地震の後にーーー②２６日

階上町の小船渡（こふなと）海岸。
いちご煮というのは、おすまし汁に、生ウニとアワビを入れて、紫蘇を散らした「お吸い物」なのですが。
熱い汁の中で、ぱぁっとほころんだウニの様子がまるでイチゴのようなことから、いちご煮、と名付けられたそうですよ。
もちろんですが、町で食べたら、大変に高価なしろもの。激うまっ！！です。
でも、さすがに祭りだと、一杯９００円とかお得な値段で出てました。
ウニ丼やホヤ丼、ぽっぽ焼き、ツブ貝の串焼き、なんせ「すぐそこ」が海ですもの。
取れ立ての魚介類で満載。安くて新鮮、喰わなきゃ損。
しかも、ジャズの生演奏、やってますし。
出店の方に、地震のことを伺いましたら、笑顔で
「まぁ、大変だったけどね、こういう時こそ、元気出して頑張らなくちゃね。」
そっか。
目から鱗です。
もちろん、演歌やらも聞いたし、最後の花火大会までつきあいました。寒かったけど。
芝生に座って、すぐ目の前から打ち上げられる花火を、ふんぞり返って見上げるのは大迫力でした。
音が腹に響いて、なんだか体の芯から何かが突き上げてくるような不思議な感覚でした。
あー、そうだよね、元気は自分の体の中からわき上がってくるもの、なんだね。