「人生はチョコレートの箱のようなもの。開けてみるまでわからない」
・・・チョコレートの箱って言うてんのやから、チョコレートやろ。
と、当時高校生だった私はこの言葉に感動どころか「なんだそれ?」という違和感を強く感じた覚えがあります。実際今の年齢になっても、よくわかりません。いろんな種類のチョコレートと言うこと?そんなに多岐にわたる味わいが、その当時のアメリカにはあったのか?
この言葉のヒントが映画の中にあったのかどうかさえ、実はよく覚えていません。
フォレスト・ガンプ。アメリカの激動の時代に寄り添って生きた男性のお話です。
アメリカではもちろん、公開当時は日本でも煽るような広告合戦で、テレビでも雑誌でも誰もが大絶賛していました。そして劇場に足を運んだ私の感想は・・・「面白いか?」
トム・ハンクスの演技は素晴らしかったけど、映画の内容には正直拍手は送れません。恋人ジェニーのどうしようもない、手のつけられないやりたい放題のわがままぶりには呆れます。
当時英語を習っていた英会話講師のアメリカ人は、大絶賛!それに対し「あんまり面白くなかった」と素直な感想を語った私を前に、彼の顔色は風船がしぼむようにどんどん曇っていったのを覚えています。「たしかに…アメリカ人には特別な映画なのかも」と一言つぶやきました。
もちろん日本人にもこの映画が大好きという方はいらっしゃるでしょうが、私は彼のいうとおり「アメリカ人にとって特別な映画」だと思うのです。アメリカの栄光を満載し、同一人物がそれぞれの時代のそれぞれの出来事にかかわっている映画。貧困から成功を勝ち取るのとは異なりますが、これって立派なアメリカンドリームだと思うのですよ。ベトナム戦争での勲章、オリンピックの卓球選手、大陸を何往復もする「ヒーロー」とあがめられた男・・・この中に日本人が共に喜びを感じ、テンション上がるようなエピソードは皆無です。アメリカの近代史に詳しいからといって楽しめる類の話でもない。年齢のせいかとも思ったけど、30手前にして見てみてもやっぱりそれほど面白いとは思えない。
映画の出来って、動員数や興行成績では測れないものだわ。
お薦め度:★☆ (期待度とがっかりのギャップによる低得点。アメリカ研究をしている学生は一度見ておけ)
・・・チョコレートの箱って言うてんのやから、チョコレートやろ。
と、当時高校生だった私はこの言葉に感動どころか「なんだそれ?」という違和感を強く感じた覚えがあります。実際今の年齢になっても、よくわかりません。いろんな種類のチョコレートと言うこと?そんなに多岐にわたる味わいが、その当時のアメリカにはあったのか?
この言葉のヒントが映画の中にあったのかどうかさえ、実はよく覚えていません。
フォレスト・ガンプ。アメリカの激動の時代に寄り添って生きた男性のお話です。
アメリカではもちろん、公開当時は日本でも煽るような広告合戦で、テレビでも雑誌でも誰もが大絶賛していました。そして劇場に足を運んだ私の感想は・・・「面白いか?」
トム・ハンクスの演技は素晴らしかったけど、映画の内容には正直拍手は送れません。恋人ジェニーのどうしようもない、手のつけられないやりたい放題のわがままぶりには呆れます。
当時英語を習っていた英会話講師のアメリカ人は、大絶賛!それに対し「あんまり面白くなかった」と素直な感想を語った私を前に、彼の顔色は風船がしぼむようにどんどん曇っていったのを覚えています。「たしかに…アメリカ人には特別な映画なのかも」と一言つぶやきました。
もちろん日本人にもこの映画が大好きという方はいらっしゃるでしょうが、私は彼のいうとおり「アメリカ人にとって特別な映画」だと思うのです。アメリカの栄光を満載し、同一人物がそれぞれの時代のそれぞれの出来事にかかわっている映画。貧困から成功を勝ち取るのとは異なりますが、これって立派なアメリカンドリームだと思うのですよ。ベトナム戦争での勲章、オリンピックの卓球選手、大陸を何往復もする「ヒーロー」とあがめられた男・・・この中に日本人が共に喜びを感じ、テンション上がるようなエピソードは皆無です。アメリカの近代史に詳しいからといって楽しめる類の話でもない。年齢のせいかとも思ったけど、30手前にして見てみてもやっぱりそれほど面白いとは思えない。
映画の出来って、動員数や興行成績では測れないものだわ。
お薦め度:★☆ (期待度とがっかりのギャップによる低得点。アメリカ研究をしている学生は一度見ておけ)