Burning Pavilion Part3

日常のもろもろ

神が見えた夜 ~ZAZEN BOYS TOUR MATURI SESSION@札幌 Penny Lane24

2007-12-17 22:24:18 | ZAZENBOYS
11/16の東京事変のライブから、ほぼ毎週、ここ1ヶ月に渡ってライブへ足を運び、今日は今年最後のライブ観戦を飾るZAZENBOYS。

このバンドは日本最強のライブバンドだと信じて止まないのですが、かな~り久々になってしまいました。向井ソロからは1年2ヶ月ぶり。バンドはライジングサンから1年4ヶ月。ワンマンライブからだと1年7ヶ月ぶり。去年が恵まれすぎただけに、ここ最近の飢餓感たらなかったです。もうあの喜びを忘れかけていたくらいです。

そう、この喜びに満ちたライブを開演直前に思い出しました。
今日は最前列をゲットできました。ついに。ちょっと左寄りだったけどこれがなかなかのベストポジション。
アヒトイナザワがいた頃から数えて、ワンマンライブを見るのは今回で4回目(フェスやナンバガも数えると11回目ですか…向井が一番ライブを見てるアーティストかも。)
もう目の前に向井のテレキャスが立てかけてある。松下敦のドラムはこちらを向いている。カシオマンもサンプラーを持っているときはこっちを向いている。吉田一郎とも目が合う。
至福ですな、これは。比較的若い番号のチケットを取れて良かった。寒い中、外でTシャツで待って良かった。
向井がIKASAMA LOVEだったっけな~、休みが入る曲で煙草を吸ったりするわけですが、その伏流煙を吸えちゃったりするわけですよ。吸えちゃったりって完全にヘンタイですね。

最前なので後ろのノリが見えないので完全に自分なりのノリで、ノリノリでしたスピーカーの音よりもアンプや生音の方がよく聴こえた。
あと、最前列でいつもと違うことは、エフェクターをかちゃかちゃ踏む音が聞こえること。足踏みの音も聞こえる。あとタイミングをとる声。あの驚異的演奏の裏にはものすごい集中力があることはわかってはいたが、それをかなりの緊張感で体感した。


などと書いているとほんとに長くなりそうです。どうしましょうかね。

今日もキーボード比率が高い向井さん。キーボード、いつものRolandじゃなく、KORGじゃないかな。ちょっと荒削りなところのあった以前よりも洗練された演奏でした。SI・GE・KIもキーボードを弾きながら唄っていた。
Water FrontやFriday Nightはちょっとハモンドっぽいロータリーがかったオルガンの音源でした。

とにかくバンドの音が重い。一つ一つの音色は鋭いんだけども。いや~すげぇわ。
レッド・ツェッペリンを間近で見るみたいな感じでしょう。
そして、そして、WHISKY&UNUBOREの途中、4人から浮かび上がる光に神が見えました。ほんと。

ニューシングルも2つのメドレーに分けて4曲ともやりましたが、徐々に熱くなってくる感じ、いいっすね~。
ここ何日か聞きまくってたのですごく楽しかった。City Dreamingの掛け合い部を向井1人で唄ってたのでどうなることかと思いきや、後半客にも唄わせて盛り上がって良かった良かった。

ビックリしたのが、アンコールの開戦前夜。
アンコールであんまり聴いたこと無かったかもしれないけど、すごいものが仕込まれていた。
これまでも、移民の歌が、RIFF MANやHARD RIQUORに仕込まれていたけど、こんどはなんと、YESの燃ゆる朝焼けにつづき、ロンリー・ハートに続くというものすごい展開。ちゃんとオーケストラヒットも使っていました…。で、開戦前夜に戻ると。
あと変わったと言えば、COLD BEATのアレンジが微妙に変わったのと、HARD RIQUORのテンションの低い『水道水』か。
KIMOCHIでの客上げ(女子)もなかった。

これまでのZAZENを彷彿させる流れもあれば、新展開もあるという、色んなことが頭を渦巻くライブでした。
MATURI SESSIONって祭囃子みたいな曲が多いからこういう名前かと思ってたけど、今晩生まれた感情は…4人が生み出す、目くるめくサウンドにワクワクしている感じが、小さいときにお祭にワクワクした状態に非常に似ていることに気づいた。完全にアホな子供みたいにになってました。

ベースがひなっちから吉田一郎に変わることにより、客を常に煽る人がいなくなり、修行僧のように内に籠もるバンドの様子を客がじっと見つめるシーンが多くなった気がする。
派手な煽りがないので、終盤のカシオダンスにビックリしたくらい。
とはいえ、一郎さんのベースの弾き方、なんかそういう妖怪がいそうでかわいかったです。横にいるドラムが野獣・柔道2段・松下敦ですからね。ビジュアルも音も人間離れしたリズム隊です。
でも敦さん痩せたね。かっこよくなってました。でもかなりボーナムっぽかった。

これまでステージと客が馴れ馴れしくなりすぎていたかもしれないね。あんなにすごいステージなのに。
結構恒例の流れみたいのがあって盛り上がり方、乗り方も一緒だったりしたのだけど、今回新曲が加わって、ちょっとよそよそしい感じだったけどじっくり見るみたいな。
でも終わった後、各メンバー前に出てきてくれて、満面の笑みで、やりきったというような。
本来そんなすごいことをしているわけだからそれで良い訳ですよ。
おまけに完全に終わった後も挨拶に出てきてくれるという。サービス過剰はこれまでのまま。いや~あれで3,300円は安すぎる。

今回は歴戦の戦友が風邪のために断念。無念でしたがやつの分も思い切り楽しみました。


セットリスト
1.SUGARMAN
2.RIFF MAN
3.HIMITSU GIRL'S TOP SECRET
4.HARD LIQUOR
5.SI・GE・KI
6.DARUMA
7.NABE&SADA
8.YUKATA
9.THIS IS NORANEKO
10.WHISKY&UNUBORE
11.USODARAKE TAKE2
12.安眠棒
13.MABOROSHI IN MY BLOOD
14.IKASAMA LOVE
15.WATER FRONT
16.I DON'T WANNA BE WITH YOU
17.THE CITY DREAMING
18.COLD BEAT
19.FRIDAY NIGHT

アンコール
20.開戦前夜(Including Lonely Heart)
21.KIMOCHI

抜けあるかも。



最後に、ここPENNYLANE24で2ヶ月前にライブをやらさせてもらったんですが、あの時と違ってとても会場がちいさく見えました。向井ちゃんが立ってた場所に2ヶ月前立ってたんだなぁと思おうとしても、全然違って見えるんですよね…。
やっぱ立つ人が違うと会場って全然違って見えますね。
ZAZENまでにはとてもたどり着けないでしょうけど、人に音を聞いてもらって、またこの音を聞きたいと思わせるような演奏をしたいですね。と思いました。


2 コメント

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Unknown (マナミン)
2007-12-18 17:40:38
昨日はお疲れ様でした!レポ早速拝見させていただきに参りました。
いやぁ昨日、すごかったですね!
あたしは今回は大人ノリしようと思いカシオ側のバーにいました。後半、寒かったです。後ろはすかすかでした。

そう旭川でやらんかった二曲はウィスキーと開戦前夜のあの感じ、、、。
ウィスキーはあたしが一番聴きたかった曲だったのでポロ札で聴けてよかったです。ポロ札ではカシオ、ピック投げませんでしたねぇ。
旭川では二回もほったのに。

風邪で無念の欠場をした戦友にどうぞよろしくお伝えくださいませ。



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Unknown (n)
2007-12-19 00:09:52
昨日はすごかったですね!。
熱気よりもスゴ味がありました。

旭川ではその2曲がなかったとは意外ですね。今まで見たワンマンでは必ず聴けた曲だったし。何かあったのでしょうか!?ってあの2曲がなかったら15分は短いはず…

しばらく忘れていたZAZENに沸き立てられるものが甦り、夏のライブ音源を聞きまくってます。
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