「壇」は仏教に縁のある漢字です。
一段高くなった所を意味します。
古来密教では、土を高く盛り、その上に仏像や供え物などを置いていました。
これが土壇で、日本では恒久的に使えるよう木壇となっていきます。
仏壇、須弥壇、護摩壇などありますね。
中尊寺金色堂の須弥壇
⇒中尊寺
部首が木へんの「檀」は僧侶などに金銭等を施す布施の意味があり、お布施する信者のことを檀越(だんおつ)といいます。
檀家も同じような意味ですね。
檀は他に、白檀、黒檀、紫檀のように仏教など宗教的に関連する木の総称としても使われます。
白檀の木
⇒木材博物館
別の読み方で「マユミという優しいものがあります。
「マユミ」は、ニシキギ科の赤い実をつけ、紅葉も楽しめる木です。、
⇒花言葉辞典
マユミの木はまた「真弓」とも表され、その粘りと緻密な材質から弓の材料としても使われていました。
人の名前にも使われる時がありますが、見た目は男子、呼び名は女子という漢字になりますね。
漢字・・・由来や歴史、意味など奥深いものがありますね。
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