あれは,あれで良いのかなPART2

世の中の様々なニュースをばっさり斬ってみます。
ブログ界の「おか上彰」を目指し、サボりながらも頑張ります!

3億円事件から40年,真実は一体どこに

2008年12月16日 23時57分58秒 | 裁判・犯罪
1968年12月10日発生した,いわゆる「3億円事件」からはや40年経ちました。
当然のことながら,この事件はもはや刑事,民事共に時効となりましたが,未だに真相は謎に包まれています。
一方で,3億円事件について様々な見解や憶測がささやかれており,最近も相次いでテレビ番組などで「真実は?」などと報じられているほどです。
そこで,今回は,私なりに考える3億円事件について述べたいと思います。もちろん,真相追求という目的よりも,情報整理という目的が主にあります。

まずこの事件の不思議な点をいくつか
1 被害者なき犯罪
  厳密に言うと,誤認逮捕などで言われなき誹謗中傷を受けた方がいるなど,「被害者はいる」ということになりますが,この事件だけに絞った場合,日本国内に被害者はいません。
  被害にあった日本信託銀行は,損害保険に加入しており,その損害保険会社も海外の保険会社に二次的に保険をかけていたため,結果的にこの3億円は事実上すべて回収されたことになります。
  よって,そういう意味では日本国内に被害者がない犯罪になっています。

2 お金が使われていない
  窃取されたお金が新券であったことから,警察はお金の番号をチェックし,すぐに手配しました。ところが,今日現在,そのお金が使われた痕跡はありません。
  いったい,どこに行ってしまったのでしょうか?
  ちなみに,お金が使われていないことが,犯人単独説の論拠にもなっています。

3 緻密?杜撰?

  この犯罪は,数ヶ月前から現場周辺を調査し,合理的な動きを構築しているなど,まさに「分単位での計画」が進められています。
  ところが,一方で,白バイにシーツが付いたまま動かしたこと,犯行現場は府中刑務所の看守から丸見えだったこと遺留品を相当残してしまったなど,本当に計画的に動いていたのか分からない部分もあります。

4 杜撰なモンタージュ写真
  あの有名なモンタージュ写真,実は信憑性0でした。事件前に亡くなった方の顔写真をそのまま使用していたのです。なぜこれにこだわったのでしょうか?

5 肝心な遺留品はない
  偽装されたものは遺留品として残りましたが,例えば警官の服やヘルメットなどの重要な遺留品は残されていませんでした。
  そもそも,余計な遺留品をあえて残した,ということも考えられます。

さて,これを踏まえた上で,どのような犯人像がこれまでに出てきたのかまとめますと,おおざっぱには次のとおりとなります。
1 自殺した少年A
2 少年Aのアリバイを説明したB
3 少年Aを中心とする複数
4 銀行内部関係者
5 国家権力による陰謀

しかし,いずれも一長一短あり,これっていうものは出てきません。
まず,単独犯行説の難点は「これだけのことを1人で企画し,準備し,実行するのは相当無理がある」,という点です。特に,銀行の輸送車ルートは,極秘事項でかつ定期的に変更されていること一つをとっても,その情報まで熟知しているのに単独犯,というのはかなり無理がありそうです。
一方,複数犯の難点は,「お金が1円も使われていない」という点です。複数犯であれば,必ずお金を分け合いますから,誰か1人は使ってしまうはずです。また,複数犯の場合,共犯者の誰か1人からほころびが出るものですが,それが一切出ていないのは,相当不思議です。
さらに,国家陰謀説は,傾聴に値する内容ではありますが,学生運動を取り締まるためだけにしては大げさすぎることや,大物刑事を投入するなどといった人事を展開していることからすると,やはり無理が出てきます。

では,真犯人はどこにいるのでしょうか?
当たり前ですが,私には分かりません。ただ,次の問題を解決すると,相当絞られてくると思います。
1 相当な土地勘がある
2 お金目的ではない(ただし,真の動機は不明)
3 どうしても現場に遺留品として残せない事情がある(本物を使っている?)
4 銀行の事情に詳しい
5 地元では比較的名士(普通に動いていても不審に思われない)
6 犯人は複数。ただし,一部の人は,自分が犯人に荷担しているとは思ってもいない(利用されていた)
7 あえて犯行を誰かに見てもらう必要があった(劇場型犯罪?)
8 この犯行後,給与の口座振込が急増し,銀行はその分の現金を融資に回せるようになった
9 警察も,学生運動の押さえ込みは大成功した


さて,これだけの条件をすべてクリアできる人や組織がいるでしょうか?
ただ,いろんな仮説は作れます。だからこそ,3億円事件をパロディにした映画やドラマが後を絶たないのでしょうが。

昭和の犯罪最大のミステリーではありますが,そろそろ「実は私です」と名乗り出てほしいものです。もちろん,使っていない紙幣を持参の上でですが・・。

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さてどっちがむちゃくちゃでしょうか?

2008年12月15日 22時39分27秒 | 政治・選挙
民主党,国民新党及び社民党3党は,派遣切り防止策や内定取り消し規制などを盛り込んだ雇用関連4法案を参議院に提出しました。民主党は,これは緊急案件であるとして,週末にでも強行採決を辞さない構えであるとのことです。これに対し,自民党は,「そのようなむちゃくちゃなやり方は聞いたことがない」と民主党の手法を強烈に批判しました。

雇用関連4法案 野党3党が提出(産経新聞) - goo ニュース

強行採決vs3分の2再可決合戦

これまで後期高齢者医療保険制度や教育基本法改正などで強行採決を連発してきた自民党から,まさか「むちゃくちゃなやり方」というコメントが出るとは思いませんでしたが,仮に参議院で民主党が強行採決したとしても,衆議院で否決される以上,結論として,この法案は廃案になると思います。
もちろん,野党3党はそんなことは織り込み済みです。むしろ,この法案を提出することで,「自民党の雇用政策」にを痛烈に批判しようという政治的アピールにすぎません。
あとは,「強行採決がむちゃくちゃ」なのか,それとも「雇用政策をなかなか動かさないのがむちゃくちゃ」なのかは,私たち有権者が判断することになるでしょう。

一方,自民党も,参議院で否決された法案を相次いで衆議院で3分の2再可決をする方針のようです。民主党は,これを「数の暴挙」と言って批判をしていますが,これが本当に「暴挙」なのか,それとも「これが民意」なのか,この点も私たち有権者が判断することになります。もちろん,ねじれを解消すればこうした問題も解消しますが,ねじれを直すのは,衆議院とは限りません。参議院のねじれを直すということも考えられます。
さて,どっちがよいのでしょうか?

ただ,自民,民主とも,政治的アピールをすることは結構なのですが,「単なるアピール合戦」ではなく,「それで国民生活はこうなる」というはっきりしたビジョンを示してほしいものです。そして,なによりも,「即実行」ということが大切です。国民は,泥仕合を見ることを誰も望んでいません。望んでいるのか,「結果」だけです。結果を出すためには「機動力」がものをいいます。今は,「政治力」より「機動力」ある政治家の方が評価されるかもしれませんね。

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テレビが届きました\(^^@)/

2008年12月14日 21時29分18秒 | 家電芸人
この週末,ついにあのテレビが届きました。

42型はでかい!!

やはり,42型って,電機屋で見るのとは大違いです。かなり大きいです。正直,最初に電機屋さんが持ってきたとき,ビビリました。
しかし,不思議なもので,数時間見ていると目が慣れます。テレビは縮む,っていう意味が分かったような気がします。

さて,東芝のレグザZ7000ですが,予想以上にすばらしいテレビです。画質は本当にいうことはありません。フルハイビジョン,倍速液晶,そしてレグザエンジンのパワーは素払い鋳物です。フィギアスケートも何の問題なく見られますし,むしろ,「衣装ってこんなにキラキラしていたんだ」っていうことが分かるくらい,鮮やかです。
また,一部口コミで聞かれた「朱色が弱い」という点についても,全く問題ない感じでした。むしろ,逆に「黄色が強すぎる」と感じるくらいです(この辺は,今後見ながら色合いを調整していきたいと思います。)。
さらに,LANケーブルとつなぐと,ネット情報を取得できたり,あるいはネットTVを見ることもできます。もはや,「テレビ」ではなく,「情報取得ツール」です。
もっというと,フレッツ光などにすれば,ひかりテレビなども堪能できるのですが,我が家は残念なことにそこまで導入できないので(ランニングコストが厳しい),ひかりの醍醐味までは堪能できません。まあ,でも普通にテレビを見る分には問題ありません。
あとは,外付けハードディスクですが,これも機動性があります。レコーダーと違って,CMカット機能などはありませんが,普通にテレビ番組を録画するには何の問題もありません。むしろ,ハイビジョン録画となるため,録画番組も画質が乱れることなく見ることができます。

