続・床屋の穴掘り。

王様の秘密を知ってしまった床屋のように、時には穴を掘って思いっきり言いたいこともある。そんな日記。

しいたけ農園日記 その8。

2010-03-27 12:31:15 | 頑張るしいたけ農園日記。
我が家の「しいたけ農園」全ての株が二巡目に入ってから
そこそこの日数が経った。

太郎は20日経過、しーちゃん・たけちゃんはそれぞれ10日くらい。
しかし、一向に芳しくない。

太郎は二巡目初の芽吹きの後、肉厚・立派なシイタケを二つ実らせて沈黙。
しかも、一番最近収穫したものは妙に大きく直径9センチ近くもあった。
私がせっかちなのと、間引きが十分で無かった事もあるが、
今まで実ったシイタケ達は肉厚であるものの全体的に小ぶりで
せいぜい5センチ程度だったので、

「もしや、これがウワサの打ち上げ花火?!」
※しいたけ農園の株は、最後に一際特大のものを実らせて終わる傾向があるようなのだ。

と、一瞬私を震撼させた大きさであった。
しかし、他の栽培者さん達の様子をブログ等で見ると
太郎作なんて目じゃないような特大さ加減なので
「まだ大丈夫に違いない、まだまだいける。。。」
と自身に言い聞かせている昨今である。

二巡目の太郎は、個数こそ激減したもののシイタケの質が向上している。
肉厚でイシヅキも立派な、きれいなシイタケである。
しかも心なしか成長が一巡目よりも早い。
その為、収穫のタイミングを図れず育ち過ぎてしまった感はある。
以前のように、かなりの数のシイタケに栄養を取られていると
その分成長はスローペースになるのだろうか。

説明書には、
「芽吹きまで二週間程度、気温が低いと更に遅れる」
と書いてあった。
もういくつかは出てきたのだし、
太郎は休養から明けたと言ってもいいと思うのだが
思わしくないのは何か原因があるに違いない。
そう思うものの、管理や世話のやり方はずっと変えていないし
何が原因なのかよくわからないのである。

そして、しーちゃん&たけちゃんコンビも思わしくない。
しーちゃんの方は、先日やっとひとつ芽吹きが確認されたが
たけちゃんに至っては依然沈黙を守っている。
毎日表面を観察しているのだが、芽吹きの気配すらない。

しかし、ひとつ気になる事があった。
これは他の株にも言える事なのだが、時折白くえぐれたような箇所があるのだ。
収穫の際に根元から切ったイシヅキは、日を追うにつれて茶色く変色し
乾燥したようになっていくのであるが、
その白い部分は収穫した直後のイシヅキのような真っ白さなのである。

特に表面を傷つけるような事はしていないし、これは何だろう?
まるでシイタケを切らずに根元から引っこ抜いたような抉れ具合である。
表面に残されたイシヅキが勝手に取れた痕だろうか。
でも、それにしては取れた物が見当たらない。
一体コレは何なのだ。
まさかシイタケに害なす菌なのでは!

不安になり少し調べてみたら、
原木栽培の場合だと乾き過ぎの時に青カビが生える事があるらしい。
青カビとは言うが、最初はシイタケ菌と同じ白色で
胞子をつけると緑色になるとか。
青カビなんて生えた日にゃ、ショックで気絶しそうだが
意外な事にこれはほとんどは無害らしい。
しかし、青カビに良く似た害菌にかなりヤバめの菌があるそうで
それがついたら、残念ながらシイタケ菌は死んでいるとか。。。

知識としてはわかったとしても、そんなのシロウトには見分けがつかない。
ヤバい害菌は伝染するらしいので、
もしついたら他の原木と接触させてはいけないとの事だ。

何だか心配になってきてしまった。

また、雷のショックでシイタケが生える!という説から
株に物理的なショックを与えるといいという話もある。
我が家では「雷ショック」と名づけ時々実践しているが、
今回は効果が見られない。
それに「しいたけ農園」の株は水を吸っているともろいので
あまり強い衝撃を与えると欠けてしまう。

私に出来る事は、毎日変わらず世話をし見守る事だけなのだろうか。
自分の無力さにしょんぼりである。役立たずでごめんよ。

あまり神経質になっても仕方ないので、ドンと構えて見守ろうと思う。
というか、それしか出来ないのだ。
そんな訳で、心配・不安はあるがこれからも地道に世話を続けていく次第である。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