それでも生きるために

「生きづらい」人びとのためにいくらかでも役に立つ情報を提供したり、共に生きるための提案や呼びかけをしたいと考えています。

最近、読んだ本から

2009-09-12 | いろいろ
『強いられる死 自殺者三万人超の実相』 斎藤貴男著/ 角川学芸出版発行、角川グループパブリッシング発売 1500円

 さまざまな自死の実態を取材しながら、その背景にある社会的要因を探ろうとする試み。このテーマの取材と執筆はジャーナリストである著者にとっても精神的にかなりつらかったようです。


『ひきこもりのゴール 「就労」でも「対人関係」でもなく』 石川良子著/青弓社 1600円

 「ひきこもり」当事者の経験(社会参加ができない、しない)を丁寧に理解しようとする試み。「ひきこもり」当事者だけでなく、多くの人びとに「生きづらさ」を負わせている現在の社会のありようを考える手がかりになります。