ただ,あえて難をいうと,「音質」です。これは既に多くの方から指摘がありましたが,レグザの場合,画質に対して,スピーカーの性能は弱いです。したがって,臨場感ある音質で映画を楽しみたい方や,音楽番組やプロモーションビデオなどを堪能したい方は,外部スピーカーにした方がよいでしょう。
私の場合は,テレビしか見ませんので,音質はほとんど気になりません。だから,「あえていうと」というレベルなのです。
あといちゃもんつけるとしたら,「番組表が見にくい」ことと,「番組表が表示されるまでの間,2秒くらい画面が真っ黒になる」という点が上げられます。ただ,これはいちゃもんにすぎません。ものすごく気になるようなことはないからです。

いずれにせよ,「レグザは福山さんもいうように良いテレビだ」と思います。これから,年末にかけてテレビ購入を検討されている方,是非ともレグザも検討材料の中に加えてみてください。お薦めできます(もちろん,私は東芝から何ももらっていませんよ!)。

ちなみに,一つだけ不思議なことがありました。それは,「昔のBSアンテナでCS110度が映った」ということです。BSアンテナはデジタル,アナログは関係ないことは分かっていましたが,さすがに8年前のBSアンテナですし,説明書にもCSのことは一言も触れていませんでしたので,絶対にCS110度は映らないと思っていただけに,これが映るというのは予想外でした。改めて,アンテナを買い換えなくてよかったと思います。
でも,本当に何で映るのだろう??

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何かが「変」だった今年1年,来年は「編」となるか

2008年12月13日 00時29分39秒 | 社会問題
毎年恒例の今年一年を表す漢字は,「変」となりました。

今年を表す漢字は「変」 首相交代、経済大変動…(共同通信) - goo ニュース

なにかしっくりと来ない1年だったかも

「変」になった事情として,首相が短期間で交代したことや,オバマ新大統領の「change」,さらには激変した世界経済などが背景にあるとのことです。
ただ,確かに今年一年は何か変な感じがしました。急激な物価変動,ガソリン価格の急変動などの経済変革,ねじれ国会による3分の2再可決の連発など与野党変動,年金全件照合が3月までに終わらなかったのに「公約違反ではない」と言い切ったが実質的な公約変更,麻生総理の毎日変わる言動,小泉改革をほぼ全否定するような方針変更変革を求める民意とは裏腹に解散をしない衆議院などなど。
少しきれいな話にすると,スポーツ界では,オリンピック直前に水着がスピード社に変更,フェンシングに対する世間の見方が大きく変わったこと,オグシオペアの変更,金メダリストらの相次ぐ引退による次世代への変更,ハニカミ王子ら若手の活躍よるゴルフのギャラリー層が変わってきたなどなど,これまたいろいろありました。
さらに,社会全般では,意味不明な通り魔や子供を狙う犯罪ど「変な人」の犯罪が目立ったこと,相次ぐ食品偽装や農薬冷凍食品問題など,「変なものを」を食べさせられようとしていたことなどもあげられます。
個人的には,転勤により仕事と住所が変更する,なんてこともありました。

まあ,一部こじつけ部分もありますが,なんともしっくり来ないことが多かった1年のような気がします。
さてさて,来年はどうなるでしょうか。今年の変動のつけを払う年になるはずです。政界再編,経済界再編,スポーツ界でもワールドカップやWBCなどに向けたメンバー再編などなど,「変」から「編」に向かっていくことでしょう。
夢のある「編」になってほしいものですね。

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勝手に考える「テレビの選び方」

2008年12月10日 23時19分42秒 | 家電芸人
いよいよ今週末にテレビが届きます。毎日わくわくした状態です。
さて,これから年末にかけてテレビ購入を検討される方も多いかと思います。そこで,私の場合のテレビ選択方法をお伝えしたいと思います。
もちろん,単なる主観バリバリな記事ですが,少しでも参考になれば幸いです。

1 テレビのサイズはどのくらいか
  元々自宅のテレビが25型でした。25型の場合,ワイド画面の液晶テレビと買い換えるとすると,画面の高さを25型とあわせるなら,少なくとも32型にしなければ「小さくなったなあ」と感じます。
  ただ,液晶テレビになると,ブラウン管と違って裏側がすっきりしています。当然,今のテレビより後ろ側に持っていくことができます。
  そう考えると,それよりも大きな液晶がよいということになります。
  そこで,25型の買い換えとして,37型から42型の間のものを選ぶことにしました。
  ちなみに,29型を使っている方については,最低37型がよいでしょう。

