はぎおの「ツボ」note

興味がかなり偏ったはぎおが「ツボ」にはまったことを、のんびりと、時に激しく?!思いつくまま綴ってます…

「天皇の料理番」('81 堺正章版)

2015-11-23 10:23:10 | 気になる:テレビ番組

今年、ヒットしたドラマの中に

佐藤健主演「天皇の料理番」

がありましたね。

 

といっても、はぎおはほぼ未見です

はぎおにとっての同名タイトルはどうしても

堺正章主演

の作品の印象が強い。

先日、CSで放送されていたので、本当に久しぶりに見ました。

ほんの少し垣間見た、佐藤君のものと比べて、'81の作品ということもあり、セットも昔ながらの簡単なもので、重厚感もそこまでない。
それでも、たくましさと力強さは、全く負けてないように感じました

主演がマチャアキさんということもあって、どこかコメディタッチで、共演者にもさんまさんがいるので、クスッとする場面が随所にあります。

それに、田舎の手の付けられないやんちゃな少年・・・となると佐藤君よりマチャアキさんのぴったりで。

 

そして、前にも書きましたが、当時新進気鋭のお笑いだった(と思う)さんまさんと、四季退団後、ほぼ初めてのテレビ出演と思われる、愛する鹿賀丈史さんが、友人役で出演。それで印象に残っているのかもしれません。

(さんまさんは意外にまじめな役どころ。当時ギラギラしていた鹿賀さんは、何年か前の「チューボーですよ」で巨匠と共演したとき、パリのホテルで女性を囲んでいた巨匠の姿を見て「やっぱりスターだなぁ」と笑い話のように語ってました

 

猪突猛進の性格ゆえ、周りを振り返ることなく出世していく篤造と、次第に料理人に見切りをつけ、波瀾万丈の人生を送る友人たち。この対比がとても興味深く、そして涙がこぼれる。年を重ねて見直すと、なおさら

「人生に正解はない」「人によって幸せの価値は違う」

とつくづく感じます。

 

そして、今見ると他の出演者も、

壇ふみ、近藤正臣、財津一郎、山口いづみ、平幹二朗、柳生博、田中裕子、志賀勝、穂積隆信、野村昭子、目黒祐樹、セーラ、山田パンダ ・・・(敬称略)

結構バラエティに富んでいて、豪華なんですよね。

 

出演時間は短いけれど、若くして病死する兄の近藤さんと、パリで篤造が世話になる大使館員の平さん。
すごくインパクトを残します

知的で優しくて病弱・・・今年のドラマで激ヤセした鈴木亮平さんも良かったですが、やっぱりこのイメージには近藤さんかなぁ~

 

戦争とか震災とかで、誰もが何度もどん底に落ちた時代。
そこから這い上がってくる「活力」は、今見ても感動的です。

 

佐藤君の番組は、「まったくリメイクではない」というのが前提だったと聞いています。
確かに「違う番組」として、ぜひ多くの方に見ていただきたいですね。


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