子どもに語り掛けるおかあさん~小島ゆかり~ 2019-01-28 22:03:17 | 短歌 母にとって、子どもは無上の宝である。 なんとか、「善く」生きてほしい。 あまり大きなことを要求するのではない。 健全な子に育ってほしい。 そんな思いを持つ 小島ゆかりの歌。 そんなにいい子でなくていいからそのままでいいからおまえのままがいいから 他にも、 こんな歌がある。 渡らねば明日へは行けぬ暗緑のこの河深きかなしみの河 らっきょうの上に泪のつぶ落ちてらっきょうは泣くわたしのごとし
黒は、高貴の色~色合わせ~ 2019-01-28 21:32:58 | 人生 飛鳥時代、奈良時代、平安時代の絵巻物を見ると、 黒の衣装が多い。 当時から、 色は官位を表し、 黒は、最高位の身分を表すものとして 珍重された。 聖徳太子の「官位12階」というものもあり、 色が、公式な意味を持った。 紅、というと、鮮やか、美しさを 表すとして、 大切にされた。 ただ、ある時期、 つまり 明治から大正、昭和にかけて、 紅は、好ましいものではなかった。 当時は、肺結核が死病として恐れられた。 赤は、体内の血連想させ、 喀血を印象付け、 忌み嫌われた面がある。 今はまた、 結核の治療法も確立され、 紅は、 華々しい色として、 尊重されるようになった。 色をめぐる歴史は、 本当に面白い。
対局日誌~その48~ 2019-01-28 21:21:41 | 対局日誌 無料道場にて3局。 今日の相手はIさん。 第1局。 中飛車対四間飛車。 序盤で優位を築かれるも、 中盤盛り返す。 一進一退を繰り返し、 一手争い。 最後は、キレイに詰ませて、 快勝。 第2局。 わたしの四間飛車に居飛車で対抗してくる。 有利に進めたが、 中盤の一失が痛く、 寄り切られる。 第3局。 相中飛車。 緩みなく攻めて有利を築き、 そのまま詰ませる。 そのあと感想戦、 将棋談義。 きっぷのいい人で、 竹を割ったような性格、棋風。 明日の対局を約して、 退散。
上田三四二の徒然草と方丈記 2019-01-28 20:24:39 | 文学 高校時代、古文の時間に、 「徒然草」の原文を読んだ。 当時は、わけもわからないくせに、 参考書のマネをして、 「悟道的人生享楽主義」だ、 などとほざいて、 国語教師の苦笑をかった。 ところで、 上田三四二には、 「徒然草」 「方丈記」 に関する著作がある。 自身、がん患者として 「死」と隣り合わせに住んでいた。 それだけに、叙述は、痛切な悲しみを帯びる。 病床にありながら、 読み 書く 姿が、目に浮かぶ。 66歳で逝去。 67歳になったわたしには、 そろそろ 「徒然草」 の感想を、率直に語ることも赦されるだろう。 少しずつ語りたい。
上田三四二~その多様な文才~ 2019-01-28 20:11:45 | 文学 上田三四二は、多才な文学者である。 内科医として仕事をしながら、 短歌 小説 エッセイ を書いて活躍し、数々の賞を獲得した。 歌風は、写実に偏らず、 叙情だけを目指すのでもなく、 人生の諸相を表現した。 ことに、 2回のがん手術を受けたので、 当時としては、 長生きできない、 と、自らの医師としての見解ももっていた。 哀切な小説、 みずみずしいエッセイ。 短命を自覚するゆえの 透徹した文体に、 見るべきものがある。 66歳の死にいたるまで、 病床にありながら、 作品を創作し続けた。
60歳のステキな髪型 2019-01-28 19:59:18 | 髪型 毎週、ある団体のところに通っている。 親しい人の中に わたしと年頃の似たご夫婦がいらっしゃる。 ご主人は技術者で、奥さんは画家らしい。 2人とも、60歳前後だ。 奥さんは、しばらく美容院に行っていないらしく、 髪が肩にかかるくらい、 白髪も多い。 他人事ながら、 急に美容院に行ったら、 真っ黒に染め、 ショートヘア、 になるんじゃないかと心配していた。 昨日、お会いした。 美容院に行かれたらしい。 髪は、ほんのちょっと切って うすーく焦げ茶色に染めてあった。 自然で、 たしなみのある髪型だと思った。 さすがは、芸術家だ、 と しきりに感心した。
うみかぜテラス~多目的施設~ 2019-01-28 19:21:22 | 地域 写真は、茅ヶ崎市の「うみかぜテラス」である。青少年、壮年、老人の福祉を担う施設である。館内には、20ほどの部屋があり、多目的ホール、卓球場、調理室、簡易テニスコートが備えられている。老人向けには、無料の囲碁、将棋道場があり、60歳以上の有段者なら、無料で使用できる。この1月に新設された施設で、市民にさかんに活用されている。定休日は、毎月第2火曜日だけ。
It's cold, isn't it? 2019-01-28 19:04:54 | 学校 夕方、冷たい風が吹いていた。 それで、信号待ちをしているとき、 思わず、 It's cold, isn't it? と つぶやいた。 すると、左下から 「寒いね」 という声が聞こえてきた。 見ると、 小学校2年生くらいのこどもが、 こちらを見ていた。 今の時代、学校、塾、テレビ番組等で 英語に触れるので、 このくらいはあたえいまえだろう。 もうすぐ、 小学校5、6年生も英語必修となり、 日常会話だけでなく、 文法や構文も、正式に教え、 評価しなければならなくなる。 小学校教師の負担増加も心配される。 そもそも、 もっと国語教育を充実させ、 日本語をもっと上手につかいこなしてほしい、 という気もする。 公立学校では、 学習指導要領に従う義務があるので、 教師が、個人の意見で正式な英語教育を避けることは、 法的にできない。 国語教育の質をさげないために、 どのような工夫をすればよいのだろう?
信教の自由~新興宗教は排撃されるべきか?~ 2019-01-27 20:02:02 | 信仰 信教の自由は、憲法でも保証されている。 日本人は無宗教だという説もあるが、 むしろ、多くの宗教に寛容だ と言った方がいいかもしれない。 多くの日本人は、 生まれたときから、 仏教徒ないしは神道の信者である。 意識することなく、 受け入れている。 信教の自由。 しかし、 オウム真理教のような邪教もある。 新興宗教も、 無数にある。 どれを信じたらいいのか、 難しい。 ただ、 仏教、キリスト教、イスラム教、神道 といった伝統的な宗教は、 信用がある、とは言えるかもしれない。 ただ、 実際に中に入り、 体験してみなければ、 本当のことはわからない。 それは、伝統宗教であれ、新興宗教であれ、 同じである。。 そう、仏教も、キリスト教も、イスラム教も、神道も かつては新興宗教だったのだ。 信教の自由。 しかし、 ある新興宗教では、 地位も名声も金もあるエリートが、 宗教がらみで殺人まで犯した例もある。 よく常識をわきまえ、 謙虚な姿勢で取り組むことが望まれる。
Hさんの得意戦法~オールラウンダー~ 2019-01-26 21:30:06 | 将棋 Hさんは、93歳の将棋高段者である。 ほとんどの戦型を指す。 最も得意なのは矢倉で、 急戦矢倉以外では、ほとんど負かされる。 次は、棒銀。 居飛車で対応すると、 ほとんど歯がたたない。 で、 わたしは、四間飛車で対抗することにした。 相掛かり。 腰掛銀。 中飛車。 四間飛車。 三間飛車。 向かい飛車。 なんでも指せる。 指し盛りの頃は、 矢倉がはやっていたから、 あらゆる形に通じている。 ただし、 対四間飛車の山田定跡はまだ確立されていなかったから、 これなら、 将棋になる。 なお、横歩取りだけは、指されない。 定跡が開発されたのが、 最近だから。 いずれにせよ、 ぼける兆候は、これっぽっちもない。 バイク通勤である。 無口だが、愛情にあふれた方で、尊敬している。
プロプレイヤーの収入~どれが儲かるか~ 2019-01-26 20:27:02 | 人生 大坂なおみ、全豪オープンで優勝。 賞金1億6千万円。 どの分野が年間で一番儲かるのだろう? 野球なら、 日本では、野球は約7億。 将棋は1億から1億3千万。 それに比べると、 高くもなく 安くもない というところだろうか? いずれにせよ、庶民には一生かかっても、 追いつかない額である。 どのように使うか悩むほど、 稼いでみたい。
大坂なおみ、世界を制す 2019-01-26 20:16:47 | 読書 全豪オープンで、大坂なおみが優勝した。 日本人初のテニス世界一プレーヤー誕生である。 オープンとバック、サーブも功を奏した。 男女を通じ、 日本人初のチャンピオン。 錦織の不調と対照的である。 英語が上手で、 日本語が下手、 という変わった日本人であるが、 日本中をにわかテニスファンにしてしまった。 若くして、第一人者。 これからも、強さを維持するのではなく、 さらに強くなってほしいと思う。
終の敵、終の味方~人生の人間関係~ 2019-01-26 19:44:16 | 人生 あかるさの雪ながれよりひとりとてなし終の敵終の味方 これは、高名な歌人 三枝昂之の代表歌である。 安保闘争で闘士として戦って得た結論。 セクトに別れ、 数々の集会やデモに 参加し、離れ、またつながる。 幼きより、老年迄、続く人間関係というのは、 めったにない。 一生続くであろうと思った友人とも 仲たがいすることもあるし、 それとなく知り合った友と 終生を共にすることもあ。 それが人間の定めであろう。 「君の名は」ではないけれど、 人間同士の関係は、 かくも複雑である。 聖人ぶってもしかたがないし、 偽善をおそれるばかりでもいけない。 終の敵なし、終の味方なしというのが、 人間の実相であろう。
歌人永田和宏の母親役?河野裕子 2019-01-26 18:29:37 | 短歌 歌人永田和宏と河野裕子とは、 短歌界のおしどり夫婦であった。 河野裕子が64歳で亡くなるまで、 夫永田和宏は、 京大医学系等の教授であったから、 様々な医学系の賞をとった。 そのたびに、 河野に報告する。 褒めてくれる。 それがうれしくて仕事に励んできたような ところがあった、 と永田は告白している。 素人にわかることではないのだが、 とにかくほめてくれたそうである。 同様に、 歌人として賞をとったときも、 褒めてくれる。 これも、たいへんうれしかったという。 実は、永田和宏は、 2歳にして母を結核で亡くし、 母の思い出はほとんどない、という。」 それゆえ、よけいに 妻の言葉がうれしかったのであろう。 男は、女性に褒められるのを 喜ぶものではあるが、 永田和宏ほどに妻の誉め言葉を喜んだ人は、 珍しいと思う。 河野裕子は、 子どもたちに 「お父さんは寂しい人だから、大切にしなさい」 と、常に言っていたそうである。 永田和宏さんは、 妻を亡くした今、 だれに褒めてもらうのがうれしいのだろうか。
幼い子への絵本の読み聞かせボランティア 2019-01-26 18:20:25 | 人生 幼い子への絵本の読み聞かせボランティア をしている。 柔道部の猛者であったわたしが、 こういうことをするとは、 かつての友人たちは、 腰を抜かすであろう。 実は、昔から、子どもは好きなのである。 子どもたちの喜ぶ姿、 真剣な表情、 笑いを見るのは、楽しい。 あらかじめ、スタッフミーティングで 練習する。 子どもが多いほどうれしいもので、 お客さんが増えてほしいと思う。 自分で読み聞かせるのは 照れくさいかな、 と思っていたが、 意外と平静にできる。 男性ボランティアは珍しいので、 ぜひやってください、 と言ってもらっている。 長続きさせたい。