2 液晶かプラズマか
  次に悩むのが液晶かプラズマかどちらにするかです。プラズマを選択した場合,機種はパナソニックと日立ぐらいに限定されてしまいます。
  両者の特徴は次のとおりです。
 ・液晶テレビ
  電気代は安い。
  40型くらいまでなら液晶。
  リビングくらいの明るさがあれば,普通に見られる。
  静止画に強いが,最近の倍速画像処理機能が付いていれば,動画も普通に見られる。

 ・プラズマテレビ
  42型より大きい場合はコストパフォーマンスにすぐれてる。
  暗い部屋でもくっきり見ることができる。
  スポーツ番組や映画を楽しむ場合に最適。
  画面を斜めから見ても普通に見られる。

  以上が特徴になります。
  我が家の場合,1.部屋は普通のリビングで,日差しが部屋に入りやすいこと,2.普段見る番組がニュースとバラエティであること,3.電気代を抑えたいことをふまえ,液晶テレビを選ぶことにしました。
  ちなみに,電機屋に行ったら,ちょうどフィギアスケートをやっていましたが,液晶とプラズマとでは,その差はほとんどありませんでした。

3 具体的なブランドはどこにするか(一次選考)

  さて,前にも書きましたとおり,以上を踏まえて次のテレビを候補にあげました。
 (1) アクオスEX5(37型)
 (2) レグザZ7000(37型か42型)
 (3) レグザC7000(37型か42型)
 (4) ビエラLZ85(37型)
 (5) ブラビアV1(40型)
 (6) ウー(42型プラズマ)

  この中から,結論として(2)と(5)が残りました。次の理由によります。
  まず,今回は液晶がいいということで(6)ウーはアウト
  次に,値段と機能のバランスを考えた場合,ビエラは全体的にお高い(つまり,同じ料金だと機能が少ない)ことから(4)はアウト。
  次に,シャープのアクオスですが,一番売れているという実績と,液晶パネル自体は本当に綺麗だという点は高く評価できるのですが,エンジンが東芝の型落ちであること,ネット上の口コミでは,アクオスの評判はかつてほど高くないこと,実際の展示品を見たとき,画質に何となく違和感を覚えたことからアウト。
  さて,あとはレグザとブラビアですが,レグザのC7000とZ7000の比較です。値段勝負ならC7000は37型でも11万円台で購入できるという強みがありますが,液晶が倍速処理になっていませんでした。ちょうど,「30人31脚」を放送していましたが,C7000では,結構残像が残りまして,これでは目が疲れるということでアウト。
  そこで,残り2機種に絞られました。

4 最終選考
  レグザとブラビアです。上位機種を見始めるとキリがありませんので,Z7000とV1にしぼりました。
  両者のポイントは次のとおりです。
 (1) レグザ
    画質はピカイチ。
    HDDに録画できる(レコーダーを買わなくても大丈夫)。
    キャンペーンでHDDが無料プレゼント。
    2画面表示は,Wチューナーなので両方ともテレビが見られる。
    音質の評判は今ひとつ。
    レグザリンクを考えると,ブルーレイはない。
    37型だと,ブラビアより小さいが,42型だとブラビアより高い。
    10月発売の新商品。
 (2) ブラビア
    画質はやはりピカイチ。
    ブラビアリンクへの拡張性がある。
    40型としては安い。
    音質も評判よい。
    2画面表示できるが,チューナーは一つしかないので,実際使う場面は少ない。
    今年3月発売なので,少し時間が経っている。

 さて,悩みました。本当に悩みました。でも,最後はレグザの42型を選びました。理由は次のとおりです。
 ・テレビは縮むというアドバイス(もちろん,物理的に縮むわけではないですよ!)。
 ・ブルーレイに興味が薄い。
 ・37型と42型の値段差がほとんどなかった。じゃあ,大きい方がいいじゃん。
 ・HDDプレゼントがあった。
 ・ネット上の評判が,Z7000はかなりよかった。


 そんなわけで,レグザZ7000の42型を選択したのでした。

以上の思考過程でテレビを選択しました。ただ,冒頭に書きましたとおり,あくまでもこれは私の主観にすぎません。それぞれいろいろな事情やお考えがあると思いますので,これがすべて正しいなどと思わないでください。

