第６部～終了

もうすっかり夜の気配。出演者も少し年齢が上がってきているので落ち着いた雰囲気。
この部では基礎力のある生徒さんたちのソロ、おとなの生徒さんの個性的な自作曲や日本未出版の曲の紹介を兼ねた演奏もあり、声楽アンサンブルも５名というバラエティに富んだプログラムとなった。

個人的にはＷ・ボルコムのBigMountainという曲がなんとも神秘的で興味深かった。楽譜がどんななのかＨ先生、見せて下さい。また、Ａさんとおっしゃる男性の方のリストのバラードがなかなか良かった。体格も骨格も良いのでまず音が良いし、自分なりの音楽を見事に表現して引っ張っていく力を感じた。

そして、実は私も声楽アンサンブルで出演した（＾＾；
今回、瀬戸先生からたくさんの曲を課題として紹介して頂き、実際に弾いてみている時に金子みすずの作詞で「こだまでしょうか」という曲がすごく心に残った。それで、もう一曲も日本の歌曲で、と思って選んだのが「夕方のおかあさん」偶然に２曲とも中田喜直先生の作曲だった。

自分の子ども時代（昭和）を思い出させてくれるような懐かしい香りがして、どこか温かくてちょっぴり寂しい、そんな感じの音色を出せたらと言うことと、合わせるという事から一歩進んで、歌と一緒に音楽を作れるようにと思ってみた。
アドバイザーからのコメントはとても参考になった。特に星野先生の「言葉で音をしゃべるように、音で言葉をしゃべるように？」というコメントにハッとした。

ついつい長年の習性で音符ばかりを追ってしまうのだが、歌とのアンサンブルではもっともっと言葉を意識して行くと良いのだなーと。
それでも、３人の先生からの評価はみんな「ＢＲＡＶＯ」でした。気を使って下さったのもあるでしょうが、根が素直なので（＾＾；大変嬉しく思いました

自分が評価されてみると、される人の気持ちがよくわかる。
コンクールでは無いので、厳しめでも的確なコメントとちょっと優しい気持ちの評価（点数）が嬉しい。アドバイザーで出かけるときにはこれを肝に銘じて行こう！