それでも生きるために

「生きづらい」人びとのためにいくらかでも役に立つ情報を提供したり、共に生きるための提案や呼びかけをしたいと考えています。

もう一度、『車輪の下』(ヘルマン・ヘッセ)を読んでみる

2009-03-12 | いろいろ
 中学生高校生向け推薦図書リストなどで昔からおなじみの作品かもしれません。作者であるヘッセ自身の少年時代の苦悩の体験にもとづいて書かれたものです。
 今、メンタルな不調や病気をかかえて「生きづらい」思いをされている方がたくさんいます。この本もそうした「生きづらい」体験をした一人の人間の記録としても読むことができると思います。学校教育のあり方とか、メンタルな病気に対する偏見とか、今の日本の状況とも重ね合わせて考えさせられるところがあります。
 『車輪の下』(ヘルマン・ヘッセ)は新潮文庫、集英社文庫、岩波文庫、光文社古典新訳文庫などで読むことができます。