私はどこの政党の支持者でもありませんが、未だに「そうはいかんざき」という公明党の神崎元代表の選挙CMを思い出してしまいます。
選挙活動におけるプレゼンにはある程度のインパクトも必要なので、そう考えるとこうしたオヤジギャグ的キャッチもありなのかもしれません。
最近の選挙情勢をみて、なんとなく思ったことをつぶやきます。これは本当につぶやきなので、反論は山ほどあると思いますが、本気で突っ込まないでね。
最近の選挙の情勢1
郵政民営化選挙のころから、有権者はYes、Noの二択選挙を好むようになった。いわゆる、デジタル思考である。
今回の選挙は、争点大杉につき、二択にできないことから、思考放棄傾向が強い。
最近の選挙情勢2
日本の有権者は、アメリカのようなネガティブキャンペーンを嫌う傾向が強い。
人の悪口は嫌いじゃないのだが、度を過ぎると「お前が言うな」という不快感に急激に変化し、悪口の相手を同情する判官贔屓的な思考になりやすい。
なので、少しでもポジティブなことを言う人を好む。
最近の選挙の情勢3
政治家が身近でなくなっている。ネット社会でSNSなどでやりとりを行っている政治家もおおいが、本当に双方向なのか怪しい人も多い。
そもそも、候補者の多くが落下傘であり、地元密着ではないため、なんとなく感情移入できない候補者が多い。
以前、自民党のゲル大臣が「かつては、あなたの隣に自民党、ということできちんと声を聞いていたが、90年代から様子が変わってきた」と述べていたが、良し悪しがあるにせよ、昔はかなり地域密着政治家であり、実はかなり身近な存在であった。
最近の選挙の情勢4
その自民党だが、昔から一党独裁状態が続いていたものの、今回ほど不安がられていなかったのは、派閥政治により、実質的に自民党が複数に分裂していたため、内情が決して一党独裁とはいえなかったことによる。
ここ最近は、派閥が弱いため、オール自民党になっている。
最近の選挙の情勢5
野党の選択肢に悩む有権者が多い。
特に、今回は、「反自民、反民主、反共産」という人が実は多いが、その受け皿が弱く、維新、次世代くらいしかなく、これまた決め手を欠く状況である。
結果、安パイとして自民に戻る、という選択肢になりやすい傾向である。
最近の選挙の情勢6
基本政治は他人事、それよりも自分の生活が第一、と考える人が多い。その背景には、前述の政治家が身近でないこともあるが、自分の日常生活と政治がリンクしていないと思ってしまうところであろう。
例えば、財政再建しようがしまいが自分の生活は全く変わらないと思ってしまう。
今回の選挙ほど候補者を誰にするか悩ましいことはありません。
理由はいろいろありますが、個人的に一番感じていることは「具体的な将来ビジョンや生活の変化」を明確に示している政党がないことです。
特に野党は批判ばかりで、国民に夢を与える話をほとんどしていないのが致命傷です。
何もバラ色のバラマキ政策を示せとは言いません。もっと単純に、何をどうするから国はこうなる、みんなの生活はこうなる、その根拠は、逆に負担は、っていうことを具体的かつ分かりやすく伝えてもらいたいですし、そうしている政党や候補者を中心に選びたいと思います。
よく父が1970年代の選挙運動の話をしていた。選挙大好きだった父は複数の陣営の手伝いをしていたが、選挙運動の醍醐味は「毎日夜中まで飲み食いできたこと」とのこと。また、飲食をケチる陣営には「あそこはケチだからダメだ」などといわれ、それで本当に落選したひともいるらしい。
幸か不幸か父は飲み食いだけで満足していたようですが、実際は、そこにかなりの現金が飛び交っていたようです。「現金が具材のおにぎり」なんていうものが配られていたともいわれています。
もちろん、これは当時も違法です。
以上の話は昔の話であり、今の選挙ではこれらは明確に公職選挙法違反になります。
しかし、選挙参謀の中には、こうした古いやり方を推奨している人もまだ残っているようですし、有権者にも飲食当然、って思っている人も多いようです。
今は、酒はもちろん、コーヒーすらアウトとなり得ます。
ちなみに、父の血を受け継いでしまったのか、私も選挙好きではありますが、路線が全く違っており、公職選挙法フェチと、選挙情勢分析という、選挙運動とはおよそ真逆の位置にいます。
なので、特定の候補者や政党を支援せず、公約から判断しているのであります。
今回も不正選挙ネタが出回っています。各候補者の選挙運動やマスコミの動向は別にして、少なくとも投開票手続き部分では、不正を行う余地は皆無です。嘘だと思うなら、開票手続きを見に行ってみてください。開票立会人は、各候補者関係者がいますので、特定候補者有利な票読はできません。
また、期日前投票箱の不正を疑う人もいるようですが、投票箱には署名付きの鍵もしており、かつ毎日蓋にも鍵をしており、さらに立会人もいますので、勝手に票を水増しすることはできません。
さらに、開票場所で白票に勝手に記載するとの話も、作業を見ればわかりますが、作業員は筆記具を持ってません
不正選挙を疑うのは自由ですが、同じ疑うのであれば、各候補者の選挙運動が合法的か否かを疑ったほうがよっぽどましですし、その方が威嚇効果も高いと思います。
ビッグデータから衆院選の分析がおもしろい。
不思議なのは、投票率が高くなると、自民党の議席数が増えるという分析内容。今回、浮動票は自公に動くと分析しているのは、これまでの常識を覆す内容で興味大です。
docs.yahoo.co.jp/info/bigdata/e…
今回の衆院選、基本構造は自公vs日本ヤトウキテル連合という流行語大賞的なものといえます。しかし、ヤトウキテル連合が全く一枚岩でないために、政策がバラバラで、反自民の受け皿になっていない状況で、いわば浮動票有権者じゃら「ダメよ~ダメダメ」と言われている感じでしょう。
一方、共産党は議席三倍に迫る勢いで、去年の流行語の「倍返し」以上の情勢です。
全体的な傾向は、今年の都知事選とほぼ同じかと思われます。
やっぱ、アベノミクスで財界の動きが活発になり、いわゆる士農工商団体がかなり自民党に戻ってきたというのが大きいかもしれません。
はやぶさ2が無事打ち上げられましたが、はやぶさ2に投入した税金が289億円とのこと。
単純な電卓勘定だけすると、今回の選挙をやらなければ、はやぶさがもう2基打ち上げられたのですね。
もっとも、選挙後に上がるのはロケットではなく、物価と税金ですがwww
あれ、いつから内部留保=現金になったんだ?
300兆円の内部留保って、企業の金庫に300兆円の現金が入っているの?
内部留保って簡単に給与に回せる現金だったっけ?
会計帳簿って、いつもニコニコ現金払いだけだったのかあwww
「今度の衆院選の主要争点はアベノミクスの是非であり、それ以外は争点にならない。またアベノミクスの成果は出ている。」ことを報道するのが、中立公正な報道なんでしょうね、きっとww
ちなみに、一般的には、争点とは政党や候補者が決めるのではなく、有権者が決めるものです。