パパーズ発起人代表・初代パパーズ代表の海谷です。パパーズ発足の経緯についてはご存じない方が多いかと思いますので、発起人代表として、わたくしがここにそれを記しておきます。
皆様にはこれを理解していただき、パパーズ活動の基本理念として心のどこかに留めていただければと思っています。まとまりのない文章かもしれませんがお許しください。
パパーズの発足は06年度になりますが、海谷(以下、代表)は、その前の02~04年度まで娘が幼稚園にお世話になっていました。幼稚園には父親が手伝いを募集される行事があり、代
表もその度に参加していましたが、その人数が少ないことが気がかりでした。05年度に息子が入園し、ご縁があってPTA会長に就任することとなり、各行事にあたりましたが、相変わらずお
父さんがお手伝いをしていただく行事への参加は増える事はありませんでした。そして、その年のお餅つきの際、父親の手伝いがこれまでになく少ないことに問題意識を持つこととなりました。
お餅つきは搗き手のお父さんが居なければ、行事として成立しないのです。搗く臼の数は80に対し、お父さんが10名。一人8臼を搗くのは大変でした。また、お餅つきを楽しみにしている園
児たちにも申し訳ない気持ちになりました。お餅つき終了後のお餅をいただく時間に隣になったお父さんと話をし、知り合いが居ないので幼稚園の手伝いに来にくい事、他のお父さん方とは
話せない事などがお手伝いの人数が増えない原因ではないかとわかりました。
そうこうして05年度の終わりに、代表は幼稚園の許可を得て、息子の居るもみじ組のお父さん方を対象に懇親会を計画し招集したところ、クラスの約1/3にあたるお父さんが参加してくださ
り、その多さに驚かされました。それに、代表と交遊のあったお父さんを加え、11名が懇親の場を持つ事ができました。代表はその場で、娘が居た当時のお手伝いで感じた事、父親として、
またPTA会長として思っている子ども達や幼稚園に対する気持ち、そして、お父さんがお手伝いに来られない問題点などをざっくばらんに話し、その問題を解決する策として「お父さんの会」を
設立し、お父さん同士が交遊関係を持つ事で互いの羞恥心をなくし、家族を含めた付き合いから気兼ねなく幼稚園に来られる状況を作ることができないかを提案したところ、参加者全員から
賛同が得られ、その場で会設立の発起人となってくださることの了承を得ることができました。06年度、代表がPTA会長継続することを機に、幼稚園に企画を申請、快諾を受けて、会が発足
することとなりました。
現在、設立から3年目を迎え、園内行事のお手伝いへの参加人数は当初より倍増いたしました。その半数以上がパパーズの会員です。これも、各会員が、この会の趣旨にご理解いただい
た賜物と深謝しています。園児を含めた家族同士の付き合いも盛んとなり、この会の存在が幼稚園にとっても、また地域の人間関係の形成にとっても益々重要になるような気がしています。
家族の中心である父親が、仕事以外にも自分を発揮し、楽しく自分らしく過ごす事が、子どもや家族に幸福をもたらすことができると考えられるようになりました。父親が必要とされている場
面はたくさんあります。ひとりでできないことも、みんなとならできる。その表現方法の一つの手段として『パパーズ』があるのかもしれません。うまく利用していただき、日々成長し、二度と戻る
ことのない愛娘、愛息子との大切な時間を、思い残す事なく楽しんでいただければと思います。
平成20年5月
海谷 啓之
皆様にはこれを理解していただき、パパーズ活動の基本理念として心のどこかに留めていただければと思っています。まとまりのない文章かもしれませんがお許しください。
パパーズの発足は06年度になりますが、海谷(以下、代表)は、その前の02~04年度まで娘が幼稚園にお世話になっていました。幼稚園には父親が手伝いを募集される行事があり、代
表もその度に参加していましたが、その人数が少ないことが気がかりでした。05年度に息子が入園し、ご縁があってPTA会長に就任することとなり、各行事にあたりましたが、相変わらずお
父さんがお手伝いをしていただく行事への参加は増える事はありませんでした。そして、その年のお餅つきの際、父親の手伝いがこれまでになく少ないことに問題意識を持つこととなりました。
お餅つきは搗き手のお父さんが居なければ、行事として成立しないのです。搗く臼の数は80に対し、お父さんが10名。一人8臼を搗くのは大変でした。また、お餅つきを楽しみにしている園
児たちにも申し訳ない気持ちになりました。お餅つき終了後のお餅をいただく時間に隣になったお父さんと話をし、知り合いが居ないので幼稚園の手伝いに来にくい事、他のお父さん方とは
話せない事などがお手伝いの人数が増えない原因ではないかとわかりました。
そうこうして05年度の終わりに、代表は幼稚園の許可を得て、息子の居るもみじ組のお父さん方を対象に懇親会を計画し招集したところ、クラスの約1/3にあたるお父さんが参加してくださ
り、その多さに驚かされました。それに、代表と交遊のあったお父さんを加え、11名が懇親の場を持つ事ができました。代表はその場で、娘が居た当時のお手伝いで感じた事、父親として、
またPTA会長として思っている子ども達や幼稚園に対する気持ち、そして、お父さんがお手伝いに来られない問題点などをざっくばらんに話し、その問題を解決する策として「お父さんの会」を
設立し、お父さん同士が交遊関係を持つ事で互いの羞恥心をなくし、家族を含めた付き合いから気兼ねなく幼稚園に来られる状況を作ることができないかを提案したところ、参加者全員から
賛同が得られ、その場で会設立の発起人となってくださることの了承を得ることができました。06年度、代表がPTA会長継続することを機に、幼稚園に企画を申請、快諾を受けて、会が発足
することとなりました。
現在、設立から3年目を迎え、園内行事のお手伝いへの参加人数は当初より倍増いたしました。その半数以上がパパーズの会員です。これも、各会員が、この会の趣旨にご理解いただい
た賜物と深謝しています。園児を含めた家族同士の付き合いも盛んとなり、この会の存在が幼稚園にとっても、また地域の人間関係の形成にとっても益々重要になるような気がしています。
家族の中心である父親が、仕事以外にも自分を発揮し、楽しく自分らしく過ごす事が、子どもや家族に幸福をもたらすことができると考えられるようになりました。父親が必要とされている場
面はたくさんあります。ひとりでできないことも、みんなとならできる。その表現方法の一つの手段として『パパーズ』があるのかもしれません。うまく利用していただき、日々成長し、二度と戻る
ことのない愛娘、愛息子との大切な時間を、思い残す事なく楽しんでいただければと思います。
平成20年5月
海谷 啓之