法事

2012年02月05日 | 季節
夫の叔父の三回忌
昭和7年生まれの住職さんがよく通る声でお経をあげてくれた
いつもは息子さんに任せてるんだけど
ご近所でよく行き来していた檀家の法事だからと
杖をついて出てきてくれたのだった

「50年前お祖父ちゃんが亡くなった時には、
偉いお坊さんを本山から招いて大きな葬儀だったのに
このお寺から運んだ何とかいう椅子が壇上で壊れて
お坊さんが倒れてしまったんですよ。」とか
「おばあちゃんの時には方南町に伺いましたね。」とか
懐かしそうに昔話をしてくれる。

玄関の間に大きな欅を輪切りにした衝立を背に
シャキッと正座して見送ってくださるご住職の姿が
一幅の絵のようだった

 


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