日本の国土の66%が森林です。
世界規模で見ると、森林は陸地の3分の1を占めています。
雨が多い気候と南北に長く、高低差のある日本の地形は森林の生育に適しています。
世界の森林分布
⇒ Global Forest Resources Assessment 2020
森林の意義は、資源としての木材やキノコなどの林産物、土砂災害の防止、水源の維持、生物多様性の保持、地球温暖化の防止など多方面に亘って公的な機能を持っています。(⇒森林・林業学習館)
昭和39年木材輸入の全面自由化に伴い、輸入木材が増加し、日本の木材自給率(緑の折れ線)は2割程度まで下がりました。
しかし、近年豊富な森林資源の見直しや技術革命などを背景に自給率は上昇傾向にあります。
⇒林野庁
森林の存在価値を見直し、持続可能な方法で経済に組み入れて活用することが大切です。
山形大学名誉教授 北村昌美氏の談話から引用(⇒西垣林業株式会社)
・「持続可能な開発」という言葉が流行していますが、林学とか林業というのは、そもそもそれが基本概念だったのです。
・どうすれば森林全体を損なわずに、自然から「いただく」ことができるのか、それを判断できるのが林業の技術というものだと思います。
・木材は伐られる前は森林だった、ということを忘れているのです。木材が森林であった時代にしてくれた事、果たしていた役割、いわば「生前の功績」を考えないといけない。
日本は木の国、森の国
意識して忘れないようにしたいものです。
⇒森林・林業学習館
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