先の見通しのつかない閉塞感の中にいるという点では当方の立場も同じだから、それなりに気分転換の必要があるのは確かだった。だから、ご近所のdocomoショップで新規なら本体無料、wifi付きでセールをしているのを見て、2年縛りは覚悟で新しい機械を購入した。ただし、なにぶん今は最低の収入しかないから、その範囲で支払うことのできるような契約内容を考えてもらった。
これが自分の生活にとって良いか悪いかはまだわからない。それでも新しいものが何もない閉塞感の中では今以上に気持ちが暗くなるばかりだったに違いないと思う。ただ、予想外だったのが、新しい機械を買ったその日に大震災に大津波に原子力発電所の事故というとてつもないアクシデントが起こり、家のパソコンが地震で落ちたのもまずかったのかちょっと故障しかけていて、修理に出すには今は費用がないから、壊れるまで使うしかない状況なのは参っている。まあ、完全にだめになったらとりあえずplalaを解約して、次をどうするか考えるしかないが、今はデータ通信もあるから最低限の必要には困らない筈だ。
というわけで、ギャラクシータブだが、実際に使い始めてみてわかったことは、スマートフォンというのは単体で使うというより、メインのパソコンに同期して動くものなのだということだった。すぐに結果に出てきたのがtwitterのアカウントだった。タブでは二つのアカウントの切り替えができず、結局パソコン頼みになっている。これは普通のケータイにはなかったことで、ちょっと驚いた。
まだお遊びに使いながら、どこをいじるとどうなるのか覚えていくところだ。twitterはいまいちだが、facebookではかなり使える。yahooブログやSNSは読んでコメントを書くくらいで、本文のテキスト作成は出来ない。twitterもフォロワーの人数が2~300人くらいならちゃんと使えるのだろう。1000人を超えて常駐アプリを置いておくと、電池の消費が激しくなりすぎるようだ。
ネットで最新のニュースを見るには文字の大きさもちょうどよく設定できるし、なんといっても解像度の良さは素晴らしい。長いドラマでもダウンロードできるのも驚きだ。ただ、問題はmsのパソコンとあまり仲良くしてくれないのが、何かとネックになっている。私のパソコンは初代を買ったそのはじめからmsとgoogleのクッキー同士の戦場だったのだから、こりているのだがどうにもしようがない。(msもgoogleもパソコンなしの生活になれば何の関係もなくなるわけだ。いざとなればこちらはそれでもかまわないのだが)
貧しさとは相反するような料金支払いでも、今は一種自分にとってのネタになる以上、新しい機械くらいは無理しても使いたいと思っている。ただし、無ければ無いでも構わないという心の自由さも常に持ち合わせていたいとも思っている。その二つの思いの中間で生きているというわけだ。