あれは,あれで良いのかなPART2

世の中の様々なニュースをばっさり斬ってみます。
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本物?偽者?ジュセリーノの予言(肯定編)

2007年12月22日 23時02分32秒 | 超常現象
ジュセリーノ氏の予言について,今度は肯定できる方法について検討してみたいと思います。

的中率90%が大げさだとしても,数%は当たっているわけです。しかも,彼の場合は,ノストラダムスのような抽象的な表現ではなく,日時や場所などを具体的に予言しています。そして,その予言は,ジュセリーノ氏の予知夢であると説明しています。つまり,すべて受身なのです。
したがって,大事件のすべてが予言されていないといわれてもそれは仕方ないのかもしれません。もしも,金儲け目的などで予言をするのであれば,遠い未来の話ではなく,近未来の話について予言をして(または予言したふりをして),がっぽり稼ぐはずです。しかし,彼は普通の学校の先生をやっており,特にがっぽり稼いでいるわけではありません。

また,彼の睡眠パターンが普通の人と異なるとのことでした(ここはテレビ番組の情報を信じるしかありません。)。つまり,普通の人より夢を見る時間が長いのです。さらに,夢を見るメカニズムは今もって完全に解明されていません。現に,予知夢とまではいいませんが,誰しも「行ったことも見たこともない場所や人が夢に出てきた」とか「外国人なのに言葉の問題なく夢の中で会話ができた」などという経験はあるでしょう。
夢は脳の記憶整理という説がありますが,それだけではそういうところは解明できません。とすると,脳波が何らかの情報を睡眠中につかんでいるという可能性があるのではないでしょうか。つまり,予知夢をみる可能性は0ではないのです。
動物には,テレパシーのようなものを持っており,それで同じ種族同士で特に危険情報等を交換しているといわれています。ところが,人間は言語というコミュニケーション方法を得たために,逆にこのようなテレパシー能力を失ってしまいました。しかし,このような能力が潜在的に残っていたとしたらどうでしょうか。世に言う「超能力者」についても,このような「潜在的本能」の可能性も否定派できません。

では,どのような情報を脳が得ているのでしょうか。未来の情報を得るとしたら,相対性理論を逆に考えて,「光より早い物質に頼る」ということはどうでしょうか。もちろん,これは冗談のような仮説と見てくださいね。
つまり,脳の一部にあったテレパシー収受機能には,「光より早い物質」でやり取りをしているのです。そして,光より早く進むと時間は戻ります。では,未来の人が同じテレパシーを出していたとしたらどうでしょうか。この場合,「未来から時間が戻ってやってきた情報」を脳がつかむことになります。未来の人からの情報となれば,基本的には「未来の実体験」が飛んできているわけですから,当然「正しい情報」となるでしょう。
これを夜見れば「予知夢」になるのです。
例えば,「虫の知らせ」というのは誰しも経験があるでしょう。「なんか,友人が明日あたり久々に来そうだなあ」と思ったら本当に来た,なんていうことは誰しも一度や二度は経験していると思います。この「虫の知らせ」も「単なる偶然」では片付けきれないものがあります。仮に,この虫の知らせも「テレパシー」であったとしたらどうでしょうか。未来からの情報が光より早く飛んできたといえば,一応理屈としては成り立つではないでしょうか。

あ,この「テレパシー説」は,私くらいしか主張してませんし,別に医学的物理学的裏づけはまったく取れていません。したがって,「単なるお笑い学説」と捉えてもらってかまいません。
ただ,このように「何らかの科学的根拠」がどこかにある可能性までは否定できないでしょう。

以上,否定,肯定両説からアプローチしてみました。
ただ,ひとつだけ絶対にいえること,それは「予言から私たちが改めるべきことは改めよう」ということです。
ジョセリーノ氏は,予言書の中で「2043年に環境問題で人類の大多数が死ぬ」と予言しています。これの真偽は別にしても,少なくとも私たち人類は現在環境問題を真剣に考えなければならない時期に来ていることは紛れもない事実です。
したがって,こういう予言を踏まえて,「こんな予言が外れるように努力しよう」と考えて動くこと,それが予言の一番の効用なのです。
そういう意味では,ジュセリーノ氏が本物か偽者かを問わず,環境問題を考えさせるきっかけを与えてくれたというだけでも非常に価値のある人物であるといえるでしょう。