次回は,販売店についての体験談を書きたいと思います。これも,実はテレビ選択の大きな要素を占めています。

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似たようで実は全く別向きベクトルの雇用対策

2008年12月09日 22時48分50秒 | 経済全般
いわゆる派遣切りが社会問題化する中,政府は非正規労働者の雇用確保などを図るための雇用対策を発表しました。これは主に(1)雇用維持対策(2)再就職支援対策(3)内定取り消し対策の3本柱からなり,3年間で2兆円規模となる見込みです。

雇用対策を政府決定 3年間で2兆円規模投入(朝日新聞) - goo ニュース

社長を守るか,労働者を守るか

この制度,一見すると労働者の権利を大きく拡大させるようにも思えます。しかし,よくよく見ると,「派遣社員を正社員にしたら100万円上げる」とか,あくまでも非正規労働者の雇用確保であり,決して正規社員の賃金確保ではないことなど,必ずしも「労働者の権利を手厚く保護」したともいえません。
では,なぜこのような政策が出てきたのでしょうか。それは,おおざっぱにいうと,自民党と民主党とは,「景気対策としての会社の扱い」が全く異なっているからです。
自民党は,「経済活動を活性化させるためには,まず経営者が動きやすいシステムを作るべきである」という「経営者優遇政策」を中心に構成しており,一方民主党は,「企業の活力を高めるためには企業の基盤たる労働者が安定した生活が図られるようにすることが第一である。」という「労働者優遇政策」を中心に構成しています。
つまり,自民党は「経営者ベクトル」,民主党は「労働者ベクトル」になっているのです。それは,それぞれの支持母体を見ても,一目瞭然です(自民党は,経団連や大企業が支援組織の中心にあり,民主党は労働組合が支援組織の中心にある。)。

ただし,「じゃあ,民主党の方が生活第一じゃないか」と単純に割り切らないでください。もちろん,どちらがよいかは最終的には有権者たる私たちが決めることです。
ただ,それぞれの主張や,これが景気対策にどういう影響を与えるか考えてみましょう。

経営者優遇政策の場合
1 目的は「海外の企業との競争力の強化」,すなわち「外貨獲得の機会向上」にある。
2 そのためには,競争の足かせとなる規制は極力排除する必要がある(規制緩和,法人税減税,労働者の自由な増減や給与削減の自由などによる経費節減など)
3 経営者にインセンティブを与えることで,経営者は「より儲ける」という意欲が出て,さらに国際競争力が増す。
4 企業が強くなれば,結果的にそこで働く労働者の雇用を確保でき,生活の確保ができる。

労働者優遇政策の場合
1 目的は「労働者の雇用と給与の安定確保」,すなわち「安心して働ける職場環境」にある。
2 正規労働者も非正規労働者も安心して働けることで,労働者の勤労意欲が増し,企業収益の増加につながる。
3 企業収益が増加すれば,結果的に海外の企業との競争にも太刀打ちできる。
4 労働者の雇用を確保して,かつ安定した給与を支払うことで,労働者の生活も安定し,それにより生活費などの支出が増える(内需拡大の効果が生じる)。

以上の効果が期待できます。いずれも,結果的には「外貨獲得」と「内需拡大」という景気対策に必要な要件は満たします。ただ,「どっちから攻めるか」というベクトルが違うため,「じゃあ,どっちの方が効果が大きいのか」という点で差異が生じると思います。

さて,どちらの政策がよいでしょうか?ここでは,あえて私見は出しません。皆様のお考えに委ねます。
ただ,これは,それぞれの立場や経済に対する見方によって大きく異なると思います。選挙の際は,こうした「ベクトルの違い」も踏まえて,「どの政党,どの候補者に投票するか」を考えてみると良いでしょう。

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学校に携帯持ち込み禁止することは,法的センスを養う機会になる

2008年12月08日 01時30分58秒 | 法律問題
大阪府の橋下知事が,学校への携帯電話持ち込みを禁止する方針を打ち出しました。これをうけて,文部科学省などからもこの方針について歓迎する以降であるとのことです。一方で,生徒や父兄などからは,携帯電話が使用できなくなることによる弊害もあるなどとして,この方針に反対する動きも出ているようです。

携帯禁止「歓迎したい」=大阪府教委の方針受け-塩谷文科相(時事通信) - goo ニュース

なぜ法律ができるか考える良い機会になるのでは

携帯電話持ち込み禁止の是非については,既に多くの方が議論をしていますので,ここでは特に触れません。
例によって,この問題を全く違う視点から見ていきたいと思います。
携帯電話の学校への持ち込みが禁止されたというと,どうしても携帯電話のことだけに視点がいきがち,実は,ここに面白い問題が含まれているのです。それは,「なぜ世の中に法律ができ,刑罰ができるか」を考えることができるということです。つまり,「実社会におけるリーガルマインド」を小中学生からこの問題を通じて教え,考えさせることができるのです。

