今朝の日経の春秋。
クイーンの話で始まっている。どうせ安倍さんかトランプさんの悪口で終わるんでしょ、と思っていたら、案の定、トランプさんの悪口で終わっていた。
日経のこのコラムは、何か加点制なのかな。トランプと安倍の悪口を書けば1ポイントもらえて、ボーナスに反映されるというような。
この春秋コラムで中国や周近平、更には韓国、北朝鮮の悪口を見たことがない。
どう考えても、あちらのほうがおかしいでしょ。
アメリカも日本も、問題は勿論多々あるが、れっきとした民主国家であり、法治国家だ。こんな新聞の第一面のコラムで毎度まいど悪口を連発されるような国ではない。ちゃんとした「品格」のある国ですよ。
次に一番裏の文化欄を読むと、久しぶりに椎名誠さんの文章が載っていた。
テーマはラーメン。彼もどちらかというとパヨク系の作家だから、どうせ安倍さんかトランプさんの悪口で終わるんでしょ、と思っていたら、最後までラーメンの話だった。
それも海外のラーメンやラーメン客の悪口で終始するという「画期的」な随筆だ。
何か時代が変わり始めている、という気がする。
*****
2,3日前に初めてキリンの「匠の冴」というビールを飲んだ。
美味しい!
もう缶ビールには半分絶望していた。1985年頃、アメリカに留学していたときに発売されたスーパードライがうまくて、以来、20年以上、スーパードライしか飲まなかった。
しかしそれがいつのまにか不味くなり、ここ10年は全く飲んでいない。
仕方ないので、いろいろ試行錯誤して最近はサッポロの黒生にしていた。これとても、妥協の産物。決して美味しいと思って飲んでいたわけではない。
しかしこの匠の冴は、澄み切った美味しさで、とてもいい。積極的に気に入った。
せっかく断酒を決断しはじめたのに、このビールが美味しすぎて、飲まずにはいられない。
誤算だ。しかし楽しみが増えた。
*****
平成も終わりだ。
平らかに成る。
実際、そうなったのではと思う。
平成時代がどう日本に寄与したか?
1. 戦争がなかった。昭和はもちろん、大正、明治と、戦争のない時代はなかった。平成は日本に限れば戦争はなかった。これは歴史的な大挙だろう。
2. おまけに大したテロもなく、平穏な時代だった。昭和は戦後も、学生運動、国鉄スト、成田闘争、連合赤軍、等など、いろいろとあって、結構血生臭かった。更には交通戦争や公害、地方自治体のゴミ戦争などもあって、穏やかな時代ではなかった。それに比べると、平成は、オウムとか酒鬼薔薇とか、秋葉原無差別殺人とか、それなりに事件はあったが、社会全体が揺らぐようなことはなかった。
3. 株価は全く元気がなかった。平成の30年間、アメリカの株価の伸びはすごい。中国も他の国も結構なものだ。しかし、日本は、結局バブルの頃の株価から落ちるばかりだった。ちょっと戻った時にリーマン・ショックがあったし。しかし、だからといって社会不安が増大して、治安が悪化するとか、なかった。むしろ交通事故死や犯罪件数は一貫して落ちてきている。
4. 公衆トイレの目覚ましい改善。公衆トイレというは、別に公園のトイレのような地方自治体が管理しているものに限らず、コンビニやデパート、その他の商業施設のものを言います。これこそ世界の歴史上かってないほどの快挙だと思う。いまや、どこでもシャワートイレは当然だね。オフィスでも。
5. 公衆の場のゴミ退治。ゴミ箱がほとんどないのに、日本全国どこに行っても道にゴミが落ちているのは稀有というこの状態。外国人観光客が例外なく驚くことだ。
6. 意外と皆さん気づいてないが、車庫証明の義務付けはかなり社会に影響を及ぼしている。これによって、道路上に怪しい車が駐車する、ということがなくなった。私の住んでいる地方都市は宅配などの車を除けば路上に車を止める人は皆無だ。唯一の例外はお盆とかお正月の帰省時の路上駐車のみ。念の為、今日、日本のいろんな町をグーグルストリートビューで見て回ったが、恒常的な路上駐車は本当に少ない。その勢いで韓国のソウルとかをストリートビューすると、路上駐車の氾濫でびっくりする。これでは消防車とか救急車は大変だ。
7. 介護制度の充実。私はもろ、この世話になっている世代だ。父親は10年以上前に亡くなった。しかし、その最後の頃が介護制度の本格的な開始とかちあったので、本当に世話になった。介護は専門の人が担う。家族は、精神的な支援をして、自分たちの経済活動に引き続き専念する。この制度は世界史的にも注目すべきもので、今後世界に与える影響は多大なものだと思う。よく北欧はもっと進んでいる、という人がいるけど、いいですか?スェーデンでも人口はせいぜい700万人だ。東京都にも及ばない。そんな小さな社会の制度と日本のような1億人を超える大国の制度を比べても意味がないでしょ。おまけにスェーデンはもう移民に侵食されているので、これまでの「立派な」社会保障制度は維持できないと思います。こちらのブログが結構スェーデンの現状を教えてくれますよ。
8. 他にもいろいろあるけど、ちょっと酔っ払っているので、後回しにします。
*****
市原節子さんが亡くなった。
去年から今年にかけて亡くなった女傑は、樹木希林、兼高かおる、天地総子、そして市原悦子。こんなところか。
昭和が終わる時も、手塚治虫、美空ひばり、松下幸之助など、錚々たる人物が亡くなっている。
時代が代わる。そういうことだ。
*****
そういえば、あのお方はどうしているのだろうか?某宗教団体の大御所。勿論、長生きしていただきたいとは思いますが、天寿全うまでどうみても後数年では?万が一この方まで亡くなられたら、時代が変わった、という感慨を多くの日本人が抱くのは間違いないし、昭和が終わった時に亡くなった手塚治虫くらい、平成とあわせて長く記憶されることになると思います。この方は確か兼高かおるさんと同じお年だった気がします。
クイーンの話で始まっている。どうせ安倍さんかトランプさんの悪口で終わるんでしょ、と思っていたら、案の定、トランプさんの悪口で終わっていた。
日経のこのコラムは、何か加点制なのかな。トランプと安倍の悪口を書けば1ポイントもらえて、ボーナスに反映されるというような。
この春秋コラムで中国や周近平、更には韓国、北朝鮮の悪口を見たことがない。
どう考えても、あちらのほうがおかしいでしょ。
アメリカも日本も、問題は勿論多々あるが、れっきとした民主国家であり、法治国家だ。こんな新聞の第一面のコラムで毎度まいど悪口を連発されるような国ではない。ちゃんとした「品格」のある国ですよ。
次に一番裏の文化欄を読むと、久しぶりに椎名誠さんの文章が載っていた。
テーマはラーメン。彼もどちらかというとパヨク系の作家だから、どうせ安倍さんかトランプさんの悪口で終わるんでしょ、と思っていたら、最後までラーメンの話だった。
それも海外のラーメンやラーメン客の悪口で終始するという「画期的」な随筆だ。
何か時代が変わり始めている、という気がする。
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2,3日前に初めてキリンの「匠の冴」というビールを飲んだ。
美味しい!
もう缶ビールには半分絶望していた。1985年頃、アメリカに留学していたときに発売されたスーパードライがうまくて、以来、20年以上、スーパードライしか飲まなかった。
しかしそれがいつのまにか不味くなり、ここ10年は全く飲んでいない。
仕方ないので、いろいろ試行錯誤して最近はサッポロの黒生にしていた。これとても、妥協の産物。決して美味しいと思って飲んでいたわけではない。
しかしこの匠の冴は、澄み切った美味しさで、とてもいい。積極的に気に入った。
せっかく断酒を決断しはじめたのに、このビールが美味しすぎて、飲まずにはいられない。
誤算だ。しかし楽しみが増えた。
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平成も終わりだ。
平らかに成る。
実際、そうなったのではと思う。
平成時代がどう日本に寄与したか?
1. 戦争がなかった。昭和はもちろん、大正、明治と、戦争のない時代はなかった。平成は日本に限れば戦争はなかった。これは歴史的な大挙だろう。
2. おまけに大したテロもなく、平穏な時代だった。昭和は戦後も、学生運動、国鉄スト、成田闘争、連合赤軍、等など、いろいろとあって、結構血生臭かった。更には交通戦争や公害、地方自治体のゴミ戦争などもあって、穏やかな時代ではなかった。それに比べると、平成は、オウムとか酒鬼薔薇とか、秋葉原無差別殺人とか、それなりに事件はあったが、社会全体が揺らぐようなことはなかった。
3. 株価は全く元気がなかった。平成の30年間、アメリカの株価の伸びはすごい。中国も他の国も結構なものだ。しかし、日本は、結局バブルの頃の株価から落ちるばかりだった。ちょっと戻った時にリーマン・ショックがあったし。しかし、だからといって社会不安が増大して、治安が悪化するとか、なかった。むしろ交通事故死や犯罪件数は一貫して落ちてきている。
4. 公衆トイレの目覚ましい改善。公衆トイレというは、別に公園のトイレのような地方自治体が管理しているものに限らず、コンビニやデパート、その他の商業施設のものを言います。これこそ世界の歴史上かってないほどの快挙だと思う。いまや、どこでもシャワートイレは当然だね。オフィスでも。
5. 公衆の場のゴミ退治。ゴミ箱がほとんどないのに、日本全国どこに行っても道にゴミが落ちているのは稀有というこの状態。外国人観光客が例外なく驚くことだ。
6. 意外と皆さん気づいてないが、車庫証明の義務付けはかなり社会に影響を及ぼしている。これによって、道路上に怪しい車が駐車する、ということがなくなった。私の住んでいる地方都市は宅配などの車を除けば路上に車を止める人は皆無だ。唯一の例外はお盆とかお正月の帰省時の路上駐車のみ。念の為、今日、日本のいろんな町をグーグルストリートビューで見て回ったが、恒常的な路上駐車は本当に少ない。その勢いで韓国のソウルとかをストリートビューすると、路上駐車の氾濫でびっくりする。これでは消防車とか救急車は大変だ。
7. 介護制度の充実。私はもろ、この世話になっている世代だ。父親は10年以上前に亡くなった。しかし、その最後の頃が介護制度の本格的な開始とかちあったので、本当に世話になった。介護は専門の人が担う。家族は、精神的な支援をして、自分たちの経済活動に引き続き専念する。この制度は世界史的にも注目すべきもので、今後世界に与える影響は多大なものだと思う。よく北欧はもっと進んでいる、という人がいるけど、いいですか?スェーデンでも人口はせいぜい700万人だ。東京都にも及ばない。そんな小さな社会の制度と日本のような1億人を超える大国の制度を比べても意味がないでしょ。おまけにスェーデンはもう移民に侵食されているので、これまでの「立派な」社会保障制度は維持できないと思います。こちらのブログが結構スェーデンの現状を教えてくれますよ。
8. 他にもいろいろあるけど、ちょっと酔っ払っているので、後回しにします。
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市原節子さんが亡くなった。
去年から今年にかけて亡くなった女傑は、樹木希林、兼高かおる、天地総子、そして市原悦子。こんなところか。
昭和が終わる時も、手塚治虫、美空ひばり、松下幸之助など、錚々たる人物が亡くなっている。
時代が代わる。そういうことだ。
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そういえば、あのお方はどうしているのだろうか?某宗教団体の大御所。勿論、長生きしていただきたいとは思いますが、天寿全うまでどうみても後数年では?万が一この方まで亡くなられたら、時代が変わった、という感慨を多くの日本人が抱くのは間違いないし、昭和が終わった時に亡くなった手塚治虫くらい、平成とあわせて長く記憶されることになると思います。この方は確か兼高かおるさんと同じお年だった気がします。