福田改造内閣が発足しました。また,党三役人事も行い,麻生氏が幹事長になるなど「挙党態勢人事」となったようです。
一方,内閣人事は13人が交代するなど大幅な刷新を実現すると共に,「安心実現内閣」と命名して物価高騰問題や医療年金問題などに取り組む意向を表明しました。
「安心実現内閣」…福田首相が改造で命名(読売新聞) - goo ニュース
選挙対策内閣になるか?
ストレートにいいますと,今多くの国民が臨んでいるのは,「内閣の交代」ではなく「衆議院の解散により国民意思を国会に表明したい」という点にあると思います。そういう意味では,今回の内閣改造は「衆議院延命内閣」といえるでしょう。
とはいえ,この内閣でも残り1年ちょっと持ちこたえるのは難しいでしょう。そうすると,この内閣の役割は,「不祥事を発覚させないで,とにかくいいイメージを維持したまま選挙に臨む」ということにあるでしょう。特に火の粉がたくさんある厚生労働省は任期のある舛添氏を残留させ,防衛省は知名度の低い若手の林氏を新入閣させ,国土交通省については公明党が大臣という定番を外して知的派の谷垣氏が就任することで理詰めによる改革をアピールなど,全体的に「やわらか内閣」のイメージを出したいものと思われます。
一方で,野田聖子氏を登用する点などは,「郵政民営化は過去の話」「小泉改革ってなんだっけ?」的な雰囲気を醸し出そうとしているものとも思われます。
全体的に言えること,それは「無難な人選」という点です。おそらくかなり厳しい身体検査を行ったのではないでしょうか。さすがにキムタクドラマのようなサプライズ人事はありませんでした。
とにかく,この内閣で「なんとか選挙を乗り切ろう」という「選挙管理内閣」になると思いますが,「やわらかイメージ」と「国民目線」を強調していくことになるでしょう。一方で,自民党が単独過半数を維持できなかったときに「責任者は福田総理と党三役」となりますが,今回の人選では全員クビが飛んでも自民党的にはびくともしない人ばかりです。そういう点からも,「もしもの時の責任問題も安心だねえ」という人事であったといえるでしょう。
とにかく,新内閣が発足しました。看板通り本当に「国民が安心して生活できる内閣」になってほしいと思います。そういう活動こそが,本当の意味での選挙対策になるのです。
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http://blog.goo.ne.jp/hiroharikun/e/1a7fc81fb3513289158e3dbeed10c3b4
http://blog.livedoor.jp/yswebsite/archives/52095403.html
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ストレートにいいますと,今多くの国民が臨んでいるのは,「内閣の交代」ではなく「衆議院の解散により国民意思を国会に表明したい」という点にあると思います。そういう意味では,今回の内閣改造は「衆議院延命内閣」といえるでしょう。
とはいえ,この内閣でも残り1年ちょっと持ちこたえるのは難しいでしょう。そうすると,この内閣の役割は,「不祥事を発覚させないで,とにかくいいイメージを維持したまま選挙に臨む」ということにあるでしょう。特に火の粉がたくさんある厚生労働省は任期のある舛添氏を残留させ,防衛省は知名度の低い若手の林氏を新入閣させ,国土交通省については公明党が大臣という定番を外して知的派の谷垣氏が就任することで理詰めによる改革をアピールなど,全体的に「やわらか内閣」のイメージを出したいものと思われます。
一方で,野田聖子氏を登用する点などは,「郵政民営化は過去の話」「小泉改革ってなんだっけ?」的な雰囲気を醸し出そうとしているものとも思われます。
全体的に言えること,それは「無難な人選」という点です。おそらくかなり厳しい身体検査を行ったのではないでしょうか。さすがにキムタクドラマのようなサプライズ人事はありませんでした。
とにかく,この内閣で「なんとか選挙を乗り切ろう」という「選挙管理内閣」になると思いますが,「やわらかイメージ」と「国民目線」を強調していくことになるでしょう。一方で,自民党が単独過半数を維持できなかったときに「責任者は福田総理と党三役」となりますが,今回の人選では全員クビが飛んでも自民党的にはびくともしない人ばかりです。そういう点からも,「もしもの時の責任問題も安心だねえ」という人事であったといえるでしょう。
とにかく,新内閣が発足しました。看板通り本当に「国民が安心して生活できる内閣」になってほしいと思います。そういう活動こそが,本当の意味での選挙対策になるのです。
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小泉内閣以前の形に戻っている気がして何か腑に落ちないですね?
