ちょっと考えてみれば、不思議ですよねぇ。ピアノの鍵盤のこと、「鍵盤」って言いますけど、鍵盤の鍵って、「カギ」って言うことですよねぇ。
なんで?
と言うのが、今日のお題です。
うまく説明できるか心配ですけど、さっそく行ってみましょう!
ピアノのふたを開けると、白いのと黒いのが規則的に並んでいます。このひとつひとつのことを、私たちは、と言うか、私たち日本人は、〈鍵〉カギ、つまり〈鍵〉ケンと言い、その集まりのことを鍵盤と呼んでいますよね。
でも、錠前の開閉をする道具でもないのに、何で〈鍵〉カギ、つまりケンと呼ぶのでしょうか。あるいは、英語でkey と呼ぶのでしょうか。
実は、日本語で言う〈鍵〉はkey、〈鍵盤〉はkeyboard の訳語として使われる様になったのです。
問題は、このkey の語源。
Keyとは、中世以来〈音名〉という意味で使われてきたラテン語の音楽用語、〈クラヴィス=clavis〉の訳語として用いられる様になったとの事。つまり、音名=ckavis→Key →鍵という事になり、私たち日本人は、鍵または鍵盤という言葉を音楽用語として使う様になったわけです。
PCの登場と発達、普及から、キーボードと言うとPCのあれかと思い浮かぶ人もいるでしょうが、管理人的には、鍵盤だけの化け物の様なものをkeyboardと言っている楽器も最近多いよなぁ、と思っている次第です。
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