数年前から予防歯科という言葉が、さかんに使われ
マスコミも、頻繁に取り上げています。
しかし、予防歯科とは、何なのか?の問いに、明快に回答
できる歯科医は、いないようです。
予防歯科とは、非常にあいまいで、言葉が一人歩きしているからです。
まず、不思議なことに、表の看板や、電話帳の広告などに
予防歯科と書いてはいけないことになっています。
(書いていいのは。歯科、小児歯科、矯正歯科、口腔外科、だけ
ただし、ホームページには可)
それに、保険のなかに予防歯科なんて存在しません。
保険の治療は、全て病名があるものにしか使えないのです。
つまり、虫歯のない歯を、虫歯にならないように処置する
ことは、できないのです。
虫歯になるかも・・・なんて、病名は、ありません。
結局、以前から行われている。定期的に来て、歯石を取る等の
処置を便宜上、予防歯科と呼んでいるのが、現状のようです。
しかし、もちろん、歯石を取るのは、歯周病に対する治療の一つとして
行われるものです。
したがって、本当の意味での予防歯科をやろうとすれば、
保険がきかない、自由診療になるということなのです。
当院でも、予防歯科をやっていますが、自由診療にて
対応しています。
昔からやっている歯石を、定期的に取る。などのアタリマエの処置を
わざわざ予防歯科を呼んで、もてはやすのは、何か変ですね。
アイランド、急展開!来週が楽しみです。