映画食い倒れ。

~映画は人生のデザートです~

個人的覚え書きのため、たまにネタばれありです。

「300」

2007年09月19日 | 映画~さ~
6月中旬に映画館で見ました。

『300』を見てきた。ものすっごく、「男くさい」映画でした。「男」じゃなくて「漢」です。それなりに面白いんだけど、ペルシア王の演出(衣装・メイク等)はギャグかと思った。「ペルシアを馬鹿にしてる?」と勘ぐってしまうほど。

>>wikipediaで調べてみたところ、「この映画に対し、イラン政府がイラン人の先祖であるペルシア人を激しく冒涜しているとして非難している。」との記述(2007年9月18日現在)。そらそうやろ。

もう、どうしても巨大ハゲのペルシア王(SM風味)しか思い出せません。障害者排除という気質も、アノ映画の中では何を正義とするのかわからなくなってきます。スパルタの時代のことを詳しく知らないし、あの頃はそういう風潮だったのならそう描くしかありませんが。ああいう映画は、内容を突っ込んではあかんね。何も考えず、映像だけを追うのが正解なんやろな。

アクションだけどアニメチックな映像なので、私的にはDVDでもよいかと思います。あ、でもテレビ画面で観ると、「まんまCGアニメ」になってしまう可能性もあり。見るなら大画面なのでしょうか…。



お薦め度:★★

「フラガール」

2007年09月19日 | 映画~は~
ちょっと前に見た映画の感想をアップしておきます。

2007年7月3日。DVDで『フラガール』を鑑賞。

日本の炭鉱町での物語りなんだけど、かつては日本中に似たような光景が広がっていたんだろうなぁ、と興味深い内容。

松雪泰子はすばらしい。男風呂に飛び込んでいくシーンとか、「さすが!」と思った。本当にああいう性格なんか!?と思わせるほど。それにしても老けたわ。細すぎるんかな。

そして蒼井優ちゃん、美しい。特別美人ではないような気もするけど、あの存在感と雰囲気には圧倒される。ハワイアンセンターでの初舞台のシーン、素晴らしすぎたね。以前情熱大陸で蒼井優ちゃんが出てて、あのシーンの撮影模様が紹介されてた野を見ました。「満干の思いを込めた初舞台なのに、表情で表せなかった」といって、一発OKになったのに取り直しをお願いしたらしい。アノ人、女優です。

スコットランド映画『フルモンティー』を思い出させます。いい映画でした。



お薦め度:★★★★

「シュレック3」

2007年09月19日 | 映画~さ~
6月30日。旦那の帰国前日の土曜日、『シュレック3』を見てきました。「アニメ=子供用」のイメージからか、字幕版が1日3回しかなくて、夜10時の回へ。

前半はテンポが悪いし狙いすぎ感があったけど、「アーサー王子」登場から面白くなってきます。声を担当しているジャスティン・ティンバーレイクがはまってる!!!あの、青臭い声が、高校生のアーティーにぴったり。ジャスティンて、かなりお笑い好きのようだから、こういう映画好きなんだろうなぁ。

…それでも『シュレック2』のほうが、3倍は面白いです。


お薦め度:★★☆

「グラディエーター」

2007年09月18日 | 映画~か~
たった今、『グラディエーター』観終わりました。
見始めた瞬間から、「映画館で見たい…」と永遠に叶わぬ夢を抱いてしまいました。あれは映画館で見る映画だわ。それでも2時間半、家の小さいテレビで見ていましたが、ぐんぐん引き込まれてしまいました。たまに自宅の居間であるという現実に引き戻されたりもしましたが(涙)、それでも楽しめる映画らしい映画です。

ああいう歴史スペクタクル(と言うのでしょうか?)を描かせたら、さすがにアメリカ映画はすごいね。作りこみすぎだろ、と思うシーンでは冷めそうになったりもしたけど、映画館で見てたらどっぷりはまっちゃうんだろうな。


ホアキンとラッセルの戦いは切な過ぎた。「切ない」という言葉では表現しきれない切なさでした。ホアキンの真っ白な衣装が、彼の独裁と同時に孤独を際立たせていたような気がします。陛下の姉役のコニー…なんとかさん(ごめんなさい)もぴったりでした。配役でのミスマッチに気をとられる映画ってたまにありますが、これはそういうのがなかったな。ホアキンに「ラッセルを殺せ」とささやく元老院の人はちょっと胡散臭かったけど。

ホアキン!!!本気で嫌いになりそうなほど憎たらしかった。見事なキャスティング。彼の演技も素晴らしかった。映画全体を彼の存在が締めていて、絶妙だったわ。

『ブラッド・ダイヤモンド』に出てたジャイモン・フンスーの存在感もよかった。この作品でも重要な役どころだったのですな。


ちなみに2年前、旦那にっきーの実家では、『グラディエーター』のサントラがヘビーローテでした。義父さんのお気に入り。

こういう映画らしい映画は、見るのに集中力と体力が必要になるから毎回では辛いけど、1年に1本は出会いたいです。


お薦め度:★★★★ (大画面で観て!)

「ギフト」

2007年09月17日 | 映画~か~
何ヶ月ぶりの更新でしょう!? 完全に放置、そしてフェイドアウトしていくつもりだったのですが、なんとなく更新します。


ということで、ケイト・ブランシェット主演の『ギフト』です。キアヌ・リーブスにヒラリー・スワンク、ケイティー・ホームズと、キャストが意外に豪華です。

ケイト演じるアニーは、超能力(=ギフト)の持ち主。アメリカの田舎町で「ギフト」を生かし、人々の相談に乗りながら生活をしています。息子の学校の先生の婚約者(ケイティー・ホームズ)が何者かに惨殺され、容疑者にいつも相談に来る主婦(ヒラリー・スワンク)の暴力亭主(キアヌ・リーブス)の名前が挙がる。しかし真犯人は別に・・・?


観ていて飽きないのだけど、テレビの2時間ドラマのような満足度。暇つぶしにはいいかもね、といった程度です。展開も結構ありがちで、真犯人すぐにわかっちゃいます。

この映画は内容よりも、疑問や突込みどころが満載。(ネタばれあり)

写真のケイトの顔に流れている血。明らかに右目に入っているはずなのに、次のシーンに移ると右目から3センチほど離れたところを血液が流れています。私はここしか気づかなかったのだけど、他のサイトを見てみると画面のつながりがかなりテキトーな映画らしいことがよくわかります。

キアヌの暴力亭主は新鮮でいて恐ろしい。キアヌの無精ひげ見たことある方ならわかると思いますが、頬でとぐろを巻きます。そのムラ具合が全く洗練されていなくて、本当に暴力振るいそうな人物の雰囲気をいっそう高めてます。

またキアヌは、アンを魔女呼ばわりして「むむ、田舎町で魔女狩りが始まるのか?」と思いきや、結局何もなく、キアヌも途中から話自体に登場しなくなります。いろんな伏線が用意されている(様な気がする)のだけど、結局展開されることはなく闇に葬られます。

ケイティー・ホームズ、こんなにたれ目だったのか! 彼女の映画は『エイプリルの七面鳥』しか見たことがないのだけど、全く別人のようです。演技力?



お薦め度:★★☆