郵政民営化になってから配達局が遠くなり、休日に定形外出しに行ったり、暑中はがき(年賀より重点的ではないようだ)が欲しいって時に、高いガソリン代を使ってわざわざ遠いところまで行くんですよって?
そういう政策打ち出した国会もそれを考えずに支持した国民も国民ですけど。
私達は内閣の支持率より、生活レベルをあげて欲しいと願うばかりですが・・。
ほんと税金とガソリンばかり上がってては困りますね?
ん~、「やわらか内閣」でありますか・・・ボンクラは今時の内閣改造自体に意義を感じていなかった(≒端的には群馬の倅内閣自体かも?汗)ので、閣僚の顔ぶれも全員確認していないという、不届き国民をやってしまいました(不届き汗)
でどっちかつーと、ボンクラ親爺としては(閣僚以前に)麻生さんが幹事長を良く受けたなぁ(かなり謎)というのが本音でして・・・選挙汗
野田さんは,どちらかといえば「少子化対策」の第一人者のイメージの方が強いです。彼女もいろいろ苦労されているようですから。
さて,郵政民営化,本当にどうだったのでしょうか。当初,「サービス低下はしない」といいながら,特定郵便局の業務内容を減らしたりATM減らしたりするなど,実質的な店舗削減をして,都市部以外では郵便局の利用が面倒になり始めてきました。
議員の公約ってどの程度なのか,各党のマニフェストの実行率がどうなのか,そういう情報を出してほしいものですね。
最初にやった政党は,高く評価したいなあと思います(もちろん,内容にもよりますが。)。
さて,今回の内閣改造,私も意義が分かりません。これで内閣支持率が上がったみたいですが,なぜでしょうねえ??
麻生氏の幹事長,これも「敗戦処理体制」なのかもしれませんね。でも,そうと分かってなぜ引き受けたのでしょうか。やっぱ,謎ですね・・。
>「郵政民営化は過去の話」「小泉改革ってなんだっけ?」的な雰囲気を醸し出そうとしている
昨今は小泉改革の悪い部分が強調されている気がします。一方では「次に総理になってほしい人」とか調査があると未だに名前があがるほど小泉シンパが多い。
表立って小泉擁護論が出てこないのは、下手すれば「お前は格差社会を肯定するのか?」みたいな袋叩きに遭う危険性があるからと思います。
今回の郵政造反組登用で小泉改革肯定派は福田支持から離れて行くでしょう。かといって反小泉改革の有権者が福田支持になるとは思えない。反小泉なら昔も今も反自民でしょうから(笑)。
結局、また支持者離れを広げるだけの改造人事となるのではないでしょうか?
今回の人事で,おっしゃるとおり小泉シンパは一気に離れるでしょう。ただし,小泉シンパは基本的に自民党支持者が多いなので,次の選挙でも自民党を応援するでしょう。
とすると,実は今総選挙をしても思ったほど自民党は負けないのでは,っていう気もします。
そういう意味でも,「選挙管理内閣」なのかもしれませんね。
重ねてのコメントをご容赦を。
小泉シンパは自民支持者よりも主に無党派だと思います。むしろ竹下嫌い・金丸嫌いという潜在的な派閥政治アレルギーの持ち主だったといえるかもしれません。橋本・野中らと対決することで、一気に彼らを惹きつけた。でなければ2/3の衆院議席など取れっこありません。
前回はその無党派が自民票に流れた訳ですが、これで小泉シンパの無党派がアンチ福田(象徴的にいうとアンチ野田・古賀あたり)に転じてしまえば過半数などに遠く届かない気がします……。
確かに,無党派が支持したのかもしれませんね。
であれば,次の選挙は今の空気だと非自民に流れるかもしれません。
ただ,「無党派=無投票」という流れもできはじめていることを考えると,小泉シンパは選挙に行かないということで,結果的に与党は大敗しないというシナリオがやはり考えられます。
いずれにせよ,ここは野党の戦略がものをいうところでしょうね。
福田君は自らの人事採択で、どんどん追い込まれている感じがしますね。
解散もあるのかもしれませんが、それよりも同じ自民党内や野党からの「辞めろコール」が勝ちそうな感じもします。
まぁ、首相史上でも類を見ないひねくれ屋ですから、逆に「辞めるなコール」の方が効果的かも?
「自分安全内閣」はナイスフレーズですね。
野党は当然解散コールをするでしょうが,自民党内部では,特に小泉チルドレンあたりは次の当選が難しいだけに,解散を騒がずに「じっと我慢」をしているでしょうね。
現に,「解散しないであと1年」という方向になりつつありますから,真っ正直な福田総理だと「辞めるなコール」を真に受けてしまうかもしれませんね。