ギャンジャン

人は独りでは生きてゆけないのに人は独りで死んでゆく。刹那い一瞬に人は何を求める?

ギャンブルとは・・・

2006-02-10 06:22:22 | 競馬ジャングル

私は客商売をやっている。

こんな書き方すると昨日と同じみたいだけど。
でも今回は違うよ。違う人のお話を。

最近私の街に越してきて仕事を始めたという初老の紳士が2度目のご来店です。
ちょっと渋めのロマンスグレーで、着ている服、持っているバッグなど総合的に判断して品がありそうです。
そして若い女性つきでした。

彼はまず料理のことをたずねてきました。
料理の話をしながら盛り上がっていくうちにかなり打ち解けた雰囲気になりました。
彼は政治のこと、映画のこと、女性のこと、いろんなことに自分の世界を持っていて、それでいて自分の考えを押し付けるようなことはしません。
店はそんなに忙しくなく、彼の話を聞く余裕がありました。
人生のウラを生きてきた?人の話だけあって、言葉の一つ一つにコクと切れがありました。

ギャンブルのことは当然のようにお詳しいです。
彼は競輪が自分のテリトリーらしく、こんなことを言っておられました。

「一晩考えて当たるのも一瞬のひらめきで当たるのも一緒のこと」

当たり前の言葉だけど私の心に的中しました。
あれこれ推理をめぐらせて悩んで当たるのも、誕生日や日付、好きな数字などで適当に考えて当たるのも一緒のことなのです。

馬券(車券)に当たりとハズレの2種類しかない以上、100点か0点しかありません。
どんなに展開を読み当てても、それがハナ差(微差)で競り負けてしまえば1円の払い戻しもされない以上95点などないのです。
ギャンブルは能書きが正解であっても詰めの答えを間違えば、白紙の答案用紙0点と同じなんです。

以下こんなこともおっしゃっておられました。

「ギャンブルは自分の範囲内で遊ぶ」ということ。

上限を決めて自分をコントロールする癖をつけることだと。

「ギャンブルを極めた人は大勝負をしない」とも。

自分の範囲以上の大勝負をする人は中途半端に詳しいだけだと。
極めてしまえば自分の範囲内よりも下のラインで遊べるものだと。

含蓄のある重みのある言葉だと思いませんか?

私は「ギャンブルジャングル」という拙ブログを立ち上げていながらおそらくギャンブルのことを半分も理解していない。
彼のように人をひきつけるオーラを見つけたいです。
いつか。いつの日か。

ちなみに彼と言ってももちろん住所も名前も知りません。
年齢は話の途中で自分から打ち明けてくれました。
ただ職業は・・・
領収証を書いたときに聞いた会社の名前を調べてみたところ
金融関係の社長さんみたいです。しかも高金利の。

 

 速報
Wの加護アイちゃんが喫煙で週刊誌にすっぱ抜かれる。
最近「NEWS」のニュースで持ちきりだったのに今度はこっちか。
5日(日)の記事で加護ちゃんのことちょっと書いたんだよね。
オレって先見の明があるでしょ?