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こんばんは。
「イマジネーショントレーニング法」連載、四回目になります。
前回、「イメージの出し方」を書きましたが、
むろんあれだけでは「トレーニング法」にはなりません。
しかし、出発点としては、イメージの出しかたが重要なので、書いてみました。
では、なぜ駄目なのでしょうか?
おそらく「意志」というものが、ここで大きく欠けているでしょう。
「いい絵を画く意志」というものが、はっきり欠けています。
これでは、どうイメージを出すかが、あまり具体的ではありません。
では、具体性はどこから来るでしょうか?
ここで、かなりはっきりした「方法論」の問題に入るかと思います。
「いい絵を画く」というテーマは、意志として、出発点としては大切のですが、
やはり「具体性」や「具体化」としては問題です。
そして「目的意識」と「具体性」が、両方揃うことが非常に大事だと思います。
それはどうやればいいでしょうか?
ここで、「アイデアデッサン」「アイデアスケッチ」というものに戻る必要があります。
方法としての「アイデアデッサン」は、「イマジネーショントレーニング」の中で、
かなり重要だと思います。
つまり、楽器の練習や、スポーツのエクササイズのように、
「アイデア」や「イメージ」を出しながら、具体的な「パターン」というものを
実験、研究、ないしは探求してゆくことが、
「イマジネーショントレーニング法」だと言えると思います。
このトレーニングを通じて
さまざまな試行錯誤を重ねながら
「自分なりのいい絵」というものを見つけてゆくことをめざします。
そしてつぎの課題としては、
「ことばの問題」にはいるべきだと感じます。
思考の道具として、ことばは重要で、
意志の表現としても「ことば」が、非常に重要な位置を占めるからです。
「イマジネーショントレーニング法」でも「ことば」というものは重要なので、
次回は、「ことば」と「メモワール法」の問題にはいろうと予定しています。
お楽しみに。