店に、鮨という字は、魚が旨いと書く、
というようなことが書いてあった。
遠くに住む友達と待ち望んだ再会を果たし、このおいしいおすしを味わった。
ちょうど時分どき。順番を待ってやっとカウンターに通され注文。
隣り合った他のお客さん達の注文したものもほぼ一緒に出来上がり、
前面の職人さんから次々に手渡された。
器の上も残りわずかとなった頃、
周りと私の器の状態がどこか違うように思えた。
最後の一つを食べようとした時、
視線の先のお姉さんが運ぶ箸が目にとまり、「おや?」。
隣の友達の器もチラッと確認、「やっぱり?」。
どこかさびしげな私の器の上。忙しさに忘れられていた・・・ガリ。