裏山はもう暑い

Ｍｙ裏山は整備された遊歩道なのですが、実は裏にちょこっと整備されていない道もある。

雪の時期に行ったらとても幻想的で素敵でした。　

ちょっと無雪期にもチェックと思って、行ってみたんだけど、すでに夏でした。この時期で大した藪でもないこんな道で、不快なら、本格的な山岳で夏の藪漕ぎはもっと不快ですね。

 　ちょっと行くだけなのに、もう整備された道はない・・・岩がゴロゴロしているのは奥秩父らしさを感じさせます。　もう甲府駅に１５分と言うような端山なのに・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

　整備されていないのでこんな感じ。裏山なんだけどな。　

未整備の道に一歩足を踏み入れると…頭上でカラスが騒ぎ始めた・・・。

森のあるじに闖入者を知らせようとでもいうのだろうか・・・

カラスはとても残酷な鳥だ。以前、散策していたら、2羽のカラスが１羽をいじめているところだった。

不思議なもので、鳴き方で、いじめられているとわかる・・・その一羽は最初は激しく抗議し抵抗していたのに、追い詰められ、最終的には、か細い声しか出せなくなってしまった・・・アレはカラスのレイプって感じだった。追い詰められた側のカラスのか細い声がホントに哀れな感じだった。

人間は、野生動物の世界はまるで平和で競争もなく、いじめも存在しない、天国のようなものを想像しがちだけど、どっこい野生動物の世界は厳しいのだ。

といってもカラスはすでに野生動物とは言えないけど。　東京都がカラス撲滅を頑張っているおかげで山国山梨ではカラスが増えて困っているらしい。

野生動物にしても、環境にしても、経済活動から外部化されているということがそもそも問題なんだな。もしゴミを出す量に応じてカラス対策費が上乗せされたら、人々はゴミを減量しはじめるだろうし、カラスはゴミを荒らすことができなくなって自然減するだろう。

それにしても、クモの巣がまとわりついたり、丸っこい黒いお尻の蜂がテリトリーを教えるため？寄ってきたりで、すでにあんまり快適とは言えない・・・まだ４月なのに・・・。

ただ風はすがすがしく、空気は甘い。ほんのり緑の味がする。　一瞬だけ、ウルサイ蝿や蜂が静まってホッとする。もうネットが要る。　

今のうちに低山は行ってしまわないと夏はもうすぐそこのようです。

去年は雪が長く、そうとうな時期まで北岳の大樺沢には雪が残っていたのに・・・今年は雪解けが早すぎて悲しい。去年はまだこんな時期。

こんな花を見つけた。とんがっているな～。

 これは今問い合わせ中だけど、イカリソウかもしれない。イカリソウを見てみたら、羊が食べて、精力絶倫になった草とあった（笑）

精力絶倫か～　おひたしにでも混ぜてみて、夫に実験するかしら（笑）

山梨に来て思うのですが・・・地方都市では大人が元気だ。まるで青春時代みたいです。なじみの店では”よおっ！”とばかりに、お尻をバシッと叩かれたりします。都会ではいまどき過去の遺物となったセクハラ？！　ある日携帯を見たら、知らない人から「なんで構ってくれないの？ぷんぷん」みたいなメールが来て　？？に。　たぶん誰か恋人候補の人と間違えていたみたいで無視していたらエスカレートして「冷たいのね」みたいな流れになったので、「どちら様でしょう？」と返したら、それ以来返事がきませんが（＾＾；）。この人、私とは二度と会えないよなぁ（笑）。　ヨガの生徒さんからは「昔の恋人と生き写しだ」と言われ、それだけならいいのですが、何やら奥さんに秘密にしたいと言う・・・。いや、なんもやましいことないのに、なんで秘密？！　ヨガのヤマ・ニヤマのサティヤ（誠実・正直）を強調しておきました。いや、なんかなー。

まぁいいですけど、社会にゆとりがあるってこういうことを言うんだろうな～って感じです。

都会では、”渡る世間は鬼”の”競争社会”なので、人々は完全に守備に入っていますから、こんな暇な出来事はありません。みんなそんなわき目は降らずに守りに徹し、前進中です。大体ちょっとしたことが命トリになる現代。　私の知っている例では、まったく身に覚えのないあることないことをソーシャルメディアで流された部長が減給を食らっていました・・・こういうことがあると、人は用心深くなります。だから、都会ではきっとキレるときは、突然で大爆発となり、被害が大きいんだろうな。昔はセクハラというか社内恋愛は大目に見られると言うか、会社で嫁さんをゲットしなければ一体どこで？な世界なので・・・でしたが、今ではそういうのはありえません。上司が部下に、というのはもっとありえません。ミーティングのために、会議室に一対一で入るということもないくらいです。酒の席でも同じ。無礼講は一切ないのが現代。っていうか価値観が多様化したので、酒の席に人をそろわせること自体がなかなか難しい時代です・・・。

とまぁ・・・そんなことを思いつつ・・・

道の終わりまで行くと、こんな蛾を観察中の女性にバッタリ出会いました。

　擬態中。　

向こうも道を知らなかったみたいで、「この道、どこへ続くんですか？」。　ちょうど教えてあげることができて良かった。

 

今日は思いもがけず、持っている裏山散策のパターンとしてはロングルートの3時間でした・・・ってよく考えたら茅が岳くらい行って来れる・・・っていうか、そろそろ、ハイキングの山にも行かないとな～。

高山植物の保護観察会がまじかですが・・・もう花の季節・・・今年は夏が早く、なんだか夏が苦手なのでちょっとがっかりしています。

　

 

 

 

 

 

山はすでにつつじシーズン。