「鍋・釜もって嫁に行く・・・」的世界の時代から愛用されている実用鍋
文化鍋はアルミダイキャスト製なので丈夫で長持ち。ガスの調理台でご飯を炊く専用鍋に・・・
■2003年東京ガスさんのTVコマーシャルにも使われていました。田村正和さん出演の「まさにガスだね!」シリーズで文化鍋が活躍【過去の話】。
■鍋の縁が高くて、吹きこぼれしにくく、なんと高級お鍋の持ち味の ウォーター・シール効果もあるので、無水調理も可能。レトロだけどシンプルなお鍋。それが文化鍋です。
■学校の調理実習には欠かせない、「基本」の鍋です。
あなたは文化鍋でご飯が炊けますか?
■これからはIHだ・・・といわれると便利な調理器具も欲しい。でもビルトインの高級品だとIH調理台だけで20万は出てしまう。
■お台所の便利化が進む中、【熱源がお鍋を選ぶ】ようになってしまった。こんなことってあっていいのだろうか。
■料理研究家の辰巳芳子さんがこんなことを言っている。
おいしい味を作り出す台所道具「命へのおもいやり」それが形になって表れたのが、台所仕事の中にあると思います。「おいしいものを」という思いだけではなくて、喜んでいただいて、なおかつ体のためになるという意識で料理をして欲しいのです。愛する者の笑顔のために。・・・
スゴイ!!! ここまでは言い切れない。辰巳芳子さんの相当な「覚悟」が言わせるのだろう。「人生」「生と死」を見つめないといえない。ただ思うのは 人間ギリギリのところに立たされたり、見て「還って」来たりするとこう言える・・・かも。
ご飯てどうしてこんなにおいしいのだろう。
「おいしいをいただく」・・・俳人「山頭火」の句。私ように「極楽トンボ」で、上さんのつくったものを毎日ただおいしい、おいしい、と言って食べている人間にはわからない世界かもしれないが、切羽詰ったりすると「ありがたい」「愛」なんてものを横目で送ったりする。ちょっと淋しいか・・・。
もう40年以上も前の昭和の時代には「文化」がいっぱいあった。文化住宅、文化コンロ、文化包丁、文化ちりとり、文化箒、文化なんとか? 文化鍋。これも一家に1台あったような気もする。煙立つかまどや七輪から「さよなら」を人々がいいはじめた「いい時代」だ。