第122回「種火の回」は以下の内容でした。佐渡島内の基幹病院である厚生連佐渡総合病院の感染管理認定看護師によるお話でした。
そのタイトルは、「感染症に目を光らす!」です。
佐渡新型コロナ感染者率は、本土に比べ圧倒的に少ない状況です。大変優秀な成績だと管理人は思います。
これを裏側で支えたのが、感染管理認定看護師の存在でした。島内には2名居られるそうです。
感染対策のためには、院内だけではなく、施設や地域に出向いて講演や指導にあたらなければなりません。市民一人一人の感染症に対する正しい知識と理にかなった行動を喚起するためです。感染症は今回の新型コロナであれ、季節性のインフルエンザであれ、専門家だけの奮起だけでは防ぎ切ることができないからです。
ご講演いただいた看護師の方は、島内各地に出向いて指導されたそうです。後で病院の偉い方にお尋ねしたところ、持ち出し、つまり病院としてはボランティアなのだそうです。
コロナ禍もそうですが、傾向としては少子高齢化で患者数は減っているそうです。と言うことは、減益なわけですよね。にも関わらず、持ち出ししてまでも感染対策に出向かなくてはならないわけです。
何故か?
管理人は関係者ではないのでど素人の推測なのですが、感染対策に出向くことで感染者数を低率にし、病院内の負担を軽減する役割もあるのではないかと思います。
感染症対策は院内業務だけでは済まないこと、また、看護師資格を得たのち、感染管理認定看護師になるためには管理人の想像を超える時間の勉強と、資格を得たのちも更新する為に実践と研修を続けなければならないこと、などなど学びました。
ほんとうに大変なお仕事ですね。
管理人は、手指消毒の正しい行方なども詳しく解説いただきましたけれども、先にも言いましたが、「正しい知識を持って正しく恐れ、一人ひとりが理にかなった行動を取る」と言うことが、医療の逼迫を防ぎ、感染症の罹患率を低くする事なのだと思ったのでした。
感染管理認定看護師、本当に大変なお仕事だと思いました。