いい日旅立ち

日常のふとした気づき、温かいエピソードの紹介に努めます。

対局日誌81~金星をあげそこねたM三段~

2019-07-25 22:15:30 | 対局日誌


佐伯九段将棋サロンが行われた。
注目の一局は、サロンで一番強いK五段対M三段。
相居飛車の戦いとなり、終盤はもつれにもつれた。
127手目、K五段は、68歩、69玉の形で、周辺に駒はない。
一方、手番のM三段は、28龍の形で持ち駒は金、金、銀。
67銀と必至をかければM三段の勝ち、という局面。
M三段には王手がかからない状態。
67銀を打たずに、一気に詰め切ろうとしたが、
わずかにおよばず、切れ模様となったところで時間切れ引き分け。
サロン終了後の茶話会のとき、聞いてみると、
K五段は、67銀と必至をかけられたら投了する予定だったという。
M三段、惜しくも金星を逸した。