あれは,あれで良いのかなPART2

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さてどっちがむちゃくちゃでしょうか?

2008年12月15日 22時39分27秒 | 政治・選挙
民主党,国民新党及び社民党3党は,派遣切り防止策や内定取り消し規制などを盛り込んだ雇用関連4法案を参議院に提出しました。民主党は,これは緊急案件であるとして,週末にでも強行採決を辞さない構えであるとのことです。これに対し,自民党は,「そのようなむちゃくちゃなやり方は聞いたことがない」と民主党の手法を強烈に批判しました。

雇用関連4法案 野党3党が提出(産経新聞) - goo ニュース

強行採決vs3分の2再可決合戦

これまで後期高齢者医療保険制度や教育基本法改正などで強行採決を連発してきた自民党から,まさか「むちゃくちゃなやり方」というコメントが出るとは思いませんでしたが,仮に参議院で民主党が強行採決したとしても,衆議院で否決される以上,結論として,この法案は廃案になると思います。
もちろん,野党3党はそんなことは織り込み済みです。むしろ,この法案を提出することで,「自民党の雇用政策」にを痛烈に批判しようという政治的アピールにすぎません。
あとは,「強行採決がむちゃくちゃ」なのか,それとも「雇用政策をなかなか動かさないのがむちゃくちゃ」なのかは,私たち有権者が判断することになるでしょう。

一方,自民党も,参議院で否決された法案を相次いで衆議院で3分の2再可決をする方針のようです。民主党は,これを「数の暴挙」と言って批判をしていますが,これが本当に「暴挙」なのか,それとも「これが民意」なのか,この点も私たち有権者が判断することになります。もちろん,ねじれを解消すればこうした問題も解消しますが,ねじれを直すのは,衆議院とは限りません。参議院のねじれを直すということも考えられます。
さて,どっちがよいのでしょうか?

ただ,自民,民主とも,政治的アピールをすることは結構なのですが,「単なるアピール合戦」ではなく,「それで国民生活はこうなる」というはっきりしたビジョンを示してほしいものです。そして,なによりも,「即実行」ということが大切です。国民は,泥仕合を見ることを誰も望んでいません。望んでいるのか,「結果」だけです。結果を出すためには「機動力」がものをいいます。今は,「政治力」より「機動力」ある政治家の方が評価されるかもしれませんね。

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