pc_sugiの「目指せ!Junker!」~Part2~

Junk再生に疲れた方に。
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本格的フル分解(その2)。(Panasonic Let’s note CF-J10P)

2021-08-07 00:04:50 | Weblog
レベルアップの教材にいいかも・・・。

熱暴走の疑いのあるJ10P。CPUグリスを塗りなおすために分解です。
手順としては次のとおり。
・ボトムケースのねじをすべて外す。(ゴム足はそのままでOK)
 ねじの長さが異なるので注意。
・HDD格納ふたをはずしておく。
・パームレスト右側部分を外す。
・スピーカーコネクタ、幅広のサブ基板接続フラットケーブル、キーボードケーブル、タッチパッド用ケーブル、CMOSバッテリーを外す。
・キーボードフラットケーブルそばのねじ2本をはずす。
これで取れると思います。キーボードをパームレスト部からはがさなくていいのはラク。

上部ケースを外したところ。(HDD絶縁用のクリアケースは取り外し済み。)

隠れているメモリスロットが出てきましたね。
全体的にほこりがすごかったです。清掃に時間がかかりました。

このあと、
・バッテリー端子部分の左側のねじ1本
・VGAコネクタ横のねじ2本
・液晶ディスプレイコネクタ
・Wi-Fiアンテナ線
・SATAフラットケーブル
をはずし、CPUFANそばの電源ジャック部のケーブルの取り回しに気を付けながらマザーボードを取り外します。

マザー裏側。メモリはつけっぱなしです。

CPU冷却部は、表側から銀色のねじ3本を外し、CPUFANコネクタを引き抜くと取れます。

取り外したところ。CPUグリスはもはやセメントのように硬い。

一方でチップセット冷却用のシリコンは弾力がありました。
この固まったグリスをきれいにするのが大変。CPUコアに傷をつけないように、爪でカリカリと。
コアとコアの間のグリスをとるのが怖かったですね。


きれいになりました。

CPUコアが鏡面です。

CPUFANにたまったほこりを歯ブラシとブロワーで吹き飛ばし(これもひどかった)、シルバーグリスを塗布。
筐体まわりのたまったほこりを清掃し、再組立て。
OSをインストールしてみます。

やっぱり熱暴走だったようです。症状が再現しなくなりました。

この後、ちょっとトラブル。
・スピーカーから音が出ない。
・右USB2ポートの動作が変。
・SDカードリーダーが使えない。

原因は2点。
・サブ基板につながる幅広フラットケーブルの「挿すところ」を間違えた。
 通常であれば、ロック用の黒いパーツの下に挿し込むところ、その上側に挿し込んでいた。

(これは正しくささっています)

・マザーボード側のフラットケーブルが少し抜けかかっていた。

これに気付くのに時間がかかった。直すために再度マザーボードを取り外さなければならないのが大変。

こうやって書けばすぐに解決していそうですが、これに気づくまでにかなり時間がかかりました。
今回、最初の分解開始から、完全に作業が終わるまでに3時間半くらいかかってます。

結果として、正常動作するようになりました。
(SDカードリーダーはRealtekのサイトからドライバをダウンロードしてインストールする。)
初心者のレベルアップ向け教材として最適。2,000円は安いね。

バッテリーヘルスは91%でした。まずまずの結果です。
久々に使ったけど、このサイズ感いいわぁ^^。

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