損してるのかわからない


680.
>>664
値段が下がると思ってお金をかけたんや
そしたらあがってお金が減ってる

970.
お前の金は誰のものになったんだろうな

http://kabooo.net/archives/52967808.html
==========



勝つ確率を計算してみます。

私「ここにサイコロがあります。」

ヨメ「はい。」

「私とあなたで振ります。大きい目が出た方が勝ちです。アイコの場合はノーカウントでやり直します。」

「簡単なゲームね。」

「うむ。さて問題です、あなたが勝つ確率はどのくらいでしょうか。」

「私でもそれくらいわかるわよ。確率は1/2でしょ。」

「そうだね。では10回やるとあなたが勝つ回数は?」

「確率は1/2だから私が勝つのは5回ね。」

「うむ。では実際にやってみましょう。」

・・・10回ゲームする・・・

「10回やってあなたが7回勝って、私が3回でした。あなた強いね。」

「あなたが弱いのよ。ふふふ。」

「はい。でも実際の現象は確率の計算どおりにはなりませんでした。」

「そうね。」

「でも1万回やったとしましょう。」

「はい。」

「その時あなたが7000回勝って、私が3000回勝つということはまず発生しないでしょう。あなたが5007回で私が4993回のように、限りなく1対1に近づきます。1.0014 : 0.99986 のようにね。」

「そうね。」

「勝負の回数をNとします。」

「数学っぽいわね。」

「そうそしてこのNが大きくなればなるほど、現象は確率の結果にどんどん近づいていきます。逆にNが少なければばらつきますが。」

「そうね。」

「これがギャンブルにも当てはまるわけです。たとえば宝くじ。これは参加した人からお金を集めて、そしてアタリの人にそのお金を配分する仕組みです。」

「そうね。」

「たとえば100円の宝くじを100枚発行するとします。全部売れると1万円です。それで一人だけ当たった人がこの1万円を総取りします。そして99人の人はハズレとします。」

「うん。」

「ではあなたがこの宝くじを1枚買って、当たる確率は?」

「当たるのは1/100ね。その時は1万円貰える。」

「そう。そして外れるのは99/100。その時はゼロ円です。
 さて確率の計算で、あなたがどれだけ手に入れられる見込みを計算します。数学上では実は100円なのです。それを確率論では期待値と呼びます。」

「100円? でも貰えるのは1万円かゼロ円でしょ。期待値が100円ってどういうこと?」

「それは、期待値とはならすと平均でどれだけかっていうこと。先程のサイコロの例で言うとNをうんと大きくした時にどうなるか。どれだけ儲かる見込みがあるかというのが期待値なんです。

 この期待値を数学的に式を書くとこうなります。
 期待値=1万円✕(1/100) +0円✕(99/100) =100円 
 つまり100円で買った宝くじの期待値も100円ということです。N数が大きくなるなら、結局損もしなければ得もしないということになります。1万円あたっても99回はずれるから平均すると一回100円の儲けとなります。
 考えてみれば、みんなで100円出して、みんなで分け合うから当然です。

 ここで重要なことは、N回が充分大きければ大きいほど、つまりこの宝くじの回数が多ければ多いほど、儲けた金額はこの期待値に近くなります。

 宝くじ購入の始めは当たる人や損する人がばらつきますが、Nが大きくなるとみんな自分が出した100円しか儲かっていない。そういうことになります。」

「なるほど。考えればそうね。損する人と儲かる人が同じだから、平均してならすと自分が出した分しか返って来ない。というわけね。」

「そうです。しかし実際の宝くじはこうではありません。」

「どういうこと?」



実際のギャンブルは、胴元が利益をとる。その分参加者は損をする。

「胴元の取り分があるのです。実際の宝くじの場合は胴元は3割取ります。つまり先程は100円クジを100枚発行し、1万円集めましたね。そのうち3000円を胴元が懐にいれます。『ごっつあんです。』笑

 そしてアタリの人に7000円を賞金とします。この時の期待値はいくらでしょう。」

「いくらでしょう。」

「期待値=7000円✕(1/100) + 0円✕(1/99)=70円

 つまり100円出しても、そのクジの期待値は70円だ。ということになる。つまりN数が充分大きければ大きいほど、出したお金の3割は損をする。そういう計算になる。

 だって胴元が3割着服するんだから、参加する人は、ならすと7割しか戻らない。宝くじを続けていけば、必ず3割損するように出来ている。考えてみればアタリマエです。」

「そうね。」



宝くじが当たって人生が狂う。宝くじに魅入られN数が増えていく。

「前の会社にいたAさんのこと覚えてる?」

「あの宝くじ当たった人でしょ。」

「うん。ある日何気なく買った宝くじが100万円当たったのさ。」

「幸運ね。」

「一見そうだけど。実際はどうかね。」

「どういうこと?」

「それ以来彼は大量に宝くじを買い始めたんだよ。いつ見ても彼の財布は分厚い。それは全部宝くじ。多分彼は、自分が儲けた分100万円以上のお金を注ぎ込んでいるんだろうと思う。また100万円当たれば、取り戻せる。いや次は1億あたるかも。そういう考えなんだと思う。

 しかし宝くじの期待値は70%さ。N数が大きければ大きいほど、自分が投入した金額の3割が損するということになるんだよ。なぜなら胴元がちゃっかり利益を30%とっているから。

 だからAさん。数学的見解では、最初のビギナーズラックで宝くじは止めて置くべきでした。最初の100万円で『ラッキー』っていって家族で温泉に行って厄払いするべきでした。そしてあとはもう宝くじは買わないのが正解です。
 なぜならN数が多くなればなるほど、損をするように数学の計算上導かれるからです。

 こういうギャンブルや投機にはまる人は、どういうわけか自分だけは特別だ。と思っている。他の人は損しても自分だけは必ず儲かると思う。だからN数を増やして繰り返していく。N数を増やせば、確率論により胴元にお金が吸い取られていくだけなのに、はまる人は自分だけはなぜか特別だと思っている。そうして、持ち金がゼロになるまで、借金で首が回らなくなるまで、Nを続ける。」

「怖いわね。」

「そう。結局損した人からお金を奪って、一部の買った人に与える。そういうギャンブルの場合、胴元が必ず手数料を取るので、参加者は、ならすと損をすることにできています。最初は幸運に儲かっているように見える人も、N数が大きければ大きいほど損をする。数学的に証明される。」

「じゃあ仮想通貨もそうなの?」

「もちのろん。」



つづく



ブログランキングに参加することにしました。
本ブログに共感される方はクリックのほどよろしくお願いいたします。

にほんブログ村 政治ブログ 日本の底力へにほんブログ村



 ありがとうございます。






下記は静止衛星軌道上で観測される太陽からの電子密度グラフです。急な変動がある場合は地震や事故に備えて防災意識を心掛けましょう。特に注意が必要な期間は、メールやTwitterで防災意識リマインダーを受け取ることができます。詳しくはこちら


本ブログは引用元をあきらかにしていただければ、ブログやSNSでの拡散は許可いたします。