イマジネーション・トレーニングの日記〜わたしの藝と稽古の記録

パターンやイメージを探求するために絵を画いています。

意志すること、方法論と具体性

2021-02-19 20:04:00 | 日記


こんばんは。

「イマジネーショントレーニング法」連載、四回目になります。

前回、「イメージの出し方」を書きましたが、

むろんあれだけでは「トレーニング法」にはなりません。

しかし、出発点としては、イメージの出しかたが重要なので、書いてみました。

では、なぜ駄目なのでしょうか?

おそらく「意志」というものが、ここで大きく欠けているでしょう。

「いい絵を画く意志」というものが、はっきり欠けています。

これでは、どうイメージを出すかが、あまり具体的ではありません。

では、具体性はどこから来るでしょうか?

ここで、かなりはっきりした「方法論」の問題に入るかと思います。

「いい絵を画く」というテーマは、意志として、出発点としては大切のですが、

やはり「具体性」や「具体化」としては問題です。

そして「目的意識」と「具体性」が、両方揃うことが非常に大事だと思います。

それはどうやればいいでしょうか?

ここで、「アイデアデッサン」「アイデアスケッチ」というものに戻る必要があります。

方法としての「アイデアデッサン」は、「イマジネーショントレーニング」の中で、

かなり重要だと思います。

つまり、楽器の練習や、スポーツのエクササイズのように、

「アイデア」や「イメージ」を出しながら、具体的な「パターン」というものを

実験、研究、ないしは探求してゆくことが、

「イマジネーショントレーニング法」だと言えると思います。

このトレーニングを通じて

さまざまな試行錯誤を重ねながら

「自分なりのいい絵」というものを見つけてゆくことをめざします。

そしてつぎの課題としては、

「ことばの問題」にはいるべきだと感じます。

思考の道具として、ことばは重要で、

意志の表現としても「ことば」が、非常に重要な位置を占めるからです。

「イマジネーショントレーニング法」でも「ことば」というものは重要なので、

次回は、「ことば」と「メモワール法」の問題にはいろうと予定しています。

お楽しみに。