年金問題がひっちゃかめっちゃかになっています。
そこで,簡単に問題点に対するコメントをしたいと思います。
年金支給判断の第3者委、月内設置へ 首相が表明(朝日新聞) - goo ニュース
1 突合作業を1年で完了させるという与党の主張
おそらくこのようなからくりです。
突合作業とは,「データの突き合わせ作業」のことです。すなわち,5千万件のデータについて1件ずつ確認をする作業のことをいいます。
そして,1年後,こう言うでしょう。「確かに突合作業は1年で終わった。しかし,誰もデータの完全なマッチングまで1年で終わりにするとは言っていない。」と。
すなわち,「作業することに意義がある」突合作業で終わってしまう怖さがあります。
2 システムによる突合作業
今回もNTTデータに随意契約によってシステム構築を依頼するようです。
入札ではないシステム開発は,現在会計検査院はかなり厳しくチェックしています。はたしてどんな言い訳を社会保険庁は作ったのでしょうか。
3 悪いのは社会保険庁だけ?
社会保険庁は,出先機関に過ぎません。そもそも,年金制度は厚生労働省が企画立案しており,社会保険庁はそれを実践しているだけに過ぎません。
とすると,社会保険庁バッシングは,実は「厚生労働省バッシング」の矛先を変えているだけであり,いわば「捨て石」として使っている可能性があります。
4 システムトラブル発生
おそらく要求仕様において,同時処理件数*件以上などとしていると思いますが,単にそれを超える件数処理が発生したに過ぎません。
これについては,SEを責めないでください。責められるべきなのは,システムの限界を計算しないで安易に窓口拡大を支持した社会保険庁幹部側にあります。
5 今度の参院選の争点は「年金」?
もちろん,重要な争点です。
しかし,忘れてはいけない争点として「消費税増税」があります。増税に対する各党の公約には十分注意しましょう。
以上です。社会保険庁の対応の悪さばかりが報じられていますが,そもそも年金制度ってどうなのか,という議論をもう少し深めてほしいと思います。
よろしければ1クリックお願いしますm(__)m→人気blogランキングへ
TB先一覧
http://blog.goo.ne.jp/salubia2070/e/88e79dc2c48e38f8d9058f8255f06d3d
http://blog.livedoor.jp/serebu321/archives/50691385.html
http://blog.cycleroad.com/archives/50877169.html
そこで,簡単に問題点に対するコメントをしたいと思います。
年金支給判断の第3者委、月内設置へ 首相が表明(朝日新聞) - goo ニュース
1 突合作業を1年で完了させるという与党の主張
おそらくこのようなからくりです。
突合作業とは,「データの突き合わせ作業」のことです。すなわち,5千万件のデータについて1件ずつ確認をする作業のことをいいます。
そして,1年後,こう言うでしょう。「確かに突合作業は1年で終わった。しかし,誰もデータの完全なマッチングまで1年で終わりにするとは言っていない。」と。
すなわち,「作業することに意義がある」突合作業で終わってしまう怖さがあります。
2 システムによる突合作業
今回もNTTデータに随意契約によってシステム構築を依頼するようです。
入札ではないシステム開発は,現在会計検査院はかなり厳しくチェックしています。はたしてどんな言い訳を社会保険庁は作ったのでしょうか。
3 悪いのは社会保険庁だけ?
社会保険庁は,出先機関に過ぎません。そもそも,年金制度は厚生労働省が企画立案しており,社会保険庁はそれを実践しているだけに過ぎません。
とすると,社会保険庁バッシングは,実は「厚生労働省バッシング」の矛先を変えているだけであり,いわば「捨て石」として使っている可能性があります。
4 システムトラブル発生
おそらく要求仕様において,同時処理件数*件以上などとしていると思いますが,単にそれを超える件数処理が発生したに過ぎません。
これについては,SEを責めないでください。責められるべきなのは,システムの限界を計算しないで安易に窓口拡大を支持した社会保険庁幹部側にあります。
5 今度の参院選の争点は「年金」?
もちろん,重要な争点です。
しかし,忘れてはいけない争点として「消費税増税」があります。増税に対する各党の公約には十分注意しましょう。
以上です。社会保険庁の対応の悪さばかりが報じられていますが,そもそも年金制度ってどうなのか,という議論をもう少し深めてほしいと思います。
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TB先一覧
http://blog.goo.ne.jp/salubia2070/e/88e79dc2c48e38f8d9058f8255f06d3d
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http://blog.cycleroad.com/archives/50877169.html
コノ発言を確かめる為に新聞記者の田岡氏が厚生労働省に問い合わせたところ、「一年以内に調査を開始する準備が整う」との回答を得たという。
最初国会では「10年はかかる」とされていたが、余りの批判に「2年で」に変わり、そして「一年に」変わった。
ところが事実は「一年以内に完了」ではなく、「一年以内に調査を開始する」であった。
電話の相談窓口が開設されたようですが、電話がつながらない、一人で30分も話している(データ検索しながら?)例もあるのを聞いて、システム障害が起こって当たり前だと思いますね。
まず電話では概要(仕事暦など)をしっかり聞いた上で後日郵送なり電話連絡なりするようにしたほうが、確実なのではないでしょうか?
あと、どこが悪いなんて言い争う前にみんなが協力しあって対策をしっかりと練って解決していくほうが大事なのではないでしょうか?責任問題は後回しにすべきです。年金=選挙の結びつけの話は聞きたくありませんね。
1年以内に着手ですか。それじゃあ,いつまでたっても終わらないでしょうね。
あとは,フェードアウトを狙っているのかもしれませんね。
TBがうまくいきません。とりあえず,今の書式を送ります。
社会保険庁は今行かなくてもほとぼりが冷めた頃からでお十分対応できると思います。
今窓口に行かないことで,社会保険庁改革の足しになればよいのですが。。
先送り法案,慣例では次回優先審理となります。
はたしてうまくいくのか,ちょっと模索状態ですね。
厚生労働省、議員達、本気で取り組んでいるのでしょうか?
時既に遅し、になる前に全ての情報を公開して今後数十年のシュミレーションを検討して欲しいです。
おかにゃんさん、是非新党から立候補してください
年金制度については,おっしゃるとおり将来のシミュレーションが実はしっかりできていません。ただできているのは,「これから少子高齢化社会なので,年金負担が増える」ということだけです。
少子高齢化社会だからこそ,よりしっかりとしたシミュレーションをして,今後の対応を考えるべきでしょう。
新党からの立候補,それもいいですが,まずは手堅く「投票による峻別」を行うべきかもしれません。そのためにも,「とにかく選挙に行こう」キャンペーンを展開することが大切かもしれませんね。