おっはようございま~す、マリーで~す。
うちのおばはんは体質的にどうも普通より体温が低い、低体温症なのよね。だから5月になって、やっと暖かい季節になってきて体の調子もよくなってきたって人一倍喜んでるところなの。汗はかいても暑い季節の方が元気みたいなの。もっとも最近はあんまり気温が上がり過ぎて熱中症とか、別の問題もあるからそちらも気をつけなくちゃいけないけどね。
それはとにかく、このあいだ久しぶりに下総中山に出かけたあと、あの人、なんだかんだって昔のことをいろいろ思い出してみてたのよねえ。親元にいたころは考えもしなかったようなことにばっかり出くわしてさあ、あれでよくあの人、無事に今日まで来られたって感心しちゃうわよ。中身がお子ちゃまだったから何も考えずに通り抜けちゃったんだわ、きっと。
それでもさすがにお父さんが亡くなっちゃってからは、疾風怒涛の日々よ。相談する人もいないからどうしていいかわからずに、まったく詳しい事情を知らない福祉事務所員に話を持って行って、おかげで逆にもっと不利な条件で返済金を支払うことになっちゃったし、何んとも滅茶苦茶な状況でさすがにこれはだめだってわかって、それこそ区の相談じゃだめだから、数年前にも法務省の相談室に行ってみたあたりから、さすがのあの人も何となく自分の状況がわかってきたのね。
家族も事情を知らないから親類どころか妹や弟にもバカにされちゃうし、まったく情けない状況だったんだけど、そうこうしているうちに、ローマの教皇様がベネディクト16世から今のフランシスコ教皇様に交代して、このお方がツイッターを使っておいでだったおかげで、日本語の滅茶苦茶な文章で直訴してみたら、なぜか話が届いたの。多分今は亡きピタウ神父様のおかげだと思うわ。皆さまもうお亡くなりになった方ばかりだけど、薄田神父様が主任司祭だったとき、ピタウ神父様も登場する事件があってちょっとばかりかかわっていたんだもの。その頃も助けていただいたのよ。
うちのおばはんはちっぽけな存在なのに、なぜか、へんてこりんなことにばかり巻き込まれてばかりいたから証拠や証人も残っていたし、必要な時にはそれを出して見せることが出来たのよね。それっていいとか悪いとかじゃなくて、全体が人間の思いを越えた神様の思し召し、ご計画の一環だったような気がするんだわ。
だけど、それでもうちのおばはんの妹のみいちゃんの悲しい死は防げなかったのよ。なぜなのかって、あの人、ずっと考えてたのよね。考えたってわかるわけもないのに考えていたのよ。
つづく
うちのおばはんは体質的にどうも普通より体温が低い、低体温症なのよね。だから5月になって、やっと暖かい季節になってきて体の調子もよくなってきたって人一倍喜んでるところなの。汗はかいても暑い季節の方が元気みたいなの。もっとも最近はあんまり気温が上がり過ぎて熱中症とか、別の問題もあるからそちらも気をつけなくちゃいけないけどね。
それはとにかく、このあいだ久しぶりに下総中山に出かけたあと、あの人、なんだかんだって昔のことをいろいろ思い出してみてたのよねえ。親元にいたころは考えもしなかったようなことにばっかり出くわしてさあ、あれでよくあの人、無事に今日まで来られたって感心しちゃうわよ。中身がお子ちゃまだったから何も考えずに通り抜けちゃったんだわ、きっと。
それでもさすがにお父さんが亡くなっちゃってからは、疾風怒涛の日々よ。相談する人もいないからどうしていいかわからずに、まったく詳しい事情を知らない福祉事務所員に話を持って行って、おかげで逆にもっと不利な条件で返済金を支払うことになっちゃったし、何んとも滅茶苦茶な状況でさすがにこれはだめだってわかって、それこそ区の相談じゃだめだから、数年前にも法務省の相談室に行ってみたあたりから、さすがのあの人も何となく自分の状況がわかってきたのね。
家族も事情を知らないから親類どころか妹や弟にもバカにされちゃうし、まったく情けない状況だったんだけど、そうこうしているうちに、ローマの教皇様がベネディクト16世から今のフランシスコ教皇様に交代して、このお方がツイッターを使っておいでだったおかげで、日本語の滅茶苦茶な文章で直訴してみたら、なぜか話が届いたの。多分今は亡きピタウ神父様のおかげだと思うわ。皆さまもうお亡くなりになった方ばかりだけど、薄田神父様が主任司祭だったとき、ピタウ神父様も登場する事件があってちょっとばかりかかわっていたんだもの。その頃も助けていただいたのよ。
うちのおばはんはちっぽけな存在なのに、なぜか、へんてこりんなことにばかり巻き込まれてばかりいたから証拠や証人も残っていたし、必要な時にはそれを出して見せることが出来たのよね。それっていいとか悪いとかじゃなくて、全体が人間の思いを越えた神様の思し召し、ご計画の一環だったような気がするんだわ。
だけど、それでもうちのおばはんの妹のみいちゃんの悲しい死は防げなかったのよ。なぜなのかって、あの人、ずっと考えてたのよね。考えたってわかるわけもないのに考えていたのよ。
つづく