ゆっくりのんびりお裁縫をしています。
夫のスーツスラックスのお直しをしているのですが、溜まってきている日々の繕い物も気になってきました。辛抱たまらず、片付けています。
今回はこれです。
割烹着の袖口です。かなり擦り切れています。さすがにヤバいので、しばらく使っていません。
でも、寒い時期はやはり割烹着を使いたいです。最近までは、他の2枚の割烹着で廻していましたが、ボタンが取れ、1枚のみになっていました。先日直しまして(詳しくはこちら)、2枚に戻りました。出来る限り早く3枚体制に戻りたいです。
まず初めに考えたのは、擦り切れた部分を切り取り、別布を使って元のように仕上げる方法です。これだと仕上がりがキレイだとは思います。しかし、生地探しから始まることを考えると、かなり大掛かり…
ちょっと嫌だな…
次に考えたのは、擦り切れた部分に裏から接着芯を張り付けて、穴になった部分は無視して、上から叩きミシンをかける方法です。
生地の用意、採寸、裁断等々、多くを考える必要がありません。見た目はイマイチになるかもしれませんが、どうしても気に入らなければ、全とっかえをすれば済む話です。
でも、これだと多分、生地が固く、しっかりしすぎてしまって、ゴムを入れても袖口が縮んでくれないかもしれません。
それも嫌だな…
別布は用意するけど、もっとお手軽で直せないものかしら?
で、考えて、これにしました。
何かでもらったエプロンの紐です。エプロン本体はリユースで別のものに作り替えまして、紐が残っていたのです。今回はこちらを使うことにします。予定は、幅広のバイアステープを付けるような感じで、エプロン生地を挟みこむつもりです。
色がおかしいけど、ま、いいことにしよう!
まずは傷んだところをカットし、念のため補強用のバイアステープを貼りました。
で、ここからが大変でした。
画像がないので、文章だけで失礼します。袖は筒状になっているので、付けようと思っているエプロンの紐も、筒状にしないといけません。ある意味、折り紙のように折って、縫い合わせて…としていくところですが、
- 後でゴムを通すことを考えると、中はきれいに空いていないといけない
- 透けて見える生地だから、裏側もある程度は綺麗でないといけない
- 使用予定の生地はふにゃふにゃで、本体生地に当てながら採寸裁断はできない
- 弱い生地だから、縫ったり解いたりを繰り返すことは出来ない
などなど、いろいろありまして、
あーだ こーだ
と頑張りました。片方の袖口が、何とか仕上げに持っていけそうなところまで頑張りました。しかし、
- 工程が面倒くさすぎる
- 思った以上に強度がない
- もう片方の袖口を、左右対称に見えるように仕上げるのは容易ではないと想像できる
ことから、頑張ったのですが、この方法は断念することにしました
後編に続きます