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TB先一覧
http://jucelinodaluz.sblo.jp/article/8692899.html

本物?偽者?ジュセリーノの予言(否定編)

2007年12月22日 22時32分56秒 | 超常現象
ブラジルで有名な預言者のジュセリーノ氏が今注目を集めているようで,先日も日本テレビで彼の予言についての番組を放映してました。仕事の関係から生で見ることができなかったため,ビデオで録画して先ほど見ることができました。
番組では,マサチューセッツ工科大の襲撃事件や,9.11同時多発テロ,さらには伊藤一長氏射殺事件なども数年前に予言していたことや,彼の睡眠について科学的にメスを入れるなどしており,非常に興味深く見てしまいました。

でも,本当かなあ?やっぱりやらせかなあ?

そもそもジュセリーノ氏については,ネット上でも賛否両論ありまして,肯定派は彼の本を熟読した上で,しっかりと論拠立てて正当であることを述べていますし,否定派の方も,各予言の信憑性の真偽やブラジルの登記局や郵便制度,さらには予言書の送付先や用語の使い方などをあげて,後から作り上げた捏造であると主張しています。
私は,ジュセリーノ氏の予言書は読んだことはありませんので,テレビ番組ひとつだけで彼が本当の予言者かどうか断言することはできません。そこで,賛成,反対両方の立場からアプローチしてみようと思います。

まず,ひとついえること,それは「テレビの演出が真実を正しく伝えていない可能性があった」ということです。
例えば,予言書が送られたとされる関係機関からの回答についてはいずれも「お答えできない」などとなっていたが,もし本当に彼の真偽を問う目的の番組であるのならば,無数に送った関係機関のどれかからは何らかの返答がもらえるわけですから,そこをアプローチすればよいはずです。しかし,あくまでも「この予言者はすごいぞ」というスタンスで番組を作っているためでしょうか,あえてそこまでの取材は行っていません。したがって,「この予言は正しい」という前提に基づいて番組が構成されていたといえるのです。放送法の関係で,このような非科学的なものについてはテロップなどで注意を促すようにしていますが,今回も一応テロップを流したものの,番組のスタンスはあくまでも「この予言者は本当に正しい」という前提に立って編集されているのです。

また,登記所の件ですが,伊藤一長氏の射殺事件の場面では,登記所の画面に映された日付が「2007年7月*日」とかになっていたように見えました。この日付が単に閲覧の日付であれば問題はありませんが,仮にこれが登録年月日だとしたら,明らかに日本のテレビ局のロケ用として,事件後に登録したものであるともいえます。もし後者であるとすれば,これはジョセリーノ氏が悪いというよりも,彼を利用してテレビ番組を作ろうとした制作会社側に重大な悪意があるといえます。はっきりいえば,「番組偽造」です。
もちろん,ここも今の段階では私にはまったく分かりません。

さらに,登記所の登録=正確というのもやりようでごまかすことはできます。例えば,登記所に登録する文書それ自体に,自分で作った本物っぽいスタンプなどを押しておくのです。登記所は文書の真偽までは審査しませんから,その時点で正副同じ文書であることだけを認証しておきます。だから,後から登録してもあたかも古い文書であるかのごとく扱うことも理論的にはできるのです。
もちろん,これは仮説なので,本当にこうやっているかどうかは分かりませんが。

そのうえ,「的中率90%」と報じていますが,どうやら実際の的中率はそんなに高くないようです。この数字はテレビ局側のあおりのようにも思えます。

といいつつ,超常現象研究家としては,否定だけではなく,肯定する根拠も考えてみました。
それは次回に。

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