具体的にはこうです。
そもそも,なぜ知事は学校に携帯を持ち込むことを禁止しようとしたのでしょうか。その理由を考えてみましょう,っていうことになります。
「わからん」「考えたって嫌なものは嫌」というのが子供の発想になると思いますが(まあ,中にはこういう発想の大人もいますが),そこで理由なしに禁止することはない。理由なしに禁止したとすれば,説得力のない禁止規定だよ。」ということになります。
そして,禁止した理由を考えると,大きくいうと「授業中にケータイが鳴ったり,メール操作するなどマナーができていない」「怪しいサイトの情報に騙されて犯罪に巻き込まれる可能性がある」「適当な情報を書き込んでいじめの原因になる」などいくつかでてくるでしょう。
すると,次に考えるのが,「こういう目的を達成するために,持ち込みを禁止をするということが妥当なのか」ということです。それを考えさせますと,「なるほど」という子もいれば「ならばマナーや使い方のルールを守るようにみんなで注意すればよい。」などという意見も出てくると思います。
そこで,後者の意見が出たら,「じゃあ,いままでしっかりマナーやルールを守っていたか?」という点を考えます。
全員がマナーやルールを守っていれば,そもそも問題にならないわけですから,「たしかに」となります。もちろん,「私は守っていた」というこれまた子供の反論が予想されますが,これは想定内。
ここで,「物事はいきなり何か規制するわけではない。最初はみんなに迷惑をかけないようにするためのマナーやルールができてくる。ところが,誰かがのマナーやルールを守らないと,他の人に迷惑をかけてします。こういう人がどんどん増えてくると,もはやマナーやルールといったみんなの気持ちだけでは解決ができない問題になってしまう。そうなると,もっと厳しい決まりを作らなければならない。もちろん,そうなるとまじめにやっていた人も同じ厳しい決まりの枠に入ることになるが,他の人に迷惑をかけないというためには仕方がないこと。そして,それでもその決まりを守らない人がいたら,罰を与えてでも止めさせなければならない。そうしなければ,みんなが迷惑しっぱなしになるから。」と説明します。
そして,「実は,日本にはたくさんの法律がある。この多くは,そうしたマナーやルールを守らない人がいたことから,みんなの生活を守るためにできたものなんだ。そして,それでも守らないで迷惑をかける人がいるので,刑罰を与えることができる法律までできているんだよ。」と,法律がなぜ,どのような理由でできるのかを説明するのです。そして,これが「今の社会の仕組みなんだ」とはっきりいうのです。
最後に,「今回のケータイ禁止ということも,全く同じこと。みんながルールやマナーを守れば,こういう問題にまでならなかった。ところが,こういうことを守れなかった人が結構いたので,禁止することになった。法律が作られる仕組みと実は全く同じなんだよ。」ということで一応着地となります。
補足的に「もちろん,ケータイに限った話ではなく,すべてのことで同じ問題が起こるよ。それが学校内なら校則になり,国全体なら法律になる。」と説明します。

もちろん,ここからはいろんな反論が出てくるはずです。それで良いのです。日本の法律も,一度作ったらそのまんまではありません。いろんな反論や社会の変化があるので改正します。だから,ケータイ問題についても「みんなの反論がなるほど,ということがあれば,この規則も変わるかもしれないね。ただ,そのためには何をすればよいか考えよう。ただ反対,って叫ぶだけで本当に良いのかなあ?」などとふれば,「権利と義務」の関係も何となく分かってくるのではないでしょうか。

とまあ,長くなりましたが,ケータイ問題は,単純な「ケータイの是非」ではなく,「法律がどう作られ,権利義務がどういう関係にあるのか」をちゃんと教えるよい機会になるのではないでしょうか。裁判員制度が始まる今,このようなリーガルマインドを理解してもらうことも大切だと思います。
もっとも,橋下知事がそこまで考えて発言したとは思えませんが・・。

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テレビ買っちゃいました\(^^@)/

2008年12月07日 23時57分17秒 | 家電芸人
テレビが壊れて10日近く経ちました。先週に引き続き,今週の土日も電機屋巡りをしましたが,ビビビってくるテレビとお店がありまして,ついにテレビを買ってしまいました。

