児童相談所の役割が大きくなる一方で,児童相談所の職員に対する負担が増え,児童相談所の約4割で,ストレス等が原因による休職などが起こっているようです。
児童相談所職員心に疲れ 重圧、4割の職場で配転・休職(産経新聞) - goo ニュース
人を増やすことも「安全第一」では
最近は,子供に関する事件が発生すると,必ずと言っていいほど「児童相談所は何をやっていた」とのつっこみが入ります。もちろん,児童相談所がちゃんとやれば防げる事件はあります。しかし,現状においてそこまで手を回すのは無理です。なぜなら,児童虐待に関する相談は急増し,また非協力的な親も増え,さらには地域や学校の協力も個人情報保護などを理由に消極であるのに,一方で職員数は公務員削減のあおりを受け減少傾向にあるからです。すると,必然的に1人の事件数は増えます。そして,前述のとおり協力が得られない状態の中,1件当たりの負担も増え,当然言われなき苦情や誹謗などもかなり受けます。
そんな環境で,果たして本当に児童相談所としての機能を十分に発揮できるでしょうか。
児童相談所への人員配置は都道府県知事の仕事です。本当に児童虐待などへの手厚い対応を考えているのであれば,むしろ「職員を増やす」上で,十分な対応ができる組織作りを構築するべきでしょう。
もちろん,今いる職員で対応する為の工夫をすることも重要ですが,職員が病み始めている現状からすると,まずは「安全第一」の視点で,職員に対するケア,そして仕事の負担を軽減するために職員を増やすことが急務ではないでしょうか。
そして,それこそが「きめ細かいケア」が可能となる児童相談所となり,結果,住民の安全が確保されるということになります。
これは,「知事の決断」にあります。是非とも,知事にも「安全第一」の発想を持ってほしいと思います。
そして,マスコミも「児相たたき」だけではなく,このような現状をもっと伝え,むしろ「増員しない知事叩き」というスタンスで報じるようにしても良いのではないでしょうか。それこそが,「住民のためのマスコミ」になるといえるでしょう。
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人を増やすことも「安全第一」では
最近は,子供に関する事件が発生すると,必ずと言っていいほど「児童相談所は何をやっていた」とのつっこみが入ります。もちろん,児童相談所がちゃんとやれば防げる事件はあります。しかし,現状においてそこまで手を回すのは無理です。なぜなら,児童虐待に関する相談は急増し,また非協力的な親も増え,さらには地域や学校の協力も個人情報保護などを理由に消極であるのに,一方で職員数は公務員削減のあおりを受け減少傾向にあるからです。すると,必然的に1人の事件数は増えます。そして,前述のとおり協力が得られない状態の中,1件当たりの負担も増え,当然言われなき苦情や誹謗などもかなり受けます。
そんな環境で,果たして本当に児童相談所としての機能を十分に発揮できるでしょうか。
児童相談所への人員配置は都道府県知事の仕事です。本当に児童虐待などへの手厚い対応を考えているのであれば,むしろ「職員を増やす」上で,十分な対応ができる組織作りを構築するべきでしょう。
もちろん,今いる職員で対応する為の工夫をすることも重要ですが,職員が病み始めている現状からすると,まずは「安全第一」の視点で,職員に対するケア,そして仕事の負担を軽減するために職員を増やすことが急務ではないでしょうか。
そして,それこそが「きめ細かいケア」が可能となる児童相談所となり,結果,住民の安全が確保されるということになります。
これは,「知事の決断」にあります。是非とも,知事にも「安全第一」の発想を持ってほしいと思います。
そして,マスコミも「児相たたき」だけではなく,このような現状をもっと伝え,むしろ「増員しない知事叩き」というスタンスで報じるようにしても良いのではないでしょうか。それこそが,「住民のためのマスコミ」になるといえるでしょう。
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聞くところによれば,児童相談所の人は都道府県の職員なので,それこそ水道局の人が異動で児童福祉司になったりするそうです。もともと専門家でもない人が,そういう危機的な状況に直面させられて,いったいどうしろと言うのでしょうね。もっとも,児相から異動するときは出世するそうですが……。
まずは増員と専門家の養成,これが緊急に行われなければいけないことのような気がします。
スポットを当てているのをみたんですが、職員1人平均300件の案件を抱えていて、
なお増加している、と言ってたような気がします。
そりゃ、対応しようにも無理ですわな…。
おっしゃるとおり、児童相談所は「最後の砦」であって、
その前段には家庭・学校・地区というものがあるはずなのに、
子供が死んだら相談所の対応がおかしい…となる。
マスコミというより、世間の「義務の伴わない権利意識」と「採算性至上主義」が、
サービスだけ求めて対価は出さない…なんて歪みを生んでいるのかも。
勿論、その先導はマスコミですが。
役所の専門家って,意外と突貫工事で作られることがありまして,社会教育主事なども「3科目主事」といわれるくらい,大学で一般教養をとっていればほとんどの場合なれてしまうものです。
児童相談所も専門家が不足しているという反面,このような突貫工事型専門家も急増させています。もちろん,今後経験を踏ませるという点からすればこれ自体を否定するつもりはありませんが,やはり「本当の専門家」をもっと育成する必要があるのかもしれませんね。
ちなみに,余談ですが,今はボランティアでやっている保護司についても,なり手が少なくなっているようですね。これはこれでそろそろボランティアシステムも含めて再検討する必要がありそうですね。
1人300件ですか。そりゃ対応は無理ですね。
また,確かに,自分のことは棚に上げて権利だけ主張する輩が増えてきています。当然,何もしないくせにすぐに「相談所は・・」という人たちも増えています。
まずは,家庭があり,学校があり,地域社会があり,親族があり,などと順序があると思います。
その上で,児童相談所は「最後の砦」なのです。最後の砦だからこそ,本当に危険なものについて重点的に対応する,それが本来あるべき姿といえるでしょうね。