あれは,あれで良いのかなPART2

世の中の様々なニュースをばっさり斬ってみます。
ブログ界の「おか上彰」を目指し、サボりながらも頑張ります!

いたずらにも限度ってものがあるぞ

2006年08月11日 01時53分02秒 | 裁判・犯罪
小学生の頃,ちょっとした悪戯のつもりで友達が座ろうとした椅子をさっと引いてしりもちを付かせて楽しむ,ということをやった人は結構いるのではないでしょうか。私もその1人ですが,一方で当然その被害にも遭ったことがありました。
いずれにしても,後で必ず先生にひどく怒られたものでした。
こんな子供のような悪戯を,まさか大の大人がやるはずはないだろうと思っていたところ,なんと会社の上司が部下に対してこんな悪戯をして,それによって部下は股関節に運動障害が残ってしまったとして,上司と会社に対し,損害賠償として2200万円を求める訴えを提起したようです。

民事訴訟 いす引かれ、尻もち いたずらの上司らを提訴 - goo ニュース

こどもかよ!

タカアンドトシのようなつっこみを上司にしたくなる状況ですが,この上司,残念ながらきっちり責任を取らざるを得ないでしょう。また,会社の業務中に発生した事故である以上,会社としてこんな上司に対して十分監督していなかったということから,やはり使用者責任は認められるでしょう。
あとは,この裁判でどの程度損害賠償が認められるかということでしょうが,おそらく損害額の確定がこの裁判ではメイン争点となると思われます。
いずれにせよ確実にいえることは,「ささいな悪戯のつもりでも,時に大きな代償を背負うことになる」ということです。
今回は民事訴訟ですが,これが仮に打ち所悪くて死んだ場合,過失致死など刑事罰の対象にもなりうる話になります。
多少の悪戯は時にユーモアとしてとらえられることもあるため,ケースバイケースではありますが,私はありだと思います。ただ,それは,あくまでも相手がむかつかない程度のもの(普段から気心しれている必要がある),ユーモアの範疇であること,そしてどう考えても生命身体に影響しないようなもの,そういう程度のものに限られるでしょう。
度を越えた悪戯をしたいのであれば,きっちり責任を取るつもりであればどうぞご自由に!悪戯1回数千万円払う覚悟はもってください。

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