東芝のレグザ42Z7000っていう液晶テレビです。

価格コムでは,15万円台からとなっているものの,通販でテレビはちょっと恐いので,店舗で買う方がよいだろうと考え,そうなるとどこを見ても18万円台までしか値引きしません(もちろん,ポイントおまけが5万円位付きますが,ポイントってねえ,っていう感じがするので,これはあえて無視しました。)。ところが,これがなんと「17万8千円」で買えたのです。しかも,500ギガのハードディスクもおまけに付きました。

当初は,「来週がボーナス商戦だから,来週の土日からものすごい値引き合戦が始まるんだろうなあ」ということから,来週か再来週の土日に買おうと思っていました。
しかし,電機屋も然る者,そういう客の動きを見切って「いやいや,うちで買うなら,年末価格にしちゃいますよ」みたいなノリで勝負してきます。しかも,週末はどこでもキャンペーンをやっていますので,「今日決めてくれたら**」みたいなことを言ってきます。正直,かなり煽られました。

しかし,私は例によって根拠の弱い勝手なルールを作っていました(家電芸人の中にも似たようなルールを決めている人がいるようです。)。私のルールは次のものでした。
1 「今日決めたら云々」という店員は信用しない
2 値段交渉にはポイントを絡めない(キャッシュフロー勝負)
3 押し売りをする店員の言うことは信用しない
4 店が活気に満ちているところは良い店
5 長期保証サービスなどが充実している
6 とにかく店員,店員のスキルがすべて
7 もちろん,価格勝負っていうことは言うまでもない


この条件を元にこの週末も電機屋巡りをしたところ,先週もちょろっと書いた「お気に入りの店員」のいたお店がすべての条件を満たしたのでした。
ちなみに,そのお店は「コジマ電機」です。
ただし,コジマ電機も3店回りましたが,お店によって対応はまちまちでした。したがって,結論から言うと,「お店のネームバリューよりも,そのお店でどういう営業をしているか」がすべてだと思います。
A店は店員の説明が意味不明だったので買う気をなくし(値段も今ひとつでした),B店はそもそも店自体やる気を感じず(別の客に店員がため口で対応しているのを見て,嫌な気分にもなりました。)っていう状態でした。
ところが,C店は全く違いました。一見チャラ男風の店員でしたが,非常に対応もよく(なにしろ,先週の段階でバーゲン情報を教えてくれたのは,かなりポイントが高かったです。),値段も底値と明言し,さらに,こちらの質問にすべて的確に対応してもらい,その上余計なものの押し売りを一切しないどころか,BSアンテナを買い換えようか悩んでいると言ったら,「今ので映りますから大丈夫ですよ。もし,映らなければその時考えれば大丈夫。お値段は今買ってもあとで買っても変わりませんよ。」と押し売りどころか,買い控えアドバイスをするなど,もう言うことはありません。さらにさらに,レコーダーも買おうかどうか悩んでいることを伝えると,価格を提示した上で,「でも,レグザならハードディスクつきますから,慌てて買わなくても,もう少しまった方が良いかもしれませんよ。」などなど。ちなみに,全く別のお店では,逆に「いやあ,レコーダー買った方がいいですよ,絶対。」と押し売り状態になった中,このお店は客に不要なものは売りつけないという客本位の姿勢が見えてきました。

そんなわけで,来週を待たずに買ってしまったのです。
しかも,当初は37型を予定していましたが,42型と2万円しか変わらなかったこと,レコーダーを買うのを止めたので,その分の予算が回せると踏んだこと,あとはその場の勢いから,42型にしてしまいました。

納品は月曜日以降いつでも大丈夫とのことでしたが,平日はさすがに仕事休んでテレビの設定につき合うというのもなんだなあと思い,今度の土曜日納品としました。
今から土曜日が待ち遠しいです。
とはいえ,この年末は予想外の出費を強いられてしまいましたので,これからはしばらく質素にひもじく暮らさなければなりません(T.T)。

なお,今回レグザに決めた理由や,コジマ電機以外のお店の動きなどについては,順次報告したいと思います。これから年末年始にテレビを買おうとしている方の少しでも参考になるよう,悪口だけは書かないようにするつもりです。

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基礎年金国庫負担までふりだしに戻る,やっぱり強行採決はろくなことがない

2008年12月04日 23時47分41秒 | 政治・選挙
来年4月から基礎年金国庫負担分を3分の1から2分の1に引き上げる予定でしたが,麻生総理が「来年は無理」ということで,先送りされる見込みとなりました。
これにより,「安定した年金財源はどうなるのか」などということで物議を醸し出しそうです。

4月引き上げ見送りの意向 基礎年金国庫負担で首相(共同通信) - goo ニュース

「百年安心プラン」は早くも「安心できないプラン?」

そもそも,この方針は,2004年に「百年安心プラン」などと称し,「とにかく税金を注入すれば,年金財源は安泰だ。その財源2兆円ちょっとなので,それは消費税1%増税すればよい」ということから,国会で強行採決して決められたものでした。もちろん,強行採決した背景は「消費税増税」があったわけです。
ところが,いざとなったらこのざまです。しかも,財源不足が原因ということですが,2兆円ってきくと,何かピンと来ませんか?そうです,「あれ」です。「あれ」を国民に配ると2兆円かかるということで,現在市町村にいろいろ押しつけようと準備しています。
っていうことは,「あれ」が原因で,「安定した年金財源の確保」ができなくなった,といっても過言ではないのです。
そもそも,百年安心プランを提示したときは,まだ「消えた年金」問題は表に出ていませんでした。その後,消えた年金問題が大きくなり,今日に至っている訳です。っていうことは,むしろ「とにかく年金財源を安定化させる」ことが最優先課題なのではないでしょうか。
まあ,はっきりいうと,「百年安心プラン」そのものが相当眉唾物です。なにしろ,財源がアバウトで,結局「消費税増税がすべて」というオチになっているからです。つまり,このプランは「消費税増税のために作られた説明用プラン」にすぎません。だから,はなから実効性など求めていないのです。
先の後期高齢者もそうですが,強行採決にろくなものはありません。やはり,議論が十分ではないからでしょうね。

さて,麻生総理,この落とし前はどう付けてくるのでしょうか。野党はどのように攻めてくるのでしょうか。今後の攻防も見物です。

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アラフォーのエドさん,流行語大賞ゲッティング~,でも一発屋のあなたとは違うんです

2008年12月03日 23時40分27秒 | 社会問題
ここ数日は夜勤,出張,そして風邪というイベント三昧(?)でした。
さて,今さらですが流行語大賞が発表され,「アラフォー」「グ~!」「あなたとは違う」が選ばれました。

大賞に「アラフォー」「グ~!」=「あなたとは違う」、前首相は辞退-流行語大賞(時事通信) - goo ニュース

エドさん,一発屋にならないでね

そんなの関係ねぇ」と遠くの方から聞こえてきそうですが,流行語大賞を聞くと,「今年もあとわずか」って感じがします。

アラフォー」は,ドラマから出た言葉で,いわゆる40代前後の世代を指します。私自身,アラフォー世代なので,この言葉は今年ずいぶん使ったような気がします。ただ,冷静に考えると,「だからなんだよ?」と思ったり,ラジバンダリでした。
グ~!」は言うまでもなく,エド・はるみさんの持ち芸です。確かに,今年に入ってから,幼稚園児は,一時「ラララライ」にはまりかけていましたが,結局「グ~!!」と「さ~ん」ばっかり言っていたような気がします。この辺が流行語大賞に選ばれた要素かもしれません。
ただ,芸人が大賞を取ると,一発屋になる傾向がありますので,エドさん,来年が正念場でしょう。
あなたとは違う」は,受賞自体ということでしたが,そうであれば「記者を呼ぶ」ということでもよかったのかな,って思います。どうせシャレの世界なので,それくらいの遊び心があってもよかったでしょう。
私も自分を客観的に見ることができるので,いつも「また,食べ過ぎた。まあ,でもいいか」ってことになります。別の意味で「あなたとは違う」食生活になっているのが実情です。

ところで,私の流行語大賞は全く別でした。当然,そもそもノミネートされていない言葉ばかりです。
「ルネッサーンス」
「ラジバンダリ」
「あると思います」
「スーパーイリュージョーン」
「Yes,we can」


ちなみに,全部赤絨毯系です(笑)。最後の言葉だって,本人じゃない方ですし・・。
しかも,職場では予想外に通じない(泣)。

さて,来年はどんな言葉がはやるのでしょうか。まあ,一つは「選挙系の明言」でしょうね。例えば「小沢チルドレン」とか「ねじれ解消」などでしょうか。あとは経済系もあると思います。例えば,「サプライズ倒産」とか「円安ドル安株安」などなど。ほかには・・当然分かりません。
とにかく,楽しい言葉ばかりになればよいのですが・・。

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