オーデュポン写真賞は全米オーデュボン協会が主催する北米に生息する鳥を対象にした写真コンテスト
「写真とバードウォッチングを組み合わせると起こる魔法のような出来事」が作品となって現れます。
最優秀賞 オオミチバシリ(カッコー科)
涼しい朝には日光浴しながら、砂浴びをするそうです。
アマチュア賞 サンドヒルクレーン(カナダヅル)
親子のスキンシップがいいですね。
この鳥は特に重要な保護の対象となっています。
鳥のための植物賞 ハゴロモガラス(ムクドリモドキ科)
密を吸っているのではなくて、花を開けて中にいる虫を探して食べているようです。
⇒Audubon
オーデュボン協会は、野鳥の保護を目的とした団体です。
現在では、さらに輪を広げて自然環境の保護を推進しています。
保護の観点から鳥の撮影についても、鳥に近づきすぎないこと、強制的に飛びだたせたりしないこと、フラッシュをできるだけ使用しないことや周辺の植物を踏み荒らさないこと等多くのルールが設けられています。
⇒Audubon撮影の注意点
オーデュボンの冠は、鳥類学者であり画家でもあったジョン・ジェームズ・オーデュボン( John James Audubon 1785-1851 )に由来します。
彼は18歳の時にナポレオンの軍隊に入ることを逃れて、フランスがらアメリカに渡った移民です。
逸話が多くありますが、13年間にわたって、北米の鳥435種類描き、The Birds of America(アメリカの鳥)を出版しました。
⇒History Miami Museum
⇒MY MODERN MET
全米各地に出かけ435種もの鳥を観察し描いていくのは大変な労力が必要だったでしょう。
しかも当時はカメラなどありませんでしたから、鳥を捕え標本にして細部を描いたようです。
この中には新種の鳥や現在では絶滅している鶏もあるようで、貴重な大作となっています。
美しい写真の背景にある危うい自然
いつものように鳥が空を飛べるようにと願います
オリンピックも感動的な写真が出てくるでしょうが、今のモヤモヤした不安が消えることはないでしょう
それでも、アスリートたちは精一杯挑戦するでしょうから、応援したいものです
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