龍のような長身の男

ずいぶん前にこの関連動画をアップしたんだけど、いつだったかそれさえも
過去の記事を見返すのも面倒なので・・・


1973年9月2日（日）に日本武道館で行われたGrecoでお馴染みの神田商会が
主催していたアマチュ­アロック祭「A　ROCK」で、以前その「審査員コメント」で
「矢沢くん」なんて紹介されてコメントしていたけど、
この別動画「審査員紹介」で黒のライダースーツ上下で登場する若き日の永ちゃんを観て
やっぱりスタイルが抜群だなぁ・・・と


クレイジーケンバンドの横山剣さんがキャロルを初めて観たのが
小学校６年の時の慶應大学の音楽サークルが主催するコンサートで
場所は神田の共立講堂だったんだそう

以前剣さんが発売した自叙伝「クレイジーケンズ マイ・スタンダード」によると
当日、パンフレットには書かれていない飛び入りのバンドが数バンドあり
その中の一つがキャロルだったそうで。

頭にポマードをべっとり塗りまくった、皮のパッツンパッツンの
ライダースーツを着たお兄ちゃん達がいそいそとセッティングをしてて
「まさかこのお兄ちゃん達が演奏するの」と場内がざわついていたら、
龍のような長身の男が「ヘイヘイ・ワンチュー」「川崎から来たキャロルです」
「今日ちょっとあがっています」「いくでぇ～アワン・チュー・スリー・フォォー」と
いきなり演奏を始めて・・・。その緊張してそうにも見えない、ふてぶてしさがある、
ヴァイオリン・ベースを持った男がつばを飛ばしながら歌い始めたんだと。

女性っぽいしなやかで挑発的な身のこなしがセクシーな、その人こそが
永ちゃん（矢沢永吉）だったんだ・・・とあり

この動画を改めて見ると剣さんがそのように
当時の永ちゃんを言うのも充分頷けるなぁ・・・・と


A　ROCK　審査員紹介　（1973年9月2日）