大阪ビジネスの中心部に少彦名神社が連なるビルの間にあります。
毎年11月22~23日は恒例の神農祭が開催されます。
当日は厄払いとして張子の虎が付いた笹が授与されます。
⇒ぷらり歴史路
張子の虎の由来は、江戸末期コレラが大流行したおりに、道修町薬種商が疫病の薬として虎の頭骨を配合した「虎頭殺鬼雄黄円」という丸薬を作り、「神虎」(張子の虎)の御守と一緒に与えたことに始まるといいます。
江戸時代に虎?
日本に虎は生息していないはずですが、中国や朝鮮から本物の虎が贈られてきたのか、絵などが届けられたのか、室町時代ころから屏風などに虎の絵を見ることができます。
雪村周継 「龍虎図」の虎 室町時代
⇒根津美術館
虎の目が随分丸くて大きいですね。きっと本物を見ることはできなかったのでしょうね。
江戸末期にはオランダから虎が運ばれ見世物として庶民の前に姿を現したようです。
この見世物の虎を譲り受けて薬を作ったのでしょうか。
それともオランダから医学の関連で別に虎を輸入していたのでしょうか。
薬の名前がなんといっても「虎頭殺鬼雄黄円」ですから、名前だけで効果がでそうですが、真相が気になります・・・・・
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます