アメリカの中間選挙において,下院ではブッシュ共和党は惨敗し,民主党が大幅に議席を伸ばしました。一方,上院もフィフティフィフティの状態であり,場合によってはブッシュ大統領は「議会オール野党」で残り2年を過ごさなければなりません。
当然,政策も大幅な転換が余儀なくされるでしょう。
上院接戦、過半数めぐり大詰めの攻防 米中間選挙(朝日新聞) - goo ニュース
北朝鮮は結果を知っていた?
共和党の敗因はいろいろ叫ばれていますが,やはり大きな点は「イラク戦争」と「相次ぐスキャンダル」にあると分析されているようです。アメリカ国民も「911事件」を一歩下がって冷静に判断するようになったと言えるでしょう。
この点は,日本の与党たる自民党も同じ爆弾を抱えています。そういう意味では,この選挙は,民主党の圧勝という「プチ参議院議員選挙」であったといえるかもしれません。自民党も,人ごとではなく,チルドレンともめている暇があったら,自身の政策について今一度しっかり見直すべきでしょう。
また,民主党の勝利により,ホワイトハウス官僚も民主党サイドの人間に替わります。したがって,今までのような政策は自由に行えなくなってきます。
特に,対アジア軍事関係については,イラク撤兵も視野におきながら大幅な方針転換を余儀なくされます。したがって,北朝鮮包囲網すら一から見直しとなってしまいます。
ここです。北朝鮮が急に態度を変えて6カ国協議に応じたのは,この読みがあったからではないでしょうか。すなわち「ブッシュは負ける,そしたらしばらくは北朝鮮への軍事作戦はない。その隙に経済制裁緩和策が編み出せる」と踏んでいたのではないでしょうか。
とすると,北朝鮮の外交力及び情報力は相当なものです。少なくとも,日本よりは上でしょう。っていうか,日本が下過ぎる,という表現の方が正しいかもしれません。
もっとも,民主党が勝利したからといって,直ちに北朝鮮と和睦に応じるような軟弱外交に変わるとは思えません。したがって,日本も引き続き強気の姿勢で北朝鮮との折衝に臨めば十分でしょう。
今回の中間選挙,一見すると「単なるアメリカの選挙」という感じもしますが,実はこのように日本への影響が結構ありそうな選挙であったといえるでしょう。
今後の対日政策も含め,ブッシュ政権がどう動くのか,恐いの半分,恐ろしいの半分で見届けましょう。
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http://blog.goo.ne.jp/hiroharikun/e/3d0e3a993c1c5dbdeb67a4510711b375
http://blog.livedoor.jp/yswebsite/archives/51260928.html
http://imprezza-inada-1973.seesaa.net/article/27117442.html
当然,政策も大幅な転換が余儀なくされるでしょう。
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この点は,日本の与党たる自民党も同じ爆弾を抱えています。そういう意味では,この選挙は,民主党の圧勝という「プチ参議院議員選挙」であったといえるかもしれません。自民党も,人ごとではなく,チルドレンともめている暇があったら,自身の政策について今一度しっかり見直すべきでしょう。
また,民主党の勝利により,ホワイトハウス官僚も民主党サイドの人間に替わります。したがって,今までのような政策は自由に行えなくなってきます。
特に,対アジア軍事関係については,イラク撤兵も視野におきながら大幅な方針転換を余儀なくされます。したがって,北朝鮮包囲網すら一から見直しとなってしまいます。
ここです。北朝鮮が急に態度を変えて6カ国協議に応じたのは,この読みがあったからではないでしょうか。すなわち「ブッシュは負ける,そしたらしばらくは北朝鮮への軍事作戦はない。その隙に経済制裁緩和策が編み出せる」と踏んでいたのではないでしょうか。
とすると,北朝鮮の外交力及び情報力は相当なものです。少なくとも,日本よりは上でしょう。っていうか,日本が下過ぎる,という表現の方が正しいかもしれません。
もっとも,民主党が勝利したからといって,直ちに北朝鮮と和睦に応じるような軟弱外交に変わるとは思えません。したがって,日本も引き続き強気の姿勢で北朝鮮との折衝に臨めば十分でしょう。
今回の中間選挙,一見すると「単なるアメリカの選挙」という感じもしますが,実はこのように日本への影響が結構ありそうな選挙であったといえるでしょう。
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米国民主党は、「イラク撤退」が大きなスローガンでしたから、「憲法改正、武器持ちたーい」の安倍与党とはウマが合わないと思います。
でも逆に言えば、これを機会に「憲法改正却下」などとなれば、それは米国としては大きな実績にもなりますし、日本も非核3原則を今まで通り守れる事にもなるので、プラス要素もあるかもしれませんね。
北の将軍様は、外交上手ですよね~~
>っていうか,日本が下過ぎる,という表現の方が
>正しいかもしれません
ですよね。
しかし、北朝鮮の外交・・
『敵ながら“アッパレ”??』
世界最貧民国レベルで、米中ロを振り回し
日本を嘲笑し・・
韓国を(核の力で・・)???なことはないでしょうが。
ところで、民主党が優勢になると、外国株式に投資し
ている
『証投信は、どうなるベ~~(』
小心者)より
民主党(米国)政権になりますと,基地移転問題は基本的に凍結されそうですし,安保見直しの動きも再燃してくるかもしれません。
また,対日通商政策にも影響が出まして,またまた輸入規制などがかかってくる可能性もあります。
いずれにしても,日本は「アメリカべったり」ではそれはそれでやられたい放題になる可能性が高いといえそうです。
ただ,おっしゃるとおり,軍関係の話がトーンダウンしてきますので,集団的自衛権云々についても,後回しになる可能性は高いですね。
「やくざの交渉術」っていうのがあるらしくて,これによると,自分が不利な状況にある場合でも,相手のわずかな非を集中的に突っついて,そこを大きく広げてそこから交渉の突破口にしていく,という手法があるそうです(自分の方は不利なので,つっつかれたところで開き直れる。)。
今回の北朝鮮も,ひょっとしたらこの「ヤクザの交渉術」で,アメリカの弱いところ(政権交代)を事前につっつきまくった可能性がありますね。
ところで,民主党政権になりそうだ,という瞬間,東証は全面安となりました。やはり,今後の通商関係は,かなりの対日強硬路線になりそうなので,ちょっとばかり投信方面には不安がよぎるかもしれませんね。
そうそう、今日はN市議と会ってきましたよ。
安倍内閣,発足早々に死に体状態になってしまうわけですね。イラク政策や貿易問題などは早めに対策を講じる必要がありそうですね。
N市議,よろしくお伝えください(っていうか見てるかな,これ??)