まるぞう備忘録

無題のドキュメント

多重層。二人のイエス。

2013-11-08 10:03:44 | 多重層

イエス・キリストとは個人名ではなく称号のようなものです。

イエス(Yehoshua)はイザヤ(yesh-ah-yaw)と語源は同じ「ヤハウェの救い」です。

「伊勢」もまた同じ語源でとも考えられます。



キリストもまた救世主であるという意味です。



さて今から2000年ほど前にこの地に二人の子供が生まれました。

生まれた時の名前はそれぞれ別であったでしょうが、

後世になって二人とも「イエス・キリスト」と呼ばれたという共通点があります。

現代の私たちはイエスが二人いたということは信じられない話でありますが、

中世頃までは知る人ぞ知る知る開示された内容だったようです。












一人のイエスは裕福な家庭に生まれています。

誕生時に三賢人が祝福に訪れています。

もう一人のイエスは貧しい羊飼いの家庭に生まれています。

ひっそりと馬小屋で誕生しました。




裕福イエスは魔王の子供でした。

幼少の頃から不思議な魔術を使っていました。

──────────
5歳のイエスが、河原で泥をこねて12の雀を作りながら遊んでいると、父ヨセフから安息日には物を創ってはならないと注意され、イエスが手を拍って雀に「行ってしまえ」と叫ぶと、雀は羽をひろげて鳴きながら飛んでいきます。イエスの噂を聞いた律法学者アンナスの息子がやってきて、イエスがせき止めておいた水を流してしまいます。イエスは怒り、「愚かなる者よ。この穴と水がお前に何の不正をなしたというのか。みよ、今やお前は木のように枯れる」と言うと、アンナスは本当に枯れてしまいます。イエスが走ってきた子供と肩がぶつかると、イエスは怒り「お前はもう道を歩けない」と言うと、その子は本当に死んでしまいます。枯れた子供と死んだ子供の両親はヨセフに抗議を申し立てます。

父ヨセフは「どうしてあんなことをするんだ。あの人達も困るし、それに私達を憎んで迫害しているぞ」と叱ると、イエスは「こうしたお言葉があなたのものでないことは解っています。でもあなたのために黙っていましょう。しかしあの人達は罰を受けるのです」と返事をすると、苦情を言い立てた人は全員盲目になってしまいます。さすがにヨセフは怒り、イエスの耳を引張り叱りますが、イエスは「あなたはものを探してもみつけないのがいいのです。あなたはほんとうに賢からぬ振る舞いをした。私があなたのものだということが解らないのですか。私を悲しませないで下さい」と父をなじります。
(トマスによる外伝より)
──────────



地味だった方のイエスは幼少期の逸話はほとんど残っていません。

両親に愛情深く育てられ、生来の求道精神からユダヤ教のラビになりました。

地味イエスは母性の人でありました。

彼が属したパリサイ派の元となるゾロアスター教に母性を見ました。

アフラ・マズダは宇宙の最高神とされています。

父親のような厳しい面もあれば、

母親のような慈しみの面もあります。

また善悪を超えた存在の面もあります。

それぞれ感応する人間の次元が感じることです。

地味イエスは探求の中で、神の中の母性を確信します。

彼がの言葉は「母なる神の声」であります。

これは従来のパリサイ派のラビたちの教えとは180°異なっていました。



つづく




おひさま、ありがとうございます。

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9 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
それは (ハルカ)
2013-11-08 12:48:51
ブラックキリストとホワイトキリストかな。
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ああ、まるぞうさん (いつき)
2013-11-08 12:58:51
わたしは自分が恥ずかしい。
ナタンイエスの心がとても好きです。
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あったらいいな。 (Unknown)
2013-11-08 15:25:50
まるぞうさん
こんにちは。記事とは関係ありませんが。スマホ
携帯の子供の使用について、この世に登場し常用するようになって10年ほど経ったのでしょうか?我が家の娘も中一から使い始め今大学生となっています。条件、ルール、様々に取り組み諦めることなくしつこく本人が管理できるまではと、指摘注意ずーと、繰り返してきました。ルール違反があれば取り上げたり、スマホに振り回されないで自分が支配するようにならなければ時間も思考ごと奪われていることになること、など小さいときからこの世に誕生したこの魅惑なマシンの扱い方に苦労している世代と思います。頑張っていろいろやってきましたが、問題ありでみなさんどうしていいのかわからず放置する状態に陥っている家庭がおおいです、子供との関係が悪くなるのを恐れていたり。
私はこんなアプリがあったらいいなって思います。電話とメール以外の使用時間選択ができて、2時間とするならば、無駄にだらだら見るのもやめるだろうし、やること優先にしたり、スマホのコントロールの練習にもなるし、その間に大人にもなっていくだろうし、契約時にその設定で購入するなら、子供も欲しいからそのアプリ条件で使用するだろうし、簡単に解約変更できないように、ショップでしかできないとか、母親しか解除できないなど。そんなアプリは必要だこ感じます。本当は親がコントロールして上手な使い方を教え繰り返し導いていけたらよいのだろうけど。世の中の親も苦労しています、社会問題ですね。
まるぞうさんはアプリは作ってないのですか?
誰もが考えていることかと思いますが、こんなのあったらいいのになー。っと切望しています。
まるぞうさんにつくってーっと言ってるみたいになってしまった、ゴメンナサイ。でもきっと、20年後はもっと進化しているはずだとおもいます。あまりに野放しで。いつだってそうですね歴史は。良くなっていくといいな。
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二人のイエスとは、その別の物を産み出す為の第三番目。 (BARTH)
2013-11-08 19:14:59
釈迦も称号ですし、象号であるキリストとは、現になかなか理解されないことは実際に理解してますが、それは救いとゆう肉体上の概念がそのようになさいますね。良心とは単に全てに生かされて来たつながりです。救済とは?とゆうと、肉体上、遺伝子上の人生を終焉させて、その上の階段である梯子を含みたいとゆう願望への発達の度合であります。つまりは二人のイエスとはどちらもが魔界と、悪魔の関与であり、一つのつながりを発見し、内在神を発見させる為の意図ですね。しかし、人間とは、どちらのイエスが正しいのか?と比較心から良心を裁く癖を与えられています。正しい判断と正しい選択をしなければならないとゆう誘惑と猜疑心を膨らませます。二人のイエスとは、その両方が正しいのです。しかし良心が発露していなければ、その両方からの意図と真意を産霊させません。同じである無限のプラスと、無限のマイナスを人生に含ませる為に、二人のイエスで語られていますが、良心が発露しなければ、単に分離させて分断させるのみですね。ですから二人のイエスに対する内在神の働きを知れば最良ですよ。どちらもが正しいことが明晰になります。それでは?なぜ二つの正しさが発生しているのか?とは良心が、たった一人の絆であることを全人類が目覚めた時に、シンプルに理解されますが、それまでは比較心から自滅しますね。
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あったらいいなさんへ。 (まる(=・3・=)ぞう)
2013-11-08 21:15:02
こんなのがあります。名前は似てますね。
https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.axseed.elephant&hl=ja
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Unknown (きちきち)
2013-11-09 00:02:05
いよいよ二人のキリストのお話ですね。
外伝にそんなブラックなキリスト幼少期の話が書いてあるんですね。ちょっと驚きました。
今日もありがとうございました!
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ありますか! (あったらいいなー)
2013-11-09 04:19:06
うわーうわー
名前ーーー。うわー。
一般的に活用するようになったらいいと思います。

今回のシリーズ面白いです。もう少しゆっくり読み深めたいです。
ありがとうございます。
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2人のトマス (三月の桃日和)
2013-11-09 06:50:53
新約聖書外典にある「トマスによるイエスの幼時物語」ですね。そして外典にはトマスの福音書」というのもあります。これは初期キリスト教、グノーシス派の色濃い文献だそうで、イエスの幼時物語を書いたトマスとは別人だという解説を読んだことあります。(新約聖書外典・荒井献、編/講談社)
グノーシス派は面白いです。イエスは人間であった、との立場で異端扱いされたそうです。すなわち「人間と神は実は同一である…」http://www5e.biglobe.ne.jp/~occultyo/gnousisu/naguhamady.htm より
そういえばトマスの福音書にはこんな一節があります。「遥か彼方の上方にいるのが神なら、空を飛ぶ鳥はみんな神か?」正確な文章ではありませんが、こんな意味のものでした。面白いなーと昔、読んだのを思い出しました。だからトマスさんも2人いたのかなとつらつら考えていて、聖書辞典(新教出版社)めくったら、こういう記載がありました。
>トマスはアラム語で双子の意味…したがって人名ではなく渾名の可能性あり
アラム語とはイエス・キリストが話していた言葉だとされていますが、はたしてどっちのトマスさんがどっちのイエスに出会ったのやら。
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Unknown (すなお)
2013-11-09 09:04:50
スマホやパソコンの使い方は子供の性格がありますねえ。
うちは三人のうち、上二人に中学生から持たせてましたが問題はありませんでした。パソコンも使わせてましたが、変な使い方はしませんでした。
上二人は集団の中でも静かに一人でいられるタイプ。かと言って暗い訳でもなく、存在感が無いわけでもありませんでした。お守りとか、占いとかに全く興味が無かったですね、女の子ですが、我が道を行く、というタイプです。
末っ子は、おまじない大好き、友達とのお揃い大好き、トイレもぞろぞろみんなで連れ立っていくタイプ。スマホ大好きで、手放せなくなり、うちは今取り上げています。制限かけても、子供の方が上手。工夫して自分のいいように使うのに苦労しました。うちの場合は発達障害であることが分かって、やりたい、という衝動にストップがなかなか上手くかけられないようです。いまは子供と話し合い、まずキチンとした生活習慣、整理整頓を徹底する努力を親子共々、がんばっているところです。
「いつかママが、良かった~、って嬉しい涙を流すように、頑張るからね。」という末娘。ん?どっかで覚えがあるな、と思ったら、私が小さい頃、母親に言ったセリフでした。言った場面は違うけれど、親子だなあ、と。母親にそんな涙をこぼすことはさせられないまま、母は他界してしまいました。悪かったなあ、と思います。
でも、我が子がそういう気持ちを持って、がんばろうとしているのは嬉しいですね。
二人でがんばります。
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