拉致関連短波放送に妨害電波発信

「特定失踪（しっそう）者問題調査会」が運営する北朝鮮向け
ラジオ短波放送「しおかぜ」に対し、北朝鮮国内から妨害電波が
発信されていることが、９日分かった。
安倍官房長官が同日の記者会見で明らかにした。
安倍長官は「（妨害の）通信は北朝鮮国内から発信されていると認められ、
遅くとも５月５日ごろから発信されていた模様だ」と述べた。
さらに、「調査会は、一人でも多くの特定失踪者に声を届けたいという
気持ちで放送しており、妨害があるとすれば遺憾だ」と批判した。
同調査会は、北朝鮮による拉致の可能性を否定できない行方不明者を
調べている民間団体。「しおかぜ」は昨年１０月３０日から放送を開始し、
毎日、午前４時からの３０分と、午後１１時からの１時間、失踪者に対する
家族からの声などを流している。４月以降、元北朝鮮工作員の
安明進（アン・ミョンジン）氏が北朝鮮の政治体制を批判したメッセージ
なども放送している。

独裁国家が一番神経を使っているのが外からの情報の流入である。
そういった観点から放送を妨害させているのだろう

また、逆に生存している拉致被害者に聞かれないように放送を
妨害しているのであれば、北朝鮮が発表している「死亡・行方不明」
は覆ることになるし、正式に拉致を認めた方以外にも日本人拉致
被害者はいて、その方々にも当局は放送を聞かれるとマズイと判断して
電波妨害をしているのではとも受け止められる。
それだけこの短波放送が効力を成しているっていう証拠