7時過ぎに目を覚まし、床の中でネットを見て回り、8時頃起床してまずは洗濯物を洗濯機に放り込んだ。
その後、ちかくの日本一美味しい立ち食い蕎麦屋へ出向いた。幸い、待ち客の列はなく、すぐ注文できた。
気温も湿度もちょうどいい軽く風も吹いていて気持ちいい。
今日は特に仕事もないので、六本木と神宮前にでも行ってみるか。
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昨日、昼は中野のでんがなでちょい飲みした。
その前の晩は日本橋のでんがなで食べたので、二食続けて同じチェーン店という空前絶後の記録だった。
中野のでんがなは、母親を見舞った後だ。軽くランチをと思ったのだが、934円で飲み放題というメニューがあったのが失敗の元だった。
これは60分飲み放題。但し、勿論料理は別、というシステムで、ビールの1リットルジョッキが1,000円を超えることを考えれば、超お得、という印象だ。
しかしこれが罠だということが後になって気づいた。
ビールは小ジョッキでくる。これを2本頼んだ。
その後白ワイン。これもなかなかいい味だ。これも2本頼んだ。
そして最後にレモンサワーなるものを頼んだ。
これで普通なら軽く2,500円くらいにはなるかな。ということで飲み物だけを取り上げたら安くあがった。
しかし、飲み物だけをガバガバ呑むだけにはいかない。当然料理を頼む。
この皿数が飲みもの数と比例して、思っていたよりも多くなった。
結果的にお勘定は4,061円となった。
その前の日の日本橋のでんがなは、夕食だったが、2,974円で済んでいる。
これは飲み物がビール大一杯だけだったからだ。それが1,131円したが。
しかし、料理の数が抑えられたので、3,000円未満で済んだ。
こうやって考えると、飲み物だけを飲み放題にするというのは、意外と鋭い商法だな、と思う。
ただ、この商法は外国人客が相手だと、崩壊すると思う。
日本人は、飲み放題でも料理もちゃんと頼む。飲み物だけでは持たない、ということもあるが、それだけ呑んで店を出る、ということについて、店に対する一抹の遠慮がある。
しかし、外国人にはそんな遠慮はない。それに彼らは飲み物だけでもどんどん呑めるのだ。
10年以上前になるか、六本木ヒルズの1階にあったビールバーで仕事の客と飲んだことがある。彼は日本人だ。
場所柄、客の過半数は白人だった。それも皆若い。
彼らはビールを一本買って、それでいつまでもわいわい騒いでいる。ビールビンを持っていることが客の証拠なので、いつまでも握りしめている。もう空なのか、まだ残っているのかは分からない。
私達二人は、ある程度ビールを飲んだら、適当なつまみや料理を頼んだ。連れの客はバーの女主人と知り合いらしいので、世間話もした。その時に、女主人が騒いでいる外人客に目をやり、この人達はビール一本でいつまでも粘って、食べ物は全く注文しないので、儲かりゃしない、とこぼしていた。
ということで飲み物飲み放題のメニューは日本語だけにした方がいいよ。
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締切の仕事もないので、3時半頃から散歩に出かけた。
中央通り(つまり銀座通り)を銀座方面に向かう。
爽やかな天気で気持ちいい。
戸田建設が本社ビルの建て直しをしている。
銀座四丁目の交差点が近づくと流石に外国人が多い。7割外国人という感じだ。
交差点に着く直前に和光の時計が4時を打った。
四丁目の交差点を越えて新橋方面に向かうと、もう8割は中国人という感じ。とにかく群れている。その間をかいくぐって新橋方面に進む。
新橋駅周辺に着いてから、今まで行ったことのない一角に入り込み、居酒屋検分をする。まだ4時過ぎなので、開店していない店が多い。しかしちゃんと開いている店もあり、客も一組は入っていた。
有楽町に戻りつつ店を見たが、「鳥メロ」という店の看板を覗いていたら、三人ほどサラリーマンが来て、メニューをちょっと見てから、店に入っていった。その中の一人が「これはワタミの店で、ワタミという名前を隠すためにやっている」と言っていたので、「へー」と思い、入ることにした。
流石にまだ客がそんなにはいなかった。一番奥のカウンター席に案内されたので、よかった。とにかくタバコをすいそうな客から一番離れた場所がいいので、これはgood。
フロア係の店員が皆外国人だった。
一人はベトナム風の男の子。
一人はちょっと良く分からない、でも明らかに東南アジアの女の子。中国人ではない。
もう一人はパキスタンかインドの男の子、といういうかこちらは「兄さん」という風情だ。
ベトナムの子と、女の子は、例によって労働は売るけど、愛想は売らない、というタイプ。特に女の子は黙って近づいてきて、皿を置いて、何も言わず去っていく。
笑顔を浮かべて「お待たせしました」と明るく声をかけると、何かとんでもない損をする、とでも思っているのだろうか?
日本人の店員で、並の愛想を振りまかない人は東京にも、地元の地方都市にもまずいない。少なくとも笑顔でお待たせしました、くらいは言う。
これは商売というよう、性格だろうね。高校の文化祭の金にもならない屋台でも、日本人の子達は愛想を振りまく。多分、それが気分いいのだろう。
アメリカ人は、結構日本並に愛想を振りまくよ。
でもアメリカでも韓国人がやっている「一番」なんて店名を冠した、パクリ日本料理屋に行くと、愛想のないアジア人の女の子が沢山いる。
それと国籍不明風のアジア人の女のこの特徴は、髪の毛(黒い)を束ねて右肩、または左肩にかけるようにすること。これがちょっと不気味だ。あまり日本人の女の子でこの髪の処理をする子はいない。
でも日本人でもアメリカに住んでいる子はこんな髪のスタイルをよくする。それがアメリカ人からみた魅力的な日本人、またはアジア人と思われているのだろうか?
さて鳥メロの食べ物だが、私には会わなかった。
焼き鳥をいくつか頼んだが、全部、同じソースというかタレをザバッとかけて、はいどうぞ、という感じ。部位毎に焼き方を変え、タレも変える、などという技はない。
私が八丁堀でよく行く「鳥久」や、我が地元の D などの技とは較べるまでもない。
学生や外国人はこれで満足するかもしれないが、私は無理。
胸焼けする。
タレというかソースも単調な味のソースみたいなタレで旨みも深みもない。
あと、ポテトサラダとキュウリの辛いのを頼んだが、どちらも並以下だった。
席についてすぐ出てきたキャベツも雑な切り方で、メリハリがなかった。
これを較べると「でんがな」や「串カツ田中」のクオリティーの高さが分かる。
そういえば、銀座通りをずっと新橋に向かって歩き、右側の博報堂も過ぎて、もっと行ったところに、串カツ田中があった。店が開いていたのは別に驚かないが、ほぼ客で満席だったのには驚いた。まだ4時過ぎだよ。
子供を連れた家族連れが二組いた。これがいかにも串カツ田中らしい。
ここは全店禁煙なので、是非応援したいところだ。今から思うと、この店に入って入ればよかった。しかし昨日の昼にでんがなで串カツを食べ、その前の夜もでんがなで串カツを食べていたので、流石にそれはやめたが。
鳥メロだが、ビールは生中で199円。これはなかなかすごいね。
いま領収書を見たら、例のキャベツはお通しということで300円取っている。これにはびっくり。
でんがなはお通しは取らないし、キャベツは無料だ。
ところで串は5本頼んだが、6本出てきた。やれやれ。ベトナム人のお兄ちゃんが注文をちゃんと聞いてなかったのだな。外国人店員だとよくあることだ。その分高くなるので、ある意味欺されているのかもしれない。
と思って、今領収書を見たら、請求は5本だけだった。
ま、いずれにしてもミスだ。
それでと。合計で2,360円でした。これは安いね。学生の集まりなどにはいいかも。
ということでTPO次第ではいい店と言える。