カリフォルニア便り ーFROM OQ STUDIOー

~南カリフォルニアから~
陶芸家の器と料理、時々王様の日々

ラベンダーアイズ

2011年04月21日 | Fashion

 

メガネを新しく作りました。

今回はツルの部分が柔らかいマロンベージュで、裏側がゴールドのドット柄。

フレームはブラウンですがボルドーのような赤みも感じられます。

今までよりも柔らかい感じのものが欲しかったので、こちらを選びました。


2年前に作ったメガネのフレームは奇麗なままですし、気に入っても居りますので、

まだまだ使いたいところですが、肝心の視力が変化するのですから仕方有りません。

ところで、今回メガネのショップでとても素敵な女性の店員さんと出会いました。

見事にカールした格好いいヘアと、コーヒー色に輝く肌を持った女性です。

彼女の小さく彫りの深い顔立ちに、黒いセルフレームのシャープなメガネが、

この上なく素敵に似合っていました。


さりげなく観察しましたところ、何よりも彼女のメガネ姿を魅力的にしているのは、

メガネの奥の、よく考えられた丁寧なアイメイクだと睨みました。

お客様の数も少ない平日の昼間の店内でしたので、

商売の邪魔にならないと判断した私は、彼女としばらく話し込みました。

もちろん、話題はメガネとアイメイクの関係について。

実は私は彼女に出会うまで、メガネをかけている以上、

アイメイクはそれほどこだわっても意味がないと思っておりました。情けない話です。

彼女と向かい合って座ったとき、そのメガネの奥にはどぎつい訳ではないのですが、

大変効果的なアイメイクがキラリと光っていたのです。


彼女は私と同じ、極度なドライアイと非常に強度な乱視の為、

コンタクトレンズを使用する事は無理なのだそうです。

このショップで働く事になり、一生懸命メガネの為のメイクを研究したそうです。

単なるメイクなら、BAさんがいくらでも教えてくれますが、

メガネの奥に潜む効果的なメイクを解く人はいませんね。残念ながら。

彼女はメガネ姿を素敵に魅せるという課題を持ち、人知れず努力研究に励んだ結果、

メガネを販売する為に存在するような女性になりました。

長年の経験から、何を商うにしても最終的にはモノを売るのではなく、

自分を売り込める人が優れたビジネスパーソンだと思うに至っております。

ですので、彼女のような姿勢で仕事に対して努力出来る人が本当に好きです。

これからは私達は二人揃って彼女指名でメガネを購入する事にいたしましょう。

勿論サングラスも矯正付きのものが必要ですので、なかなか良いカスタマーになりますよ。


ショップを出たその足で、化粧品を買いに。

彼女と話した中でメガネ&メイクの幾つかヒントを貰いましたので、

今までブラウン&ゴールド一辺倒だったアイメイクに色を加えようかと思います。

粒子の細かいラメの入ったラベンダーカラーとスモーキーな紫がかかったグレーです。

 

リップには、こちらも細かいラメの入った明るいピンクをチョイス。

最近ワードローブに増えつつ有るネイビーカラーとの相性を考えてみました。


どれほどの年月自分の顔と付き合いメイクをし続けていても、

いくらでも学ぶ事、チャレンジするべき事が有るものですね。

そんな事を教えてくれた、素敵な彼女に感謝です。