ギャンジャン

人は独りでは生きてゆけないのに人は独りで死んでゆく。刹那い一瞬に人は何を求める?

ナムラハンニバル

2006-02-23 07:47:00 | 競馬ジャングル


ナムラハンニバル

父 バブルガムフェロー
母 パンペロウ

バブルガムフェロー産駒がダートに強いことは有名であるが、母パンペロウも名前から記憶されている方もいるのではと思う。
この馬もそこそこ900万で活躍していた馬であった。
この名種牡馬、名牝から生まれたのがナムラハンニバルである。

ナムラハンニバルは中央芝で2戦2大敗したあと1度もダートを走ることなく荒尾入りする。
このときの2戦のメンバーも実はたいしたことがない。
ちょっとだけ名前が知れているのはワディラムくらいでオープン入りした馬は1頭もいない。(たぶん)
ところが荒尾に来たとたん事態は急変する。

ナムラハンニバル →  中央成績
            → 荒尾成績


メンバーが大幅弱化したにせよ、荒尾初戦を1番人気で5馬身差の圧勝、しかもレコードのおまけつきである。
そのあとも快進撃は止まらない。
7連勝したあと2着に敗れるが、そのあとは15連勝。
荒尾での通算成績23戦22勝、2着1回。
1回アタマ差で負けたとき以外の1着はほとんどが楽勝であるが、最小着差は前走コウセイユキムスメとの半馬身差、次は4走前テイエムワールドとの1場身差であった。
テイエムワールドとは中央2戦目に対戦しているのもおもしろい。(18頭立てナムラ11着、テイエム16着)

個人的には荒尾ダートならディープインパクトよりも強いと思う。
まあ、ディープインパクトはチビすぎてダートは走らないと思うし、走ることもないだろう。
しかし荒尾でこんなに走るのだから中央ダートで1走でもしてみたらどうだっただろう?
今よりかなり多く賞金を稼げた可能性は大いにある。
23戦22勝という輝かしい成績を残しながらも獲得賞金は5,232,000円。
これは先週東京未勝利戦3着ヤクモキャット(5戦未勝利)よりもはるかに獲得賞金は安い。