あれは,あれで良いのかなPART2

世の中の様々なニュースをばっさり斬ってみます。
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市長選挙立候補予定者の後悔討論会

2006年01月07日 02時30分36秒 | 選挙全般
東久留米市長選挙が1月8日から始まります。

東久留米市の有権者の皆様,選挙には必ず行きましょう!

それに先立ち,JC主催の「立候補予定者公開討論会」が開催されたため,新党デブの党首としては,是非とも聞いておく必要があると思い,行ってみました。

んー,争点ないぞ!!

終わってみての感想でした。

今回出席した立候補予定者は次のとおりです(アイウエオ順に表示)

君島久康氏(前東久留米市役所教育部長)民主党,共産党推薦
野崎重弥氏(現職,前市議,元市職員)自民党,公明党推薦

まず,この両者についての印象を主観的に
君島氏・・場慣れしていないのか,要領よくまとめて話すことができない場面がいくつかあり,真意が伝わりにくいところがありましたが,終始「情報公開と市民参加」を主張するなど,話に一貫性がありました。

野崎氏・・現職ならではの現状分析から実績を伝え,更に現状の問題点から次回以降の進め方を述べるなど,行財政改革をより一層進めていくという強い意気込みが感じられました。ただ,話し方が議会答弁のようであり,やや抽象的な話しも多く,さらに時間切れで中途半端に終わる場面も多かったのは残念でした。

次の両者が考えている最大の課題ですが,両者とも,「財政再建」を掲げていました。
この財政再建の手法について,両者で違いが生じていたものの,ベースにあるものは歳出削減と事業の見直しであり,定番の内容といえ,実質的には大きな違いはありませんでした。
さらに,個々の内容については,多少の違いがあるものの,大局的には両者差異があまりありませんでした。
ただ,個人的に大きな違いかなあと感じたのは,野崎氏は現在行っている行財政改革をますます推進していくというものであったのに対し,君島氏は徹底的な情報公開を通じて市民のコンセンサスをえて行財政改革を行っていく,というものでした。
全体的な感想として,公開討論会というものの,結局目立った争点が見いだせず,ちょっとばかり聞きに来たことを後悔してしまいました。
とはいえ,逆に言うと,両者に大きな違いが見いだせないことが分かったことだけでも,とりあえず公開討論会に行った意義はあったなあ,と思いました。

ところで,今回の公開討論会自体の話ですが,このような会は立候補予定者の生の声を聞くことができ,政策や公約がよく分かる貴重な機会であることから,非常の有益的なものであり,大変ありがたく思います。
ただ,あえて難を言えば,この会の運営方法について気になる点がありました。
まず,せっかく聴取者(200人くらい来ていました)から質問状を集めたのに,候補予定者に質問をしたのはたったの2問だけでした。会場まではるばるやってきている人たちにとっては,定番の施策方針を聞くことはもちろん期待しているでしょうが,それ以上に「自分なりの問題意識」をもって聞きに来ているわけですから,全部は無理にしてももう少し聴取者の質問を聞ければよかったのではないかと思いました。
また,冒頭でフリートークの時間があったものの,両者うまく話せずに時間切れとなったことから,肝心な立候補の動機や抱負をいずれの候補予定者からも聞くことができませんでした。まとめて話せなかった候補予定者にも非はあるのですが,動機や抱負は結構重要なアイテムなので例え短時間でも良いので,フリートークとは別に時間を設けてほしかったです。
さらに,今回に限らず公開討論会一般の話ですが,候補者同士の討論や,コーディネーターが議論に参加していろんなつっこみを入れるなどという「本当の討論」形式で行われるものが少ないような気がします。今回の公開討論会も,実質は討論会ではなくて,意見発表会に過ぎませんでした。
時間の制約や公職選挙法の問題などがあるのでしょうが,せっかくここまで頑張ってきて準備をしているわけですから,もう少しだけ実のある討論会になればなおよかったのではないかと思います。

とはいえ,今回の主催者のJCの皆様,本当にお疲れさまでした。このような機会を設けていただいたこと,厚く御礼申し上げますm(__)m

さあ,いよいよ選挙です。誰に投票をしようか,もう少し時間をかけて真剣に悩みたいと